カブトムシ

カブトムシとクワガタが死ぬ前の前兆|死ぬときは儚い瞬間

カブトムシとクワガタは昆虫の中でも比較的長生きする種類ではあるものの、結果的に迎えるのは”死”と言うことになります。

そんな死を迎える瞬間は自然界ではあまり見れるものではないものの、飼育をしていると必ず見る瞬間です。

ここで気になるのが、カブトムシやクワガタが死ぬ前には前兆が現れるのか?と言うこと。

ですので、この記事ではカブトムシやクワガタは死ぬ前にはどんな前兆、どんな行動をするのかについて解説していきます。

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カブトムシとクワガタは寿命は違うが死ぬ

冒頭でも言いましたが、カブトムシとクワガタは昆虫の中でも比較的長い寿命ではあるものの、いずれ死を迎えます。

また、カブトムシとクワガタは同じ分類で扱われることが多いのですが、意外と寿命は違っていて、カブトムシは2,3ヶ月・クワガタは約1,2年と長く生きます。

ですので、少しでも長く昆虫を飼育したいと思うのであれば、カブトムシよりもクワガタを選ぶ方がおすすめです。

とは、言っても同じ部類の昆虫ではあるため、死ぬ前兆は大体似た状況になります。

カブトムシとクワガタが死ぬ前兆

ここでは、カブトムシとクワガタが死ぬ前兆についてご紹介していきます。

死ぬ前兆は以下の通りです。↓

前兆1,符節がなくなる

カブトムシとクワガタが死ぬ前兆1つ目は「符節がなくなる」です。

カブトムシとクワガタの足には符節と言うものがありまして、人間で言うところの関節?と考えていただければ大きくは間違っていないでしょう。

そのような符節が死ぬ前にはポツポツ取れ初め、最終的には歩けないレベルで取れる場合もあります。

もちろん、逆に1つも取れずに弱ってしまい死ぬ場合もありますし、1つのケースで多頭飼育を行うと喧嘩で取れる可能性もあります。

また、同じ血統を掛け合わせると血が濃くなり、羽化不全などが増えるだけでなく体が弱くなるため符節が取れやすくなることがあるので注意が必要です。

前兆2,ひっくり返りやすくなる

カブトムシとクワガタが死ぬ前兆2つ目は「ひっくり返りやすくなる」です。

上記の”前兆1”で紹介したように弱ると符節が取れますので、ケース内にのぼり木やエサ皿などがあっても爪がなく転びます。

そのため、弱ってくると爪がなくなり、力がなくなり、ケースを定期的に見れば頻繁に転んでひっくり返っています。

まだ元気があれば、この段階でもどこかに力を入れて戻れますが、最終的に元気がなくなれば起き上がることができません。

ですので、死んだと判断するときには、ほとんどの個体がひっくり返って死んでいます。

前兆3,エサを食べるスピードが落ちる

カブトムシとクワガタが死ぬ前兆3つ目は「エサを食べるスピードが落ちる」です。

弱ってくるとエサを食べる勢いが後食後とは違い、段々とスピードが落ちてきて最終的にはほとんど食べなくなります。

例えば、世界一のカブトムシ“ヘラクレスオオカブト”でも、元気な時は1日1,2個を食べる程度の勢いがありますが、死の前は2,3日で1個程度になります。

ですので、少しずつエサの減りが遅いな…と思ってきた際は、死を覚悟しといた方が良いかもしれません…。

前兆4,動きが鈍くなる

カブトムシとクワガタが死ぬ前兆4つ目は「動きが鈍くなる」です。

上記で紹介した3つに関しては、細かい前兆ではあるのですが、総合すると全ての動きが鈍くなります。

それこそ、元気なときはエサがないと探し回って動いたり飛んだりしますが、死の前兆で言うと全く動かなくなることもあります。

少しでも元気に生きてもらう対策方法

上記では、カブトムシやクワガタが死ぬ直前に見せる前兆について紹介してきました。

ですが、死の直前を知ったところで覚悟するしかないの?となると思いますので、ここではそこから少しでも元気に生きてもらう対策方法を紹介していきます。

対策方法1,良いゼリーを食べさせてあげる

少しでも元気に生きてもらう対策方法1つ目は「良いゼリーを食べさせてあげる」です。

手っ取り早い方法なのが、良いゼリーを食べさせてあげることでして、ゼリーを変えただけでカブトムシ・クワガタの元気が普通に変わります。

もちろん、市販で販売されている昆虫ゼリーはどれも良いのですが、その中でも栄養が偏っていたり足りないものもあるでしょう。

ですので、そのようなものを食べさせるのではなく、ブリーダーさんも使っている昆虫ゼリーを食べさせてあげるべきです。

詳しくはこちら↓

【ブリーダー解説】カブトムシにおすすめのゼリー5選|頻度やあげ方も紹介カブトムシの主な餌はゼリーでして、飼育する時にはなければダメなものの1つです。 そんなゼリーですが、世の中にはかなりの種類が存在し...

対策方法2,符節を付ける

少しでも元気に生きてもらう対策方法2つ目は「符節を付ける」です。

カブトムシ・クワガタは死の直前に符節が欠けるのですが、符節欠けはただ弱っているだけで死を近寄せる直接な原因になります。

ですので、転けたり・滑ったりしないように符節を付けてあげると、転けて体力を失くすことがなくなるので、比較的寿命が伸びるでしょう。

しかし、難しいのでこの点に関しては詳しく解説している動画などを紹介します。↓

対策方法3,温度管理

少しでも元気に生きてもらう対策方法3つ目は「温度管理」です。

自然下では温度変化が激しいですし、家の中でも玄関などで飼育していると気温変化は比較的激しいでしょう。

元気な時やマットがあれば温度を防ぐことができるのですが、何もなければ温度差の影響でドンドン弱るでしょう。

ですので、少しでも寿命を伸ばすのであれば部屋の中で一定気温で飼育してあげると、何もしないよりは元気に生きてくれます。

まとめ:死ぬときは儚い瞬間

本記事では「カブトムシとクワガタが死ぬ前の前兆|死ぬときは儚い瞬間」についてお話してきました。

カブトムシとクワガタは昆虫の中では比較的寿命が長いものの、やはりどうしても死ぬときは訪れてしまいます。

その瞬間は儚いですし寂しいのですが、外的影響ではない限り必ず前兆を見せてくれます。

ですので、覚悟がしやすい生き物で、さらには努力すれば寿命をある程度伸ばすこともできると言っても過言ではありません。

ぜひ、現在大切に飼育しているカブトムシやクワガタが元気ないな…と思った時は上記で紹介した延命方法や覚悟をしていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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