カブトムシはマット(土)の中で羽化して、一定期間”休眠期間”があり、期間が終わると土の上へと浮上してきます。
そこで、餌を食べたり交尾をしたりすると、産卵期に入り土の中に潜っては産卵→餌を食べに土の上へと浮上してきます。
その土の中へ潜った状態が長いと「あれ?大丈夫かな…」と心配になるでしょう。
この記事では、そのようなカブトムシのメスが潜ると出てこない?について簡単に解説していきます。
カブトムシのメスが土の中に潜る理由
カブトムシのメスはオスと違って、色々な場面で土の中に潜ることがあります。
その潜る理由について下記では2つの理由をご紹介します。
<土の中に潜る理由>
理由1,産卵
カブトムシのメスが土の中に潜る理由1つ目は「産卵」です。
カブトムシは非常に性欲が強く、すぐに交尾を行いすぐに産卵を始めますので、交尾が終わってすぐに土の中に潜っていきます。
この時は大体1週間程度土の中でできるだけ産卵を行い、土の上に出てきて餌を食べれば再度土の中に潜って産卵を行います。
ですので、餌を食べている瞬間を見ない限り、ずーっと土の中にいる感じになりますが、餌が減っていれば心配無用です。
理由2,オスから逃げる
カブトムシのメスが土の中に潜る理由2つ目は「オスから逃げる」です。
国産のカブトムシであれば基本的にオスとメスが喧嘩をすることは稀ですが、もしかするとバチバチに喧嘩することがあります。
そうなってしまうと、ほぼ100%オスが勝ってしまうので、逃げるために土の中へ潜って逃げたり一定期間の避難所になります。
と、言うのもカブトムシのオスは土の中から出てくると、再度潜ることはありません。
ですので、メスだけが土の中に逃げることができるため、餌を食べるタイミングにしか出てこない場合もあるでしょう。
まぁ、カブトムシは上記でも紹介したように、性欲が強いですし性格は穏やかな方ですので、殺し合いはしないと思って置いて大丈夫です。
土の量で潜る期間が違う
カブトムシを飼育している環境が人それぞれ違っていて、土の量も多めに入れていたり、逆にめちゃくちゃ少ない場合もあるでしょう。
基本的には土の量によって、潜る期間であったり潜る頻度も明確に変わってきます。
例えば、飼育ケースが大きくて土の量が多いと産卵も捗りますし、オスから逃げる際もできるだけ深めに逃げることが可能です。
ですが、少なめに入れていると下手すれば産卵もできない可能性がありますし、オスからの避難もできないでしょう。
なので、できるだけ土の量を多く、ケースを大きして飼育をするのをおすすめします。
1週間以上潜っていると危険
土の量やカブトムシの量によって潜る期間や頻度は変わるのですが、1つ目安にして欲しいのが1週間という数字です。
と、言うのもカブトムシのメスは1度にズバーっと産卵するのではなく、数回に分けて産卵を行います。
ですので、「餌を食べる期間が1,2日→産卵が1週間程度→餌を食べる」を繰り返します。
この際に産卵が1週間以上続くのはかなり稀であり基本的には1週間以内には土の上に浮上しますので、それ以上潜っているのであれば”危険”です。
下手すれば、土の中で死んでいる場合があるので、少し確かめてあげてください。
潜った状態で掘り出してもOK
もし、土の上にカブトムシが浮上してこないから掘り出したいと思っている方もいると思います。
その際に「急に出しても良いの?」と気になる方がいると思いますが、結論=大丈夫です。
掘り出した時が産卵をしている途中であっても、死ぬことはないため、安否を確認するのであれば潜っている状態でも掘り出してOKです。
しかも、その際に卵を採卵することができるので、せっかく産んでくれた卵を潰されないように別容器に移して飼育することもできます。
まとめ:1週間に1回は浮上する
本記事では「カブトムシのメスが潜ると出てこない!?|産卵?恥ずかしがり屋?」についてお話してきました。
カブトムシのメスは餌を食べているとき以外は基本的に土の中に潜っている状態です。
ですので、もし眺めたい…や土の上でいる状態を見たい…と思うのであれば、土のマットではなく”ひのきマット”で飼育しましょう。
これであれば潜る心配はなく、常に観察できたり持つこともできますので、産卵をさせないのであればひのきマットがおすすめです。
もし、産卵をしてもらいたいのであれば土マットで行い、1週間に1回浮上しているのかを確認して飼育していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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