カブトムシの幼虫を初めて飼育すると分からないことが多いのですが、その1つが「幼虫が動いていない」と言うことです。
幼虫を何度も見たり飼育していれば幼虫が生きているのかを直ぐ判断できるでしょう。
しかし、1度も飼育をしていない人であれば、カブトムシの幼虫は動いていないと思われてもおかしくありません。
とは、言ってもカブトムシの幼虫も生きているので、全く動かないのであればこの記事を参考に判断して頂ければと思います。
カブトムシの幼虫は生きてれば動く
カブトムシの幼虫も生物ですので、きちんと生きていれば動くことは大前提です。
ですので、一見幼虫をパッと見ただけでは、動いているのか動いていないのかは相当慣れていないと判断できないでしょう。
と、言ってもきちんと確認すれば、死亡していない限り多少動いているので確認が可能。
カブトムシの幼虫が動かない原因&理由
カブトムシの幼虫は生きているので、必ずどこかしら動いているのですが、中には動かないタイミングや時期なども存在。
ですので、ここではカブトムシの幼虫が動かない原因&理由を4つほど紹介します。
原因&理由1,冬眠状態
カブトムシの幼虫が動かない原因&理由1つ目は「冬眠状態」です。
カブトムシの幼虫はイメージにはないと思いますが、クマなどと同様時期によっては”冬眠”すると言われています。
時期的には「11月~3月」と言われており、この期間は激しく動くことはありません。
もちろん、多少動いているとは思いますが、いっぱいマット(土)を食べるわけでもなく動き回るわけではないので、心配無用です。
原因&理由2,変体前の準備
カブトムシの幼虫が動かない原因&理由2つ目は「変体前の準備」です。
カブトムシの成長過程は「卵→幼虫(1令~3令)→サナギ→成虫」の順番で、上記で紹介した冬眠後から徐々にサナギになる準備をします。
サナギになる直前までは栄養を蓄えるので動いていますが、そこからはサナギの準備に入るので、ほとんど動きません。
この時点で色なども変化するので、死亡していないか心配だとは思いますが、その状況であればサナギになるので安心して大丈夫です。
原因&理由3,貧弱状態
カブトムシの幼虫が動かない原因&理由3つ目は「貧弱状態」です。
幼虫にとっては成虫になってから捕食するゼリーと同様なのが、マットなのでこれに栄養がなければドンドンと弱ります。
もちろん、栄養もありますが温度や環境なども影響するためマットだけではありません。
弱っている状況の場合は、まだ環境さえ整えることができれば復活するかもしれないので、即座に気づいてあげましょう。
原因&理由4,死亡している
カブトムシの幼虫が動かない原因&理由4つ目は「死亡している」です。
幼虫が動いていなくて1番最悪な状況になるのが死んでしまっている場合で、全く動く雰囲気すらなく直ぐに判断できます。
死亡した判断状況は、下記の”#見出し3“で紹介しますので、心配な方はご参考下さい。
カブトムシの幼虫が死亡した判断ポイント
カブトムシの幼虫が生きていてもあまり動かないタイミングなどもありますが、下手すれば死亡して動かない可能性もあります。
ですので、ここではカブトムシの幼虫が死亡していると判断するポイントを紹介します。
ポイント1,黒くなっている
カブトムシの幼虫が死亡した判断ポイント1つ目は「黒くなっている」です。
幼虫が死んでしまうと真っ黒になってしまい、死亡してから日が立っていると腐敗臭もしてしまう場合があります。
しかし、幼虫はマットを食べて成長するため体の中にマットが入ると黒くなりがちですが、お尻部分の一部であり体全体が真っ黒になることはありません。
ですので、この色に関しては明確に判断することができるポイントの1つです。
ポイント2,脈を一切打ってない
カブトムシの幼虫が死亡した判断ポイント2つ目は「脈を一切打ってない」です。
小さい幼虫(1令~2令)の段階であれば確認することができないかもしれませんが、大きい状態になっていると脈が確認できます。
ですので、その部分を確認することができれば生きているのかを判断することが可能です。
ポイント3,う○こが増えない
カブトムシの幼虫が死亡した判断ポイント3つ目は「う○こが増えていない」です。
カブトムシの幼虫はマットを食べて成長していくのですが、その段階で人間と同様に排泄物を出しています。
ですので、幼虫が元気なのであればう○こが多く目に見えるのですが、死亡している場合は全然増えることがありません。
これは死亡する前に幼虫が弱っているのか?と言う判断材料にもなるので、注目してみてあげれば奇跡的に助かる可能性もあります。
ポイント4,3~5日間全く動かない
カブトムシの幼虫が死亡した判断ポイント4つ目は「3~5日間全く動かない」です。
カブトムシの幼虫はサナギになるまでは毎日少なからず動いているため、3~5日間ずーっと同じ場所で止まることはありません。
ですので、冬眠状況でもなくサナギの時期でもないのであれば死亡している可能性が高い。
まとめ:カブトムシが動かないことについて
本記事では「カブトムシの幼虫が動かないのはなぜ?|理由&原因や死んだ判断を解説」についてお話してきました。
カブトムシの幼虫は一見動いているのか動いていないのかが見分け付きにくいのですが、生きているのであれば動きます。
そのため、少しでも「あれ、動いてなくない?」と思ったのであれば、よく観察して確認してみてください。
ただただ元気がなくて動いていないのであれば対応によっては回復しますが、それを見逃すと死亡してしまう可能性があります。
ですので、定期的に観察して動きがないのであれば、この記事を参考に判断して下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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