ヘラクレスオオカブトは通常13種類にも関わらず、ネット上やオークションサイトでは「ヘラクレスメテオ」と言う名前があります。
一見、普通に種類の1つとして存在すると思われがちですが、実は1種の仲間ではありません。
簡単に言うと、ヘラクレスオオカブトの元である”ヘラクレスヘラクレス”という種類から誕生した奇形の個体です。
ですので、種類に含まれるわけではありませんが、一種のブランドとして存在しておりネットでは高額の取引がされています。
この記事では、そんな”ヘラクレスメテオ”について簡単に分かりやすく紹介していきます。
そもそも、ヘラクレスメテオって何!?
そもそも、ヘラクレスメテオって何!?と言う段階だと思いますので、ここでは詳しくご紹介していきます。
特徴
ヘラクレスメテオの特徴ですが、1番目立つ部分で言えば「ツノの異常な太さ」でしょう。
普通のヘラクレスオオカブトがこんな感じ↓
にも関わらず、ヘラクレスメテオの場合はこんな感じです。↓
引用:ムシペディア様
もう、異常も異常で細めのヘラクレス個体からすれば10倍近く太さが違うと言っても過言ではないでしょう。
寿命
ヘラクレスメテオの寿命ですが、通常のヘラクレスが約1年とすれば、6ヶ月~9ヶ月程度と言っても良いでしょう。
中には通常通り約1年間の寿命を全うする場合もあるのですが、やはり奇形と言うこともあり基本的には通常に比べると短い人生になると言えます。
特に、ツノだけが太くなっているだけであれば良いのですが、羽化不全(羽が出ている・足がない)場合はさらに寿命は短くなります。
ですので、一概には言えませんが簡単に言うと「通常よりは短い寿命」です。
価格
ヘラクレスメテオは奇形をきちんと子孫繁栄させ、定着していますので世の中にはある程度の数が出回っています。
しかし、それでも通常のヘラクレスオオカブトと比べると、レア度が凄く羽化不全もなく綺麗な個体は1匹10万を遥かに超えてくる可能性があります。
簡単に表にすると以下の通りです。↓
通常ヘラクレスオオカブト | 1匹5,000円程度 |
---|---|
ヘラクレスメテオ | 1匹10万円程度 |
ヘラクレスメテオ(羽化不全) | 1匹5万円程度 |
と、言う感じです。
もちろん、通常のヘラクレスオオカブトでも体長が大きい場合などは高くなりますし、メテオの場合でも太さがなければ上記の価格とは異なります。
ですが、簡単に言うと上記の表ほど価格が違うと言うのは頭に入れておいてください。
ヘラクレスメテオを飼育する方法
ヘラクレスメテオを飼育する方法は簡単でして、以下の流れで飼育することが可能です。
手順1,ヤフオクなどで探す
ヘラクレスメテオを飼育するためには、まず購入する必要があるのですが、メテオ系に関してはほとんどネットのみでしか購入することができません。
通常のヘラクレスであれば、ペットショップに行けば大体”夏”には販売されていますし、下手すればホームセンターなどでも販売がされています。
メテオ系は数も少ないですし、そんなペットショップのようなところで扱えるような価格などでもありません。
ですので、購入したい!と思った方は、オークションサイト”ヤフオク!”で探してください。
個人間の取引ですので、約10万円も払うのは怖い…と言う方は、ネットで販売されているECショップさんを探しましょう。
手順2,道具を準備
ヘラクレスメテオを購入することができましたら、飼育するための道具を準備していきましょう。
道具に関しては、下記の記事で紹介しているように通常のヘラクレスを飼育しているものと同様のもので大丈夫です。
手順3,毎日の餌交換
ヘラクレスメテオの個体が手に入り、道具を準備することができましたら、後は毎日の餌交換を行なってなるべく長生きしてもらうようにしましょう。
長生きしてもらうために筆者が使用している昆虫ゼリーはこちらです。↓
まとめ:ヘラクレスメテオは奇形
本記事では「【奇形】ヘラクレスメテオって何!?|極太のツノがヤバい」についてお話してきました。
ヘラクレスメテオは“結論=奇形の個体”でして、あまり望ましい種類でないと言うのも筆者個人的には思います。
もちろん、昆虫飼育自体が人間のエゴですので、ブリーダーである筆者が言うべき立場ではありませんが、奇形はかなりのリスクを負うことも事実です。
と、言うのもヘラクレスメテオは100匹の幼虫がいれば、その大半が幼虫やサナギの段階で死亡する可能性が高く、完璧に羽化する確率はかなり低いと言えます。
しかも、羽化したとしても生きれる寿命は短く、下手すれば羽化不全を発生させます。
ですので、ヘラクレスメテオを飼育するのはかなりのリスクがあることを認識した上で、大切に飼育してあげましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。