カブトムシ

カブトムシの幼虫が土の上に出現?【出てくる理由や改善方法を解説】

カブトムシなど昆虫の幼虫を飼育していると、色々な疑問があるのですが、その1つとして「幼虫が土の上に謎の出現」です。

これは飼育するのが初めての方からすると↓

  • え、大丈夫?
  • 何か問題でもあるのかな?
  • 死んでしまう可能性が?

などと不安になってしまうでしょう。

ですので、この記事ではそのような疑問を解決できるよう、出てくる理由や改善する方法などを解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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カブトムシの幼虫は土の上に出現するの?

カブトムシの幼虫が土の上に出現するのか?については=”はい”です。

自然界では土の上に出現してしまうと、他の天敵などに襲われてしまうため100%と言って良いほど出てきません。

しかし、人間が作った環境ではどうしても土の上に出現してしまう可能性があります。

下記では、さらに深く「なぜ、カブトムシの幼虫が土の上に出現してしまうのか」について紹介していきます。

土の上に出現してしまう理由5選

上記でも言ったように、カブトムシの幼虫が色々な理由で土の上に出現してしまいます。

ですので、ここでは幼虫が土の上に出現してしまう理由を5つほど紹介していきます。

理由1,マットの再発酵

カブトムシの土の上に出現してしまう理由1つ目は「マットの再発酵」です。

カブトムシのマットは数えきれないほどの種類が存在しておりまして、1つ1つ違うのですが、ほとんどのマットが発酵というものをされています。

しかし、中にはあまり発酵がされていないものなどを購入して使用した場合、再発酵してしまい熱を持ってしまいます。

これが下手すれば60℃ぐらいにまで上がる可能性があり、こうなると表に出てこずに死んでしまう可能性すらあります。

ですので、土の上に幼虫が出てきている場合は1番初めにマットの再発酵を疑いましょう。

理由2,マットが個体に合っていない

カブトムシの土の上に出現してしまう理由2つ目は「マットが個体に合っていない」です。

カブトムシは繊細な生き物で「水分量・土の量・酸素の量・発酵度」などが個体に合わない場合は土の中で暴れたり、それこそ土の上に出てきてしまう場合があります。

ですので、他の理由で何度も対策をしているのにも関わらず、上に出てきてしまう場合は他のマットを使用するのも良いでしょう。

理由3,幼虫の種類によって上がる奴もいる

カブトムシの土の上に出現してしまう理由3つ目は「幼虫の種類によって上がる奴もいる」です。

国産のカブトムシであれば基本的には土の中で潜っているのですが、種類によっては頻繁に土の上に出てくるものもいます。

しかし、これが自然界でもそうなのか?と言われれば、明確に答えることはできません。

なので、種類によっては土の上に上がってきても「またか…」で済みますが、常に潜っている種類が出てきていれば”危険”です。

理由4,酸素不足

カブトムシの土の上に出現してしまう理由4つ目は「酸素不足」です。

カブトムシの幼虫も酸素が必要ですので、密閉タイプのケース(入れ物)では死んでしまい、飼育することはできません。

これは人間側が酸素が入っているであろうと思っても、飼育ケース内が酸欠になってしまい酸素を求めて上に出てきます。

ですので、もし頻繁に上に出てくる場合はマットの再発酵or酸欠不足など疑いましょう。

理由5,害虫の影響

カブトムシの土の上に出現してしまう理由5つ目は「害虫の影響」です。

カブトムシの土(マット)はスーパーやペットショップなどで販売されているものは害虫駆除をある程度されております。

ですので、そのようなところで購入するのであればOKですが、専門店や個人が発売されているものは、栄養の観点から害虫が常に含まれているものも存在します。

これがカブトムシの幼虫に影響を与えると、その存在を嫌って土の上に逃げよう逃げようとしてしまい、表に出てきてしまいがちです。

もし、害虫が理由なのであれば対策する方法はありますので、別途記事でご紹介します。

<マットに存在する害虫4選>

  1. ダニ
  2. コバエ
  3. 線虫
  4. ミミズ
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カブトムシの幼虫を土の上に出現させない改善方法

カブトムシの幼虫が土の上に出現するのは飼育のプロでも、全然起こり得ます。

と、言うか下手すればプロでさえ全滅させてしまう可能性などもありますので、参考程度として改善方法を3つほど紹介します。

改善方法1,マットのガス抜き

カブトムシの幼虫を土の上に出現させない改善方法1つ目は「マットのガス抜き」です。

上記の”#見出し1の理由1“で紹介したように、マットの種類によっては再発酵というバクテリアの活動が活発になり熱を持ってしまう場合があります。

これが1番幼虫などに害を与える理由なので、ここさえ取り敢えず対策することができれば幼虫を死なせずに成長させることができるでしょう。

それを対策するために必要なのが“マットのガス抜き”になるため、説明書きにガス抜き不要と書いていない限りは必ずガス抜きするようにしてください。

改善方法2,冷凍処理

カブトムシの幼虫を土の上に出現させない改善方法2つ目は「冷凍処理」です。

市販で売られているカブトムシのマットに関しては、ほとんどと言っても良いほど害虫が含まれており幼虫を入れて1週間すれば何かしら湧いてしまいます。

それを防ぐためには色々と対策方法があるのですが、1番安全で確実なのは“冷凍処理”

これに関しては一人暮らしor専用冷凍庫がある方でなければできない方法ですが、害虫が嫌な方は必ず行うようにしましょう。

改善方法3,人気なマットを選択

カブトムシの幼虫を土の上に出現させない改善方法3つ目は「人気なマットを選択」です。

カブトムシのマットは無数に存在しておりまして、名前をあげればめちゃくちゃ多いのですが、その中でも人気なものがあります。

それに関しては人気なだけあって、害虫が完全に駆除されていたり、発酵が進んでいて再発酵しにくいなどがあります。

この場合はぶっちゃけ値段が高いので、予算がある方はこちらの方が良いでしょう。

しかし、予算がない方は少しでも安くしたい場合は面倒な手間はありますが、コスパが良いものを使うべきです。

まとめ:カブトムシの幼虫が土の上に出現について

本記事では「カブトムシの幼虫が土の上に出現?【出てくる理由や改善方法を解説】」についてお話してきました。

カブトムシの幼虫は何かしらマットに問題が起これば、暴れたり土の上に出現します。

そうなればまずは原因を突き止めて、すぐに対策をすれば幼虫の死を防ぐことができますので、この記事を参考にしてください。

今回紹介した内容の他にも対策方法はありますが、大抵この記事の内容を参考にしていただければサイズはどうであれ幼虫➡︎成虫にすることはできます。

ぜひ、楽しく綺麗に安全にカブトムシを育てていただければ幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫の情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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