カブトムシの幼虫は成長をする過程で、体の色を変化させる生き物です。
ですので、多少の色の変化は何も気にする必要はないのですが、明らかに”黒く”なってしまったり“茶色”になった場合は大丈夫なのか?と疑問に思うでしょう。
ですので、この記事ではカブトムシの幼虫が黒く・茶色くなるのは大丈夫なのか?ということについて解説していきます。
カブトムシの幼虫は成長で色を変化させる
カブトムシは成長家庭でドンドンと色を変化させる生き物で表にするとこんな感じ↓
<成長による色の変化>
- 孵化後:ベージュ
- 初令:透明
- 2令:濁った透明
- 3令:クリーム色
- 前蛹(蛹の前):茶色
と、なります。
これはカブトムシなどであれば全体に言えることで、常に色を変化させて成長します。
ですので、上記で紹介した色から全然逸れていないのであれば、大きな病気などでにはなっていないと予測できるでしょう。
カブトムシの幼虫が黒くなるのは死亡
それでは上記の表よりも大きく逸れてカブトムシの幼虫が”黒く”なってしまった場合は大丈夫なのか?ということですが、結論=死んでいます。
これはどのカブトムシにも言えることでして、幼虫が土の中or表面で真っ黒になってしまっている場合は死んでいます。
その後にどれだけ見守ったところで、段々腐ってきてもっと可哀想な姿になりますので、この段階で埋葬してあげましょう。
しかし、まだ黒い大きな斑点が出ている段階であれば”黒点病“と言って一種に病気ではありますが、助かる可能性は少ないですがあるかもしれません。詳しくは↓
かなり茶色くなっているのは大丈夫なのか?
見出し1でも紹介しましたが”前蛹”の段階では、思っていたよりも茶色くなります。↓
ですので、黒色ではなく茶色であれば死んだのではなく正常に蛹になる準備をしており、そのまま放置しているとよっぽどのことがない限り成虫になるでしょう。
よって、かなり茶色の色になっているのは”全然大丈夫”と判断してOKです。
カブトムシの幼虫が黒くならないような対策
カブトムシの幼虫が黒くなるのは、どれだけ大切に飼育しても起こることはあります。
しかし、それをなるべく少なくするように対策することはできますので、下記では3つの対策方法を紹介していきます。
対策方法1,温度管理
カブトムシの幼虫が黒くならないような対策方法1つ目は「温度管理」です。
国産のカブトムシであれば日本の気候(北海道・沖縄以外)では、何も気にせずに飼育することはできるでしょう。
しかし、それは室内のことであって野外で飼育するのであれば温度管理が非常に難しいので、幼虫が黒くなってしまう可能性があります。
参考温度は10~30℃程度でして,それ以下それ以上になってしまうと確率が上がります。
対策方法2,酸素の循環
カブトムシの幼虫が黒くならないような対策方法2つ目は「酸素の循環」です。
生き物は基本的に酸素がなければ生きていくことができませんが、これはカブトムシの幼虫も一緒で酸素が少なくなると非常に黒くなる可能性が上がります。
ですので、どのような飼育ケースでも必ず空気穴を確保して、酸素の循環は必ず意識するようにしましょう。
対策方法3,マットの栄養を維持
カブトムシの幼虫が黒くならないような対策方法3つ目は「マットの栄養を維持」です。
カブトムシの幼虫はマットだけを食べて成長していくため、マットの栄養が“無”=死となってしまいます。
ですので、常にマットの栄養を維持することが非常に大事でして、この点をきちんと守ればある程度のことは防げます。
まとめ:カブトムシの幼虫が黒くなる?について
本記事では「カブトムシの幼虫が黒いのは大丈夫?|黒くなる=死亡・茶色=蛹化前」についてお話してきました。
カブトムシの幼虫が黒いのは結論=死んでいる可能性が高く大丈夫ではありません。
しかし、茶色などの色になっている場合は、蛹になる直前で準備している段階ですので、その場合は全然大丈夫です。
ですので、黒色になっている場合は直ぐに救助してあげて生きていないようであれば庭に埋めてあげるなどをして茶色であればそのまま放置にしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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