カブトムシを幼虫の時から飼育しているという方は、今まで色々な疑問などにつまずいたと思いますが、蛹でもつまずくようなことが多々あります。
その中の1つが「カブトムシの蛹って動くよね?」ということです。
と、いうのも世間の蛹のイメージは羽化する前の固まっている姿という感じですが、実は全然バリバリに動きます。
もちろん、幼虫の時と比べると潜ったり移動したりしないので、動くと言っても揺れる程度。
ですが、それでも全くの”無”ということはないため、もし動いていなのであれば異常と思っていただいて良いでしょう。
この記事では、そのような「カブトムシの蛹が動かない」疑問に注目して解説します。
カブトムシの蛹が動かない原因
早速、カブトムシの蛹が動かない原因について紹介します。
原因1,死亡
カブトムシの蛹が動かない原因1つ目は「死亡」です。
これは生き物全般に言えることなのですが、死亡してしまうと動くことはできません。
ですので、蛹が「あれ、動かない?」と思った際の原因としては圧倒的No,1の理由です。
むしろ、これ以外の原因には特徴もあれば稀ですので、基本的には明確に判断できるため、カブトムシの蛹が動かない=死亡しているとなります。
原因2,羽化寸前
カブトムシの蛹が動かない原因2つ目は「羽化寸前」です。
カブトムシの蛹は約1ヶ月をかけて羽化の準備をするのですが、最後の羽化寸前には蛹の中身が塊始め一時期動かない時期があります。
しかも、羽化寸前の蛹は黒くなってくるので、それも相まって死亡しているかも?と不安になりがちですが、焦らず2,3日見守ってあげてください。
生きている場合は、その場合すぐに羽化してきますので、蛹が「中身が黒く+あまり動かない」のであれば無駄に触らずそのまま放置をおすすめします。
ぶっちゃけ、この判断に関してはある程度飼育経験が必要ですので、焦らず気になった際は”KONCHU ZERO公式LINE”にご連絡ください。
カブトムシの蛹が動かなくならないようにするための方法
カブトムシの蛹が動かないのは異常と紹介しましたが、そうならないように対策すればある程度防げます。
ですので、下記では蛹が動かなくならないようにするための方法について紹介します。
方法1,飼育環境の整備
カブトムシの蛹が動かなくならないようするために方法1つ目は「飼育環境の整備」です。
蛹は羽化をするための準備期間ですので、ある程度丈夫なのですが、とは言っても幼虫よりも自由が利かず繊細な状態です。
ですので、飼育温度が20℃から急に10℃になったり、逆も然りですが温度の急変が起こると蛹が動かなくなります。
死亡する可能性もありますし、生きていたとしても羽化不全になる可能性がありますので、蛹になった際は飼育環境の安定に努めるようにしましょう。
方法2,毎日の観察
カブトムシの蛹が動かなくならないようするために方法2つ目は「毎日の観察」です。
蛹は基本的に、飼育ケースなどの側面に蛹室を作成してくれるので、ある程度観察することができるでしょう。人工蛹室であれば尚観察可能。
ですので、観察することはできるのですが、基本的には毎日観察することをおすすめします。
多くの頭数を飼育していると時間はかかりますが、この行動をすることで危険を察知できますので、防止というより予防策です。
一瞬であれば動かない時もある
上記では、カブトムシの蛹は常に動いているような説明でしたが、24時間動き続けているわけではありません。
むしろ、普通に動かないときの方が多いのですが、人間が確認しようとすると基本的に動くので、動かない=異常と判断します。
と、いうのも何もない時は蛹が動くのはカビないためなのですが、人間が触ると振動が伝わって危険と感じで動きまわります。
ですので、人間が触って動かない=異常ですが、中には鈍い個体もいますので、その際はチョンチョンと優しく触ってあげると動くはずです。
ぜひ、動いてなくて死んでいるかも?と思った際は、優しく触ってみてください。※触りすぎは死亡&羽化不全になる可能性があるので注意してください。
まとめ:蛹も普通に生きている
本記事では「カブトムシの蛹が動かないのはなぜ?|原因や対策方法を紹介」についてお話してきました。
カブトムシの蛹は見た目だけでいうと、固まって生き物のような感じはしませんが、普通に生きている生き物です。
ですので、温度管理の徹底やマットの管理をしなければ、動かなくなってしまい、最悪の場合は死亡させてしまう可能性があります。
逆を言えば、きちんと管理することができれば一時期タイミングによっては、動かない場合はあるものの無事に羽化させることが可能です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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