バッタ

茶色いバッタって何?種類や名前はあるのかについて徹底解説

人間にも近い昆虫の“バッタ”は、イメージでは緑色のものがほとんどだと思いますが、実は中には”茶色”のバッタも存在します。

一応、茶色ではなく褐色と呼ばれるそうですが、分かりにくいのでこの記事では茶色のまま説明致します。

そんな茶色のバッタの種類は何なのか、そもそも名前があるのか?などについてこの記事では詳しく解説していきます。

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茶色いバッタって何?

そもそも、茶色いバッタが存在するのか?と言うことですが、結論=緑色のバッタと同じくらい見つけることができます。

比較するとこんな感じ↓

緑色 茶色
緑色のバッタ 茶色のバッタ

左の緑色はほとんどの方の頭に思い浮かぶイメージのバッタで、右の茶色はなんとなく見かけるな…くらいだと思います。

しかし、実はじっくりバッタなどを採取すると、場所や時期によるものの緑色と茶色の個体は同じ頻度で見かける程度です。

ですので、比較的簡単に見つかるバッタと言っても良いでしょう。




茶色バッタには種類や名前はあるの?

茶色いバッタに種類や名前があるのか?と言うことについては、結論を言うと=種類や名前はありません

これを詰まるところ説明すると、日本に生息するバッタに関しては、どの種類にも緑色と茶色の個体が存在するので、別途種類や名前があるわけではありません。

ですので、トノサマバッタにも緑色の個体がいれば茶色の個体もいますし、ショウリョウバッタにも緑色がいれば茶色もいます。

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茶色いバッタになる理由や原因

じゃあ、なぜ緑色と茶色の個体に分かれてしまうのかについては、明確にこれ!と言うものはないもののある程度の理由や原因があります。

ですので、下記では主に言われている茶色のバッタが存在する理由や原因を紹介します。

※茶色になる理由は基本的に諸説のようなもので、昆虫の研究は未だ答えがなく未知なことが多くありますので、参考程度にご覧ください。

理由1,育つ環境の差

茶色いバッタになる理由や原因1つ目は「育つ環境の差」です。

人間にも育った環境の差によって、性格や考え方が違うようにバッタも同じで、育った環境によって色が変化します。

例えば、緑が生い茂っている場所で育ったバッタは身を潜めたり天敵から見守るためなどで”緑色”で生息するでしょう。

逆に、あまり緑の葉がないところや主に稲や土などが多いところでは”茶色”になります。

基本軸的には天敵などから身を守るために、進化?すると言っても過言ではないでしょう。

理由2,温度の影響

茶色いバッタになる理由や原因2つ目は「温度の影響」です。

バッタは生まれた時は、赤っぽい状態→薄緑→緑or茶色へと変化しますが、この初期状態で温度が高いと高確率で茶色になると言われています。

とは言っても、バッタの緑or茶色になる段階でも幼虫といえる段階ですので、どこまでが初期なのかが明確には分かりません。

ですので、簡単に言うと小さいときに日焼け?のようになったバッタは、茶色になると思っていただいて良いでしょう。




理由3,個体密度による変化

茶色いバッタになる理由や原因3つ目は「個体密度による変化」です。

バッタは時期によって子孫繁栄の状況が違っていて、稀に大量発生してしまうことがあり、アフリカなどでも大問題になっていました。

その際に写真で撮られていたのが、ほとんどの個体が茶色で、しかもかなり凶暴になったバッタだったと言うことです。

これはバッタが環境に合わせるための“相変異”というもので、個体密度により餌の減少や飢えなどから遠くへ飛ぶためや戦うために変化するようになります。

ですので、日本でいる緑色のバッタも食料が枯渇したり、大量発生すると全ての個体が茶色になり、攻撃性やサイズが大きくなることもあるでしょう。

理由4,血統

茶色いバッタになる理由や原因4つ目は「血統」です。

昆虫は血統が引き継がれることが分かっていて、カブトムシなどであればツノの形や目の色、体の色などが確率は決まっているものの明確に引き継ぎます。

これはバッタも同じで、緑色×緑色の個体からは高確率で緑が生まれるでしょうし、茶色×緑色であれば半分半分になります。

ですので、なぜか緑の葉が多いところでも中には茶色の個体が混ざっていることがあるのでしょう。

理由5,性別

茶色いバッタになる理由や原因5つ目は「性別」です。

色々言われている中でも、バッタの性別によって色の変化具合があるみたいで、オスよりもメスの方が茶色になりやすいと言われています。

これは人間と同じかもしれませんが、男性は皮膚が厚く日焼けしにくいですが、女性は皮膚が薄く日焼けが激しいので、バッタも同じかもしれません。

まとめ:茶色のバッタは何も特別ではない

本記事では「茶色いバッタって何?種類や名前はあるのかについて徹底解説」についてお話してきました。

日本に生息するバッタに関しては、どのバッタにも緑色と茶色が存在すると言われております。

そのため、確率的には何百匹を捕まえたわけではないので、割合は分かりませんが、茶色のバッタも比較的簡単に見つけることができます。

ですので、緑が普通というよりも人間と同じく個性があるだけで、何も特別なことではないということです。

ぜひ、バッタを捕獲して飼育したりする際は、緑と茶色の割合や寿命の違い、性格の違いなどを比べてみてください。※何か分かった際はご連絡くださいw

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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