カブトムシは自然界でも常に餌を求めて生活しているため、飼育環境下の中でも常に餌がなければいけません。
そんな中で環境を整備しているにも関わらず、ゼリーを食べないカブトムシも存在します。
初めてカブトムシを飼育していると「え、大丈夫!?」・「対処法はあるのか」と疑問に思ってしまうでしょう。
ですので、ここではブリーダーが教える「カブトムシがゼリーを食べない理由」についてご紹介していきます。
カブトムシがゼリーを食べない理由
カブトムシはゼリーが必須なのですが、餌をあげても食べない場合があります。
しかし、これにはきちんとした理由があり対策をすればしっかりとゼリーを食べるようになるので下記では5つの理由をご紹介します。
<ゼリーを食べない理由>
理由1,羽化したばかり
カブトムシがゼリーを食べない理由1つ目は「羽化したばかり」です。
カブトムシは羽化してから約2,3ヶ月程度は基本的に土の中におり休眠期間を過すのですが、その前に表面に出す場合もあります。
その場合土の上で休眠期間に入りますので、休眠期間の間はゼリーは食べません。
ですので、カブトムシがしっかりと土の上で動き出したらゼリーをあげると直ぐに食い出すでしょう。
理由2,環境があっていない
カブトムシがゼリーを食べない理由2つ目は「環境があっていない」です。
カブトムシの住みやすい環境と言うのがありまして、国産のカブトムシであれば日本の気候にはある程度合っています。
ですので、気にしないでも良いのですが、飼育環境が暑すぎたり寒すぎたりするとカブトムシの食欲も著しく下がります。
理由3,ゼリーが傷んでいる
カブトムシがゼリーを食べない理由3つ目は「ゼリーが傷んでいる」です。
カブトムシの餌は1,2日程度で交換することを推奨しているので、基本的にはゼリーが痛むことはありません。
ですが、もし何日か放置をしているのであればゼリーが傷んでいる場合があるので、そうなると食欲があってもカブトムシは食べようとしないでしょう。
ですので、できるだけ短い期間での交換を行い、なるべくゼリーを傷めないようにしてください。
理由4,ゼリーが合っていない
カブトムシがゼリーを食べない理由4つ目は「ゼリーが合っていない」です。
昆虫ゼリーは非常に多くの種類が存在しており、ダイソーなどの100均でも簡単に手に入るぐらいに身近になっております。
それぐらい種類があるため、カブトムシの好き嫌いにも当てはまってしまいます。
しかし、一発目で食べたものが1番ですので、初めに良いゼリーをあげるとその後に安いゼリーをあげても食べません。
<筆者が使用しているおすすめゼリー>
理由5,寿命が近い
カブトムシがゼリーを食べない理由5つ目は「寿命が近い」です。
カブトムシは国産であれば2,3ヶ月という短い人生ですので、日々どんどんと元気がなくなっていきます。
これは人間と同じで若い時はガブガブと食べることができるのですが、年をとって行くたびにあまり食べられなくなってきます。
ですので、環境やゼリーが合っているにも関わらず食べなくなってきた場合は寿命がヤバいな…と思って良いでしょう。
ゼリーを食べないなら贅沢をさせる
ゼリーを食べない状況はいろいろな理由が影響してるため、検証する必要があります。
そこでおすすめなのは、ゼリーではなく果物をあげて贅沢をさせることですが、タイトルにもある通り贅沢のさせすぎはNGです。
ゼリーはどうしても加工食品ですので、好んで食べるのですがやはり自然の果物に関しては到底勝てません。
ですので、ゼリーの食いが渋った場合は果物でも「バナナ」などをあげてください。
これは例えで言うと、猫にチャオチュールをあげる感じで、主な餌になるわけではないのであげすぎは禁止です。
まとめ:ゼリーの食欲で健康を把握
本記事では「カブトムシがゼリーを食べない理由5選|贅沢をさせるのはNG」についてお話してきました。
カブトムシはゼリーを常にガボガボ食べており、昼だろうと夜だろうと関係ありません。
ですので、できるだけ餌を多めにあげておくほうが良いのですが、早い段階でゼリーの食いが渋る場合があります。
そのような時は贅沢品としてバナナをあげるのがおすすめですし、環境が汚いのであれば整備してあげましょう。
筆者が実際行った際は、バナナで元気は出たもののそれ以降ゼリーは口をつけても完食はしませんでした。
ですので、元気を出すためであればバナナなどの贅沢は大事ですが、序盤であげてしまうとゼリーはなかなか食べなくなるので注意しておいてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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