コガネムシ

日本に生息するコガネムシの種類を簡単に紹介|全ての種を網羅することは困難

日本の自然は豊かな生態系を有し、さまざまな昆虫が生息しています。

特にコガネムシ科は、その多様性において顕著な一群です。本記事では、日本に生息するコガネムシの種類について簡単に紹介します。

コガネムシ科には、見た目も生態も多様な種が含まれており、その全てを網羅することは非常に困難です。

しかし、ここではいくつかの代表的な種とその特徴を取り上げ、わかりやすく紹介します。




日本に生息するコガネムシの種類

日本に生息するコガネムシ科のコガネムシの種類は多岐にわたりますが、以下に代表的ないくつかの種を紹介します。これらはコガネムシ科の中でも特に身近な種類です。

種類1,コイチャコガネ

コイチャコガネは、小型で茶色のコガネムシ科に属する昆虫です。体長は約8.5-10.5mmで、体色は濃褐色、体表には黄褐色の鱗状の毛が密生しています。日本各地に分布し、中国、朝鮮半島、台湾にも見られます。

成虫は越冬し、春先から夏にかけて活動します。このコガネムシは広葉樹の葉を食害し、高密度に生息すると被害が顕著になることがあります。特にゴルフ場の芝生では、幼虫の食害が問題となることがあります。

種類2,マメコガネ

マメコガネは、コウチュウ目コガネムシ科に分類される小型の甲虫です。日本全土に分布し、北アメリカでは「Japanese beetle」として知られています。

成虫は体長約8-15mmで、卵型の体形をしており、強い金属光沢が特徴です。頭部、前胸、小楯板と前翅接合部は緑色、前翅は褐色、腹側は黒緑色をしています。

成虫は夏から秋にかけて発生し、マメ科植物、ブドウ類、ヤナギ類など多様な植物の花や葉を食べ、農作物に被害を与える害虫として扱われる。

幼虫は地中で植物の根を食べ、成虫と同様に害虫とされ生活史は通常1年ですが、寒冷地では2年かかることもあります。

種類3,キスジコガネ

キスジコガネは、コガネムシ科に属する甲虫で、体長は約8〜11mmです。

この種は本州、隠岐諸島、四国、九州に分布しています。活動期は5月から7月で、主に広葉樹の葉を食べます。幼虫は草の根を食べることが知られています。

キスジコガネの特徴として、上翅に黄褐色の縦筋があり、頭部や胸部、上翅の縁には金属光沢が見られます。個体によっては緑色から赤色までの変異があります。

種類4,アオウスチャコガネ

アオウスチャコガネは、コガネムシ科に属する昆虫で、本州、四国、九州、北海道、国後島、粟島に分布しています。この種は、特に山地の竹林やクヌギ林などで見られることが多いです。




種類5,ウスチャコガネ

ウスチャコガネは、体長が約7-10mmの小型のコガネムシです。オスは頭部と胸部が黒色で上翅が茶色、メスは全身が茶色で胸部に黒紋があるという特徴があります。

オスには灰白色の長い毛があります。主に芝草で発生し、成虫は4月から5月にかけて見られることが一般的です。本州、四国、九州などに広く分布しており、可能性として北海道にも存在するかもしれません。

種類6,カタモンコガネ

カタモンコガネは、体長が約8~14mmの小型のコガネムシです。北海道、本州、四国、九州に分布しており、5月から8月にかけての山地で見られることが一般的です。

この昆虫は広葉樹などの花に集まる習性があり、特にミズキの花に来ることが報告されています。幼虫は草の根を食べるとされています。

カタモンコガネの上翅は茶褐色で、下翅が透けて見える場合があり、前胸背は黒色で密に点刻されています。

種類7,セマダラコガネ

セマダラコガネは日本全土に広く分布するコガネムシ科の昆虫です。

体長は約9-13mmで、全体に卵形をしています。背面は茶褐色に黒褐色の斑紋があり、個体によっては色彩に大きな変異が見られます。

成虫も幼虫も植食性で、広葉樹の葉や花を食べることから農業害虫とされます。特に芝生に被害を与えることで知られており、北アメリカではオリエンタルビートルと呼ばれ、重要な害虫として認識されています。

種類8,アオドウガネ

アオドウガネはコガネムシ科に属する甲虫で、日本国内に広く分布しています。体長は約18-25mmで、成虫は広葉樹の葉を食べ、特に夜間に活動することが知られています。

幼虫は土中で生活し、植物の根を食べるため、農業や庭園において害虫とみなされることがあります。彼らは環境によって様々な被害をもたらす可能性があるため、農業分野での管理が重要です。

種類9,ドウガネブイブイ

ドウガネブイブイは、コガネムシ科に属する草食性の昆虫です。体長は約25ミリで、全身が暗銅色をしており、鞘翅には長い毛が生えています。

主に平地から低山地の広葉樹林帯に生息し、関東地方などでよく見られます。成虫は5月から9月にかけて活動し、広葉樹の葉を食べることが知られています。

農林業において害虫とされることもあり、夜行性で灯火に飛来することがあります。地球温暖化やヒートアイランド現象により、分布域が変化していることが報告されています。

種類10,サクラコガネ

サクラコガネは体長15~21mmのコガネムシです。

緑色の光沢が特徴的で、上翅は緑銅色から黄褐色までの色彩変異があります。

北海道、本州、四国、九州など日本全土に広く分布し、6月から9月に出現します。落葉広葉樹の葉を食べる成虫と、植物の根を食べる幼虫がいます。日本固有種です。

同属のツヤコガネとよく似ていますが、前胸背板前方に縦溝がない点で区別されます。

まとめ

この記事では、日本に生息するコガネムシ科のいくつかの代表的な種類を紹介しましたが、これらは氷山の一角に過ぎません。

コガネムシ科は非常に種類が豊富で、新種の発見も珍しくありません。それぞれの種には独自の特徴や生態があり、日本の自然の多様性を色濃く反映しています。

コガネムシの世界はまだまだ謎に満ちており、探究する価値があります。自然の中でこれらの小さな生き物を観察することは、私たちにとっても新たな発見の機会となるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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