菌糸ビン

菌糸ビンから食痕が出ない理由は!?|落ち着いて対応しよう

クワガタを大きくしたいと言う目的から”菌糸ビン”を利用しますが、マットに比べて餌を食べているのか?が明確に分かります。

一言で言うと=食跡と呼ばれ、飼育ボトルの表面上に基本的には見受けられるのですが、中には全く食跡が”無い”ものが存在します。

この記事では菌糸ビンに幼虫を入れたのにも関わらず食跡が出ない理由について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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食跡って何?

そもそも、食跡とは何?についてですが=菌糸ビンに残る食べた跡になります。↓


食跡はこんな感じです。

マットであれば全体が土ですので、どこを食べているのか明確に分からないのですが、菌糸ビンは中が茶色で表面が白色になっています。

そのため、食べた跡が残りやすくどこにどれだけ食べたのかが明確に外から分かります。

菌糸ビンから食痕が出ないのは異常

菌糸ビンを使っていて、2~3週間経っても表面に食跡が出ないのは”異常”です。

本来は早ければ菌糸ビンに入れた当日から食跡が見られる場合がありますが、遅くとも1週間以内には基本的に食跡が見られるでしょう。

ですので、その期間以上経っても食跡が見つからない場合は何か問題が起きていると思って行動してください。

早ければ最悪の状態を避けることができますし、その後も問題なく成長を促せますので、食跡が出ないのは異常と言うのだけ覚えていただければと思います。

※中には下記でも紹介しますが問題がない場合がありますので、ご注意ください。↓

菌糸ビンから食痕が出ない理由3選

菌糸ビンから食跡が出ない理由は下記の通りです。↓

<食跡が出ない理由>

理由1,死亡している

菌糸ビンから食跡が出ない理由1つ目は「死亡している」です。

1番多い理由としては菌糸ビンの中で死亡している状態でして、飼育者からすれば最悪の状態でしょう。

しかし、菌糸ビンはどうしても管理がマットに比べると難しいので、発熱や窒息に陥ってしまい幼虫が食跡を残さずに死んでしまいます。

これに関しては食跡が残っている場合でも油断ができないので、安心せず引き続き管理してください。

理由2,中央で居食いをしている

菌糸ビンから食跡が出ない理由2つ目は「中央で居食いをしている」です。

今回の理由では安心できる理由がこの↑中央で居食いしていることでして、幼虫の中にはボトルの表面の菌糸を食べずに中央でずーっと餌を食べている個体がいます。

基本的にはあまり見かけないので稀といえば稀ですが、事実全く食跡が残っていないのにも関わらず成長していたと言うのはあります。

ですので、この理由で食跡が残っていないのであればむしろラッキーで1番幼虫が成長しやすい食べ方です。

しかし、飼育者にとっては不安でしかないのであまり起きて欲しくはない状態ですが、こんな場合もあるので食跡が出ない=死んでいるとはなりません。

理由3,早期の羽化

菌糸ビンから食跡が出ない理由3つ目は「早期の羽化」です。

菌糸ビンはマット飼育に比べると羽化のタイミングが早くなるのですが、菌糸ビン2,3本目になるといつ羽化してもおかしくありません。

そのため、周りの菌糸を食べる前に菌糸ビンの中央で蛹化する可能性があり、こうなると食跡は出現しないです。

ですので、ある程度大きくなっている幼虫を菌糸ビンに入れた場合は食跡が出ない=死んでいる可能性よりも羽化している可能性の方が高いでしょう。

毎日の観察で危機を脱出できる

菌糸ビンはマットに比べて非常に管理が難しいので「温度の管理が徹底できない…・水分量の違い」などで簡単に劣化を起こし幼虫を苦しめる可能性があります。

ですので、何があっても毎日菌糸ビンの状態がどうなっているのか?などを常に観察する必要があるでしょう。

よって、劣化への対応や幼虫が暴れていると言う現象にも対応できますし、表面に幼虫が出ていると言う問題にも対応でき最悪の状態である死亡を減らせます。

特に、食跡が出ないのは必ず理由がありますので、落ち着いてどんな問題が起きているのか判断するためにも毎日観察するようにしてください。

まとめ:食跡の観察はかなり大事

本記事では「菌糸ビンから食痕が出ない理由は!?|落ち着いて対応しよう」についてお話してきました。

菌糸ビンは管理が難しい分観察をする必要があるのですが、その際になかなか食跡が出ないと不安で仕方ありません。

食跡が出ないと何かしらの問題が起こっていまして、直ぐに対策が必要になりますが、中には居食いをしているだけの可能性もあります。

この場合、下手に掘り出してしまうとせっかく居食いをして大きくなっているのにも邪魔してしまうことになってしまいます。

ですので、約1ヶ月程食跡が出ないのであれば問題視をして掘り出すのもありです。

それ以下の月日でしたら居食いの可能性もあるので、掘り出すのではなく毎日コツコツ観察する方が大事になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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