日本の子どものヒーローと言っても良い“セミ”ですが、これはある程度サイズがあるので言えることだと思います。
しかも、セミは比較的害がなく嫌な例をあげるとすれば「逃げる時のおしっこ・鳴き声の騒音問題」くらいでしょう。
ですので、ヒーローと言えるのですが、そんなセミにそっくりな虫が存在して、そちらは害がある種類も存在します。
下記では、そんな”小さなセミみたいな虫”について詳しく紹介していきます。
小さいセミみたいな虫が存在!?
セミはそもそも小さいけどさらに小さいセミみたいな虫がいるのか?については結論=存在しています。
セミの仲間で日本のみを見ると一番小さいのは”イワサキクサゼミ”と呼ばれる種類ですが、それでも15~20mmのサイズです。
これでも十分小さい虫ではあるものの、これはあくまでセミみたいな虫ではなく正真正銘の”セミ”ですので、今回はこの種類ではありません。
セミと呼ばれるものではなく、違う虫の種類で見た目がまんまセミみたいな虫も存在しています。詳しい種類は下記で紹介します。
小さいセミに見える虫の種類3選
セミの中でも一番知名度が高い”クマゼミ”が約6,70mmほどあり、小学生の手であれば比較的大きいと思います。
ここでは、それよりももっと小さいセミに見える代表的な虫の種類を3つほど紹介します。
アワフキムシ

名前 | アワフキムシ |
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分類 | カメムシ目アワフキムシ上科 |
種類 | 日本:約40種 世界:約2,000種 |
サイズ | 5〜12mm |
小さいセミに見える虫の種類1つ目は「アワフキムシ」です。
アワフキムシは名前の通り、幼虫の時に排泄物で“泡”を立てて自分の巣を保護することから付いた名前の昆虫になります。
写真を見ると分かると思いますが、体は小さめのセミのような感じで、目の部分はどちらかというとカエルっぽい感じです。
見た目などは無害ではあるものの、実は厄介な虫で食性もですが、一番は植物を枯死させる病原菌を媒介させてしまいます。
このことから農家さんなどでは、大きな被害を生んで嫌われている虫の1種です。
ヨコバイ

名前 | ヨコバイ |
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分類 | カメムシ目ヨコバイ科 |
種類 | 日本:約500種 世界23,000種 |
サイズ | 2〜30mm |
小さいセミに見える虫の種類2つ目は「ヨコバイ」です。
これも特徴が名前に付いている虫で、移動するときに横へ横へとずれながら歩くことで”横這い”からそのままヨコバイになっています。
この昆虫は学名が「Cicada+ ella=Cicadellidae」となっていて、日本語に直すと小さなセミという意味になります。
ですので、この記事の本題である小さなセミのような虫の結論は、このヨコバイと言っても良いかもしれません。
キジラミ

名前 | キジラミ |
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分類 | 昆虫綱半翅目同翅亜目キジラミ科 |
種類 | 日本:約150種 世界:約2,000種 |
サイズ | 2〜6mm |
小さいセミに見える虫の種類3つ目は「キジラミ」です。
これは見た目がセミみたいに見えるものの、2~6mm程度しかなく普通に生活していると見かけることは少ない虫になります。
この虫は幼虫の時にも成虫でも植物へ寄生したりするため、植物の成長を阻害してしまい恐れがある”害虫”として知られています。
セミが小さいと少し気持ち悪い
そもそも、セミ自体が気持ち悪い…と思う方もいると思いますが、まだセミは普通に触ったり持ったりする事ができます。
しかし、上記で紹介したような虫達はサイズが小さいからか何故か気持ち悪いと尚更思ってしまいます。※個人差あり
まだ見た目が蝶々とか、バッタとかの昆虫であれば良いのですが、セミのフォルムは小さくなればなるほど気持ち悪さが増しますね。
まとめ
本記事では「小さいセミみたいな虫が存在!?謎の生物の正体を暴く」についてお話してきました。
セミ自体は日本の夏の風物詩と言われるほど人気者ではありますが、似たような虫に関しては興味関心すらされていません。
それどころか稲作などに被害を与える”害虫”扱いで邪魔者扱いをされているほどの虫となっています。
ですので、似ているのは見た目だけであり、生活の仕方などは異なっています。
もしかすると見かける時があると思いますが、その際はこの記事で紹介したどの種類なのかを見比べてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。