カブトムシ

カブトムシの成虫飼育はヒノキマットがおすすめ|マットと比較してみた

カブトムシの飼育といえば「腐葉土マット」とセットという感じで、ネットやペットショップなどで購入するでしょう。

これは間違いではないのですが、筆者的には「カブトムシの幼虫=腐葉土マット・カブトムシの成虫=ヒノキマット」が1番の飼育方法になります。

しかし、世間では”ヒノキマット”ってそもそも知られておらず、未だにカブトムシの飼育を腐葉土マットで行なっているでしょう。

ですので、ここの記事ではカブトムシの成虫を飼育するのであればヒノキマットをおすすめする理由やメリット・デメリットなどについてご紹介していきます。

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ヒノキマットとは何?

そもそも、ヒノキマットってなに?ということですが、ヒノキの木を細かく粉砕しているいわゆるただの木屑(きくず)です。↓

こんな感じです。

ヒノキマットは大きく分けて2種類存在していて「ふわふわタイプ・おがくずタイプ」となっています。

主に日本メーカーさんが日本の木から直接作って下さっているので、薬などの影響を気にせずに安心して利用可能です。




カブトムシの成虫飼育はヒノキマット一択

カブトムシの成虫飼育は腐葉土マットが主流ですが、筆者からするとヒノキマット以外では飼育しないぐらいです。

しかし、なぜここまで成虫飼育はヒノキマットが良いのかについて下記ではいくつかの理由を解説していきます。

理由1,害虫が発生しない

カブトムシの成虫飼育にヒノキマットが良い理由1つ目は「害虫が発生しない」です。

カブトムシを飼育していて不快なことがいくつかある中でも1番嫌なのは、コバエやダニなどの害虫が大量発生することになります。

これは何が原因で発生するのかというと大半が腐葉土マットでして、幼虫飼育や産卵には必須な道具ですが、成虫に関しては腐葉土マットは不要です。

ヒノキマットにすれば、そもそも産み付けて成長できる場所がないですし、ヒノキの効果で他の虫さえも寄ってきません。

ですので、今後産卵させるつもりがない個体は、腐葉土で飼育をせずにヒノキマットを使うべきです。

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理由2,掃除が簡単

カブトムシの成虫飼育にヒノキマットが良い理由2つ目は「掃除が簡単」です。

カブトムシの腐葉土マットはなんせ土ですので、飼育ケース内でカブトムシのおしっこやゼリーの液体などがこぼれるとベチャベチャで容器に引っ付きます。

これを掃除するのは難しく、洗いにくいですがヒノキマットであれば容器を逆にするだけでポロッと取れますし場所を気にせず洗うことが可能です。

腐葉土のマットは室内(お風呂、洗面所)で洗うことは不可能ですが、ヒノキマットはしっかり詰まらない対策をしておけば洗浄できます。

ですので、庭がないマンションやアパート住まいの方でも腐葉土マットよりも手軽に掃除ができ親の目線から見ても楽だと思います。

理由3,価格が安い

カブトムシの成虫飼育にヒノキマットが良い理由3つ目は「価格が安い」です。

腐葉土マットは安いものを使えば極論ダイソーのものでもいいと思いますが、ブリーダー目線からすると粒が荒く、再発酵しやすいため使いにくくなっています。

ですので、使いやすい腐葉土マットを利用しようと思えば最低でも5L=800円などを要しますが、ヒノキマットは2L=700円で購入することが可能です。

これだけ見ると割高に見えると思いますが、腐葉土マットは粒が小さいため1匹に利用する量が多くなりますが、ヒノキマットは少量で十分です。

=一見ヒノキマットの方が高く感じますが、相対的にみてもコスパ最高だと言えます。

理由4,捨てやすい

カブトムシの成虫飼育にヒノキマットが良い理由4つ目は「捨てやすい」です。

これは上記でも少し触れましたが、腐葉土マットは言っても土ですので、捨てる際には地方自治体で決められている捨て方をする必要があります。

そのため、捨てるのが少し面倒で、おすすめしない庭に捨てたり、法律で定められているような違法な方法で捨てたりする方が多くいると思います。

ですが、ヒノキマットを利用すれば極論燃えるゴミとして一緒に捨てることができますので、腐葉土マットと比べても捨てやすいといえるでしょう。




成虫管理でヒノキマットを使う注意点

カブトムシの成虫管理でヒノキマットを使うことはおすすめですが、注意しないといけないこともあります。

ですので、ここではヒノキマットを使う上で注意すべき3つのことについて紹介します。

<ヒノキマットを使う注意点>

注意点1,産卵セットには利用不可

成虫管理でヒノキマットを使う注意点1つ目は「産卵セットには利用不可」です。

上記でも少し触れましたが、ヒノキマットは産卵セットには利用できず、成虫飼育のみだけに使用することができます。

ですので、産卵セットには入れないオスのカブトムシもしくは産卵が終わったメスを飼育する時に使用してください。

例えば、後食前であれば後食が開始したかも腐葉土マットで行うよりも簡単に見分けることができるので、そのような場合はヒノキマットがおすすめです。

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注意点2,購入が少し困難

成虫管理でヒノキマットを使う注意点2つ目は「購入が少し困難」です。

ヒノキマットは腐葉土と比べても販売しているところが少なく、見つけにくいのが現状なので手軽に購入するのであればネットショップ(amazon,楽天)が良いでしょう。

もし、実店舗で購入する場合は、スーパーやホームセンターなどではなくペットショップのハムスターコーナーを見れば置いてある可能性があります。

注意点3,種類によっては致命傷

成虫管理でヒノキマットを使う注意点3つ目は「種類によっては致命傷」です。

ヒノキマットは上記でもカブトムシの成虫管理に向いていると言ってきましたが、実は種類によってはNGなカブトムシの種類も存在します。

しかし、基本的に日本で飼育されているカブトムシ(国産カブトムシやヘラクレス)などでは問題なく使用することが可能です。

あまりおすすめできないカブトムシは小さなカブトムシ(コフキカブト)などの種類に使用すると死亡する恐れがあります。

ですので、もしヒノキマットを使用したいけど大丈夫なのかな?と不安な場合は”KONCHU ZERO公式LINE”からご連絡ください。※対応致します。




おすすめのヒノキマット3選

ヒノキマットはあまりメジャーな商品ではないため種類も多くありません。

ですので、ぶっちゃけ日本メーカーであればなんでもOKとは思いますが、実際に筆者が利用している商品を紹介していきます。

おすすめ1,国産ひのきのかんなくず

おすすめのヒノキマット1つ目は「国産ひのきのかんなくず」です。

こちらはヒノキマットの王道といえる商品でして、悩むのであればこれを購入すれば間違いありません。

商品名の下にもある通り大阪産ひのき無垢材のもので、実際に林産地の近くの製作所さんが一貫して管理しているため確かな材料で高品質のひのきマットです。

価格もトップレベルで安く、香りもよく消臭効果があるので、筆者もブリーダーを始める当初から利用させていただいております。

おすすめ2,ふわふわマット

おすすめのヒノキマット2つ目は「ふわふわマット」です。

こちらはカブトムシでも有名な九十九里クワガタファームさんが発売しているヒノキマットですので、品質等も間違いありません。

名前の通りふわふわのヒノキマットで、成虫飼育をするには安心・安全で最高な商品です。

おすすめ3,ひのきのおがくず

おすすめのヒノキマット3つ目は「ひのきのおがくず」です。

こちらは上記の2つとは少しタイプの異なるもので、ふわふわのヒノキマットではなく粉々に砕かれているヒノキマットになります。

このタイプもふわふわのものと同じ使い方でいいのですが、少し粉々感が強いので使いやすさ的にはふわふわの方が上回ると思います。

とは言っても、腐葉土マットに比べると使いやすいですし、カブトムシもふわふわマットと比べると歩きやすそうなので、どちらを選んでもOKです。※個人差

まとめ

カブトムシを飼育する上で意識することは非常に多くあると思いますが、その中でも害虫問題やマット破棄問題などが目立ちします。

それらをまとめて解決してくれるのが今回紹介した”ヒノキマット”です。

実際にあまり使われていない印象ですが、成虫を飼育するだけであればヒノキマットをほど最適なものはありません。

ですので、もし今後カブトムシを飼育予定の方、もしくは現在コバエやダニに悩まされている人はヒノキマットを導入してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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