田舎で生活しているとよくバッタを見かけますが、その中でも有名な種類なのが「ショウリョウバッタ」になります。
ショウリョウバッタは基本的にこのように細身の緑色で、いわゆるTheバッタと感じです。
このようなバッタではあるのですが、実はショウリョウバッタには緑だけでなく茶色の個体も存在しています。
下記では、なぜ緑だけでなく茶色の個体が存在するのか、詳しい理由や原因などを解説します。
ショウリョウバッタには茶色が存在
冒頭でも紹介しましたが、ショウリョウバッタは本来”緑色”ではあるものの、ときには”茶色”の個体も存在しています。
比較するとこんな感じです。↓
緑色 | 茶色 |
こう見ると同じ種類のバッタですのでパーツなどは一緒ではありますが、全く別のバッタと言われても信じるでしょう。
ではなぜ、このように同じバッタなのにも関わらず色が全然違うのかについて下記で紹介していきます。
ショウリョウバッタが茶色になる理由
バッタは全体的に緑色の個体もいれば茶色の個体が居るとされていますので、必ず何かしらの理由があるのは間違いありません。
今回は、その中でもショウリョウバッタの色が変わる有名な理由や原因などについて紹介していきます。
理由1,育った環境で変わる
ショウリョウバッタが茶色になる理由1つ目は「育った環境で変わる」です。
ショウリョウバッタは主に育った環境で色を変化させることで、身を守っています。
それこそ緑の葉っぱが多い茂環境で、育てば自分の身を隠そうとするのであれば茶色ではなく緑色にするでしょう。
逆を言えば緑色の葉っぱなどが少なく、土がメインの環境で育てば、緑ではなく茶色に変化することで隠れることができます。
今回は色がメインですので、あまり深掘りはしませんが、環境によって「性格や体の大きさ」などもバッタは変わるそうです。※人間と同じ。
理由2,温度で変化
ショウリョウバッタが茶色になる理由2つ目は「温度で変化」です。
ショウリョウバッタは温度によっても体の色を変化させるそうで、幼虫時に高温であれば茶色になる確率が高くなります。
これに関しては詳しく理由などがありませんが、研究によると多いみたいです。
筆者的には人間で表すと”日焼け”?みたいなイメージと似ていると思っていて、例えば「サーフィンをしていると人とプログラマー」は全然違うと思います。
それと同じなのかな?と思うのですが、違う場合は下記コメント欄で訂正していただければ確認後、変更させて頂きます。
理由3,大量発生で変化
ショウリョウバッタが茶色になる理由3つ目は「大量発生で変化」です。
バッタは時期や時代によって、生まれてくる個体差が激しく大量発生する時と全然いない時の差が激しいとされています。
そんな中、大量発生したときは緑色の個体よりも茶色の個体が多いと言われています。
バッタの種類は違うものの、近年でも日本ではありませんが、海外では食用の畑を食い尽くして莫大な被害を受けていた時のバッタはほとんどが茶色でした。
理由などは詳しく解明されてはいないものの、多くのバッタが一箇所に集まったときには茶色になる習性があるのでしょう。
莫大な被害をもたらしたバッタを詳しく知りたい方はこちらへ
まとめ:バッタは色が変わるカメレオンに似てる
本記事では「ショウリョウバッタに茶色が存在?|色が変わる理由や原因などを紹介」についてお話してきました。
ショウリョウバッタはいわゆる環境によって大幅に体の色を変化させ、緑→茶になることで自分達を守っているのでしょう。
人間が何千年の間進化して必要なものが生えたり、無くなったりして今生きやすい体になっているのと同じです。
特に昆虫は時期によって、少ないこともあれば大量発生したり、それこそ天敵が多いことで身も守る術を増やしたのだと思います。
=カメレオンまでは行かないですが、バッタも自分の体を変化させて生きています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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