飼育道具

産卵木を加水するときのポイントを解説|時間や加水しすぎも意識すべき

クワガタの産卵セットに欠かせない”産卵木”ですが、使うときに必要な行動が”加水すること”です。

そんな加水ですが、失敗してしまうとカビが大量発生したり、柔らかくなりすぎたりして産卵木として使えなくなる可能性もあります。

ですので、この記事では産卵木を加水するときの大事なポイントなどを詳しく紹介していきます。

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産卵木の加水は必要なのか?

そもそも、産卵木の加水は必要なのか?と言うことですが、結論=めちゃくちゃ大事です。

と、言うのも販売されている産卵木は基本的に長期保管するため乾燥させていて、そのままでは産卵には向きません。

もちろん、産卵木にはいろいろな種類がありまして、加水なしでも使えるものはあるものの、王道のクヌギ・コナラは加水して使う方が産卵数は増える傾向があります。

失敗せずに産卵木を加水する方法(手順)

早速、ここでは失敗せずに産卵木を加水する方法(手順)について詳しく紹介していきます。

大きく分けて手順は5つですので、できれば見ながら実際に加水を行ってみてください。

産卵木を加水するときのポイント

産卵木を加水するときは、上記で紹介した手順で行えば基本的に大丈夫です。

しかし、基本的な方法であって色々な条件がさらに+されると、難易度や失敗する可能性が上がります。

ですので、ここでは産卵木を加水するときのポイントを3つほど紹介していきます。

ポイント1,時期によって加水加減を変える

産卵木を加水するときのポイント1つ目は「時期によって加水加減を変える」です。

産卵木の加水は水を利用して行うため時期によって温度などが左右され、北海道であれば冬に行うと凍ります。沖縄の冬であれば問題はありません。

とは、言っても室内で加水を行えるのであれば気にする必要はありませんが、外で乾燥させたりする場合も注意するべきです。

ですので、時期によっては加水は室内で乾燥に関しては、ドライヤーなどを使ってあげると冬であっても夏の暑い日であっても統一した産卵木を作れます。

ポイント2,マットの状態によって加水有無

産卵木を加水するときのポイント2つ目は「マットの状態によって加水有無」です。

産卵木を使用する時は、マットの中に埋め込むため、加水加減を考えなければマットに水分が大量に出てしまいドロドロになる可能性があります。

ですので、マット自体に水分がある場合加水は極論を言うと”無し”でも良いですし、マットが乾燥気味であれば加水は”有り”です。

この点は慣れなければ分からない部分が多いと思いますので、最初はなるべく加水をしておく方が良いと思います。

ポイント3,使う分だけ加水

産卵木を加水するときのポイント3つ目は「使う分だけ加水」です。

産卵木はなるべく一気に加水した方が時間効率や費用的に良いのですが、なるべく使う分だけ加水するようにしましょう。

予備のために加水をしてしまうと、思ったよりも保管期間が長引いてしまい、カビたり腐敗して使えなくなる可能性があります。

ですので、時間や費用は若干かかるものの実際使う分だけを加水するようにしましょう。

産卵木を加水するときに注意すること

産卵木を加水する際はただ水に漬けるだけでもOKですし、さらに上記で紹介したポイントを+できれば尚OKです。

しかし、産卵木の加水を失敗しないためには、注意しておくべき項目もいくつかあります。

ですので、下記では産卵木を加水するときに注意することを2つほど紹介していきます。

注意1,漬けすぎて腐敗

産卵木を加水するときに注意すること1つ目は「漬けすぎて腐敗」です。

産卵木はあくまで”木”ですので、何かあれば腐敗してしまうため、特に腐敗を促進してしまう加水に関しては加減が大切になります。

例えば、約1週間程度であれば大丈夫ですが、1ヶ月程度も水に浸けていると腐敗が進みやすくなってしまいます。

ですので、加水した際は最長でも1日程度で出すのを忘れないようにしてください。

注意2,柔らかい材はあまり加水しない

産卵木を加水するときに注意すること2つ目は「柔らかい材はあまり加水しない」です。

産卵木にはコナラやクヌギなどの種類がありますし、硬い材もあれば柔らかい材もありますので、その都度加水加減は変えるべきです。

特に、硬い材であれば加水は多めでも大丈夫なのですが、柔らかい材に関しては加水をしないorしたとしても短い時間にしましょう。

柔らかい材はマットの水分でどうにかなりますので、筆者的には”無”がおすすめです。

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まとめ:加水は丁寧に大胆に

本記事では「産卵木を加水するときのポイントを解説|時間や加水しすぎも意識すべき」についてお話してきました。

産卵木を加水するのは、クワガタの産卵を成功させたい方は必ずするべきでして、ここをサボると一気に産卵数は減ります。

ですので、少しでも多く産卵してもらいたい方や少しでも失敗したくない…という方はこの記事を参考にしてください。

手順通り行えば、最低限の加水をすることができますし、さらにポイントや注意することを意識すればさらに上手く行えます。

今回は産卵木の加水について紹介しましたが、そもそも産卵木とは?という方はこちらの記事も読んでいただければさらに詳しく分かると思います。↓

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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