日本の風物詩であるセミはミンミンと騒がしい昆虫ではありますが、もう1つ印象に残るのは手軽に捕まえることができる昆虫の1種です。
そんなセミは、誰でも簡単に捕まえることができるのですが、色々なコツや注意するべき点など色々意識する必要があります。
ですので、この記事ではセミの捕まえ方を徹底に解説して誰でも楽しくできる方法などについて詳しく紹介していきます。
セミは簡単に捕まえることができる
まず前提からお話しすると、セミは非常に簡単に捕まえることができる昆虫です。
ですので、ぶっちゃけていうとここから下記で紹介する内容を知る必要はなく、ゆっくり手でパッとすれば捕まえることができます。
今まで一回でも捕まえたことがある人は前回と同じ方法で行えば大丈夫ですし、初めての方も何回か挑戦すれば5,6回すれば上手くなるでしょう。
しかし、子どものために間違いなくセミを捕獲したい…、少しでも上手く捕獲したいという方は下記を読み進めてください。
セミを捕まえる時の条件
セミは夏であれば基本的にいつでも捕まえることができるのですが、その中でもセミを捕まえやすい条件を紹介します。↓
気温 | 夏であればいつでもOK |
---|---|
時間 | 10:00~17:00 |
天気 | 晴れor曇り |
これだけ意識すればOKです。
昆虫の中でも有名なカブトムシなどは基本的に夜行性ですので、夜〜朝方に山や公園などに行くことがあります。
が、セミに関しては昼行性ですので、朝〜夕方に行けば間違いなく出会うことができます。
また、天気に関してはセミの習性上、雨が苦手ですのであまりおすすめできませんが、捕まえることができない訳ではありません。
しかし、雨の日には人間側も捕まえにくい状態になりますので、できれば昼間の天気が良い日が一番おすすめです。
セミを捕まえるために必要な道具
セミを捕まえる際は基本的に手があればOKです。
しかし、直接触ることに抵抗がある方や、なるべくセミに優しく捕まえたい方に必須な道具を紹介していきます。↓
<セミを捕まえるための道具>
- 網
- カゴ(飼育ケース)
- 木の棒など
道具1,網
セミを捕まえるときに必要な道具1つ目は「網」です。
これに関しては王道なのですが、網は必須道具だと思っていまして、持っていないと手で捕獲するしかありません。
もちろん、手でセミを掴むことに抵抗がない方や、おしっこが掛かってもいいよ!という方は網は必要なく手だけでOKです。
筆者的には、セミにダメージなく捕まえることができますし、おしっこが掛からない点などがあり、セミを捕獲する際は網を持っておくべきだと思います。
道具2,カゴ(飼育ケース)
セミを捕まえるときに必要な道具2つ目は「カゴ(飼育ケース)」です。
セミに限らず昆虫を捕まえる時に必要な道具なのがカゴ(飼育ケース)でして、これを無くしてセミを捕まえることができません。
ですので、虫カゴは準備すべきではあるのですが、このようなものは↓あまりおすすめできません。
理由は色々ありますが、セミに関してはおしっこをする可能性があり隙間から飛び出ることや爪が引っ掛かるため逃す際に節足が取れる可能性があります。
ですので、なるべくこのようなものをおすすめします。↓
ただ難点なのが、首から吊るせないことですので、大人の方がいるのであれば別途荷物が増えてしまう可能性があることです。
優勢順位がどっちなのかで買う方で選ぶべきでして、表にまとめるとこんな感じです。↓
アミアミ籠 | ツルツル籠 | |
画像 | ||
メリット | 手荷物が減る | |
デメリット | 手荷物が増える | |
おすすめする人 |
こんな感じなので、自分がどれ優先するのかで自分に合う虫かごを選んでみてください。
道具3,木の棒など
セミを捕まえるときに必要な道具3つ目は「木の棒など」です。
木の棒と言ってもこんな感じの↓ものではなく、虫かごの中でセミが捕まることができる木の棒になります。
何も入っていない虫かごにセミだけを入れることがあると思いますが、これはセミに大きなダメージを与えることになります。
ですので、逃すことを考えてなるべくダメージを与えないために、虫かごに土や木の棒を入れてあげてください。※首から吊り下げるものはそのままでOK
セミを捕まえるコツを3つ紹介
セミは単純に手や網でパッとすれば捕まえられるイメージだと思いますが、意外にそんな単純じゃない時もあります。
もちろん、人によってはパッと簡単に捕まえることができるかもしれません。
しかし、もし「ダメかも…」という方は下記で紹介する3つのコツを守れば捕まえられる可能性が上がります。
コツ1,ゆっくり近づく
セミを捕まえるコツ1つ目は「ゆっくり近づく」です。
もう、これに関してはほとんどの方がしていると思いますが、イメージしている2,3倍ゆっくり近づくべきだと思います。
と、いうのもセミはそこまで敏感ではなくある程度近づくことができるので、焦らずにゆっくりと近づいてください。
セミは人間が近づいてもあまり敏感にはなりませんが、音には非常に敏感です。
ですので、なるべく音を立てずにゆーっくりと近づいて、もう捕まえることができるというところでパッと網や手で捕まえてください。
コツ2,まとめてではなく1匹のみ
セミを捕まえるコツ2つ目は「まとめてではなく1匹のみ」です。
セミは1本の木に何匹も付いていることがありますが、強欲な方であれば数匹一気に捕まえようと思うでしょう。
網であれば数匹捕まえることができる可能性はあるものの、下手すれば1匹さえ捕まえることができない場合があります。
これはことわざであるように「二兎追うもの一兎も得ず」ということで、セミも捕まえる時は1匹に集中するのが確実に捕まえることができる方法です。
コツ3,太めの木を狙う
セミを捕まえるコツ3つ目は「太めの木を狙う」です。
セミにも好物の木があるのですが、公園などに行けば比較的色々な木に付いていることがあります。
その際に細い木や太い木、高い木や短い木など色々な条件があると思いますが、一番狙うべ木は「太くて高い木」です。
それ以外の細い木や短い木に関しては難易度が高いですし、下手すれば網が破れたりするのでなるべくこんな木がおすすめ↓
セミを捕まえるときの注意点
上記までの内容でセミを上手く捕まえることができると思いますが、セミを捕まえる時に注意しなければ行けないこともあります。
下手すれば、せっかくの楽しいセミの捕獲が最悪の思い出になる可能性があるため、下記で紹介する注意点は必ず守ってください。
注意点1,おしっこ
セミを捕まえるときの注意点1つ目は「おしっこ」です。
上記でも散々言ってきましたが、セミはびっくりしたり逃げたりする際にピューっとおしっこをしてしまいます。
かかったからと言って何か悪いものなのか?と言われれば筆者は掛かっても何も問題はありませんでした。詳しくは不明です。
しかし、嬉しいものではなくやはり不快になりますし、小さい子どもであればトラウマになる可能性もあります。
これは手で捕獲する時にかかる可能性があるので、網を利用すればおしっこがかかる可能性を極限まで下げることが可能です。
注意点2,足もと不注意の転倒
セミを捕まえるときの注意点2つ目は「足もと不注意の転倒」です。
セミは地面ではなく基本的に木に引っ付いていますので、探す際に上の方を見て歩くと思います。
そうすると足もとを全然見ていなくて、石や木の根っこなどに引っ掛かり転倒してしまう可能性があります。
特に、公園や森などは木の根っこなどが土からポコっと出ていることがありますので、子どもだけでなく大人もつまずいて転けることがあるでしょう。
これは怪我をする可能性が非常に高いので、木に付いているセミを探すだけでなく足もともしっかりと確認しながら歩いてください。
注意点3,食用で取らない
セミを捕まえるときの注意点3つ目は「食用で取らない」です。
セミは一部の国などでは当たり前に食べるような生き物ですので、同じように日本でも食べようと思う方も少なからずいると思います。
しかし、一部の国で食べる方も種類や処理方法を徹底した上で食べているものですので、日本にいるセミは食べるべきではありません。
簡単に言えば木に塗ってある薬や、セミに存在する寄生虫など人間が食べると危険なことがあるので、食べてみたいと思う方は処理済みのものを買ってみて下さい。
注意点4,危険生物の出現
セミを捕まえるときの注意点4つ目は「危険生物の出現」です。
セミを捕まえることができる場所は、基本的に他の生物も存在しているということになります。
<セミを捕獲するときの危険生物>
- 蜂
- ムカデ
- 蜘蛛
- イノシシ
などです。
上記の危険生物が出た際は、近づいたり走って逃げるようなことはせず落ち着いて対応するようにして下さい。
注意点5,周辺の人に迷惑をかけない
セミを捕まえるときの注意点5つ目は「周辺の人に迷惑をかけない」です。
セミを捕まえる場所にもよるものの、公園などで行うと周りには普通に遊んでいる人や散歩をしている人などがいます。
そんな中で網を持って振り回していたり、花見をしているところに走っていくと迷惑をかけてしまうだけでなく怪我をさせてしまう可能性もあります。
ですので、なるべく周辺を確認しながら安全を守った上で、楽しいセミの捕獲をしていただければと思います。
まとめ
本記事では「セミの捕まえ方を徹底解説|道具や方法についても紹介」についてお話してきました。
セミは昆虫の中でも比較的簡単に捕まえることができるので、ほとんどの子どもが一度は挑戦してみたいと思う遊びでしょう。
実際やってみると楽しいですし、セミに直接触れることで色々なことを学ぶことが可能。
ですので、ぜひ挑戦してみていただきたいのですが、上記で紹介してきたように注意する必要があることもあります。
楽しむことを優先にしつつも怪我や誰かの迷惑になることは避けて、遊んでください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。