菌糸ビン

菌糸ビンの青カビ問題について|原因と対策方法を解説

クワガタを飼育する際に”菌糸ビン”を使ってなるべく大きく育てたいと思う方も多くいますが、実は非常に管理が難しい道具です。

その1つの理由は劣化が激しく、油断すると最悪幼虫を死亡させてしまうことになります。

今回この記事では、劣化の1つである”青カビ”が菌糸ビンに生えてしまう原因や対策方法などについて紹介してきます。

ですので、青カビが発生した方や発生してほしくない方は、ぜひご参考にしてください。

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菌糸ビンの青カビは幼虫にとって害

そもそも、菌糸ビンに青カビが生えると幼虫に取っては害なのか?ということですが、結論を言うと=めちゃくちゃ害です。

ですので、なるべく発生させないことが大事ですが、発生したとしてもきちんと対処すれば全然問題ありません。

しかし、油断して青カビを見逃したり、見て見ぬふりをしたりしてしまうと、死亡させる可能性があるものです。

よって、生えることは仕方ないですし、対処すればどうにかなるものの、放置しておくと害になるものと認識してください。

菌糸ビンの青カビが出現する原因

菌糸ビンに青カビが生えることはどれだけ管理しても、発生するときは発生してします。

ですが、きちんと原因というものがありますので、下記では主に菌糸ビンに青カビが出現する原因を3つ紹介していきます。

原因1,菌糸の劣化

菌糸ビンの青カビが出現する原因1つ目は「菌糸の劣化」です。

菌糸ビンに青カビが出現する原因の根底には、菌糸の劣化がありまして、これさえならなければ青カビは防げます。

と、いうのも空気上にはカビの原因となるものが浮遊しており、どこでも油断するとカビを発生させてしまいます。

これが菌糸ビンも同じで、菌糸が弱っている部分にカビの原因が付着することで、青カビを発生させる原因となります。

ですので、菌糸ビンに青カビを発生させないのであれば、劣化させないことを意識するのが1番です。

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原因2,温度変化の激しさ

菌糸ビンの青カビが出現する原因2つ目は「温度変化の激しさ」です。

菌糸ビンを劣化させてしまう原因にあるのが、温度変化の激しさでして、激しければ激しいほど劣化を促進させてしまいます。

ですので、菌糸ビンを使って飼育をする方は、年中ある程度同じ室温になるように設定してください。

温度管理ができない方は、菌糸ビンを使って飼育するのは青カビ問題もありますが、他の問題もあるため非常に難しいでしょう。

原因3,幼虫の食痕

菌糸ビンの青カビが出現する原因3つ目は「幼虫の食痕」です。

幼虫が菌糸ビンを食べると食痕というものが残ってしまうのですが、ここから菌糸が弱ってしまい青カビの原因となります。

しかし、これに関しては仕方がないので、対策する方法としては、幼虫の食べるスピードとサイズを考えることです。

簡単にいうと↓

菌糸を食べるスピードが遅いサイズや種類なのにも関わらず、デカい菌糸ビンを使うと、最初の食痕からカビが生えて、全然食べていないのに交換する必要が出てきてしまいます。

ですので、サイズや種類を考えて500ccや800cc,1,300ccなど何が合うかを考えて使うようにしましょう。

これだけを意識していれば、食痕から青カビが発生しても、その前にある程度の菌糸を食べ切ってくれるので無駄がありません。

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菌糸ビンに青カビが発生させない対策方法

菌糸ビンが発生してしまうことは、ぶっちゃけて言うと仕方ありません。

ですが、なるべく青カビを発生させないようにできる対策方法がありますので、下記では詳しく紹介していきます。

対策1,温度は一定管理

菌糸ビンに青カビを発生させない対策方法1つ目は「温度は一定管理」です。

これは上記でも言いましたが、菌糸ビンでの飼育を行うのであれば、青カビ云々よりも温度管理は最低限必要になります。

と、言うのも基本的には20度前後で管理することで、菌糸ビン飼育での最大活力を発揮できます。

対策2,適切なタイミングで菌糸交換

菌糸ビンに青カビを発生させない対策方法2つ目は「適切なタイミングで菌糸交換」です。

上記でも言いましたが、幼虫が食べた食痕などからも青カビが発生することがあるため、適切なタイミングで菌糸を交換する必要があります。

勿論、サイズや種類にもよりますが、基本的には2~3ヶ月の期間で交換するべきです。

ですが、それ以外にも例外などもありますので、交換するタイミングは個体の様子を伺いながら交換してあげてください。

青カビが発生した場合の対処方法

青カビを防ぐように対策しても発生する場合はありますので、ここでは菌糸ビンに発生した場合の対処方法をご紹介します。

対処1,とりあえず見守る

青カビが発生した場合の対処方法1つ目は「とりあえず見守る」です。

青カビが発生した場合は、とりあえず見守ってどのように発生したのか、どこに発生したのかを詳しく見分ける必要があります。

と、言うのも場所によっては広がらない場合もありますし、簡単に発見できない場合もあるので、何度も見る必要があるでしょう。

ですので、青カビ発見!と言ってから、まずは見守ってから対処するようにしてください。

対処2,直ぐに取り除く

青カビが発生した場合の対処方法2つ目は「直ぐに取り除く」です。

もし、青カビが蓋付近で発生したのであれば直ぐに取り除けば、青カビが広がらずに処理することができます。

しかし、食痕から青カビが発生したり、上から下に青カビが侵食しているのであれば、手遅れになる前に交換するべきです。

まとめ:青カビ問題は厄介

本記事の内容は「菌糸ビンの青カビ問題について|原因と対策方法を解説」についてお話してきました。

菌糸ビンはそもそも管理が非常に難しい道具ですが、青カビ問題も厄介ですので適切な対策や対処をする必要があります。

しっかり対処すればある程度発生を防ぐことができますし、1番最悪な幼虫を死亡させる恐れもありません。

ですので、1番大事なのは青カビを発生させないのではなく、毎日のチェックで異変に気づき、対処するスピードや方法です。

ぜひ、菌糸ビンに青カビが発生したりした場合は、この記事を参考にして頂ければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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