菌糸ビンはクワガタの幼虫を大きくする際に必ず使う道具の1つです。
そんな菌糸ビンは大きくするために色々なものが含まれており、マットの飼育に比べ非常に難しくなります。
特に、死亡率もマットに比べてしまうと圧倒的に差があり、初心者の方からするとなぜ死にやすいのか?となるでしょう。
ですので、この記事では菌糸ビンでクワガタの幼虫が死亡する理由や原因についてご紹介していきます。
菌糸ビンは簡単に死んでしまう
菌糸ビンはマットと比べて飼育環境が少しでも不安定になってしまうと、劣化を起こしてしまい幼虫が簡単に死んでしまいます。
詳しく調べたわけではないので、詳細については分かりませんがベテランの方でない限り圧倒的に死亡or羽化不全を起こすでしょう。
羽化不全についてはこちらで紹介→【つらい】カブトムシが羽化不全に…|原因や対処法について解説
菌糸ビンで幼虫が死亡する理由や原因
菌糸ビンで幼虫が死亡する理由や原因は色々とあります。
下記では、そのことについて解説していきます。↓
<理由や原因>
理由1,添加剤
菌糸ビンで幼虫が死亡する理由や原因1つ目は「添加剤」です。
菌糸ビンはきのこ菌だけでなく成長を促すための”添加剤”が入れらておりこれが成長だけでなく悪い方向に持っていく場合があります。
発熱なども発生させる可能性もありますし、栄養が多すぎるために羽化不全になったり拒食を起こす可能性があります。
ですので、既製品であれば絶妙に調整されているため何も問題ありませんが、自作するのであれば注意が必要です。
理由2,温度管理のミスで劣化
菌糸ビンで幼虫が死亡する理由や原因2つ目は「温度管理のミス」です。
菌糸ビンはマットに比べ非常に温度に敏感でして、温度管理のミスが起こると以下のようになります。↓
- 劣化
- 発熱
- キノコの繁殖
- カビの増加
この中でも劣化が激しいと確実に幼虫を死亡させてしまうため、なるべく劣化させないことが必須です。
こちらでは菌糸ビンを劣化させないための対策を詳しく紹介→菌糸ビンが劣化するとヤバい!?|原因や対策を詳しく解説
理由3,菌に巻かれる
菌糸ビンで幼虫が死亡する理由や原因3つ目は「菌に巻かれる」です。
菌糸ビンはきのこ菌でできているため、その栄養を幼虫が上手く摂取し成長しますが実は注意しないと、その菌が悪く働きます。
と、言うのもある程度大きい幼虫を菌糸ビンに入れれば問題なく食べて成長できるのですが、小さい幼虫はこれが上手くできません。
よって、食べるよりも菌の方が強く、きのこ菌によって巻かれてしまい死亡してしまうことがあります。
ですので、卵から孵化したての幼虫はある程度マットで成長をさせてから菌糸ビンに入れることをおすすめします。※詳しいサイズは別記事解説
菌糸ビンで死亡率を下げる対策方法
菌糸ビンは上手く使うことができればサイズを大きくすることができる便利ですが、死亡率が高いのも事実です。
ですので、ここでは簡単にできて効果が明確に出る死亡率を下げる対策方法を紹介します。
<死亡率を下げる対策方法>
対策1,温度管理
菌糸ビンで死亡率を下げる対策方法1つ目は「温度管理」です。
菌糸ビンで1番防ぎたいのは、菌糸ビン事態の劣化でしてこれさえ防げればある程度死亡率を減らすことができます。
この劣化を防ぐには温度管理が重要で、逆に言えば温度管理さえできていれば菌糸ビンでの死亡率をガクっと減らすことが可能です。
もちろん、温度管理をしていてもものによっては劣化,発熱,きのこの繁殖は起こります。
ですので、温度管理である程度防ぐことができても、それ以外にも要因がありますので、さらに下記の対策もしておきましょう。
対策2,実績のあるものを選ぶ
菌糸ビンで死亡率を下げる対策方法2つ目は「実績のあるものを選ぶ」です。
菌糸ビンで1番注意することは、対策1の温度管理ですが、これは後発の考えで主に考える必要があるのは何を使うかになります。
どれだけ温度管理に力を入れても菌糸ビンによっては、発熱したり劣化が早かったりとものによって左右されてしまいます。
ですので、菌糸ビン選びが重要なのですが1つ言えるのは「高い=良い・安い=ダメ」という概念は捨てるようにしましょう。
決してこれには当てはまらないので、高くてあまり実績がないものよりも安くても実績が十分なものを選ぶことをおすすめします。
下記の記事で詳しく紹介していますので、どれを選べば良い?と言う方はご参考下さい。
<菌糸ビンで最もおすすめするもの>
<安いけどしっかりしている菌糸ビン>
この上記2つの中から選べば実績などは十分にありますし、色々な方がおすすめしていますので間違いありません。
まとめ:対策すれば死亡は防げる
本記事では「菌糸ビンで幼虫が死亡する理由や原因|対策する方法を紹介」についてお話してきました。
菌糸ビンは間違いなくマット飼育と比べて管理が難しく、幼虫は多く死亡するでしょう。
基本的にはこれを乗り越えてより大きいクワガタを生み出そうとしているのがブリーダーさんで、かなりの失敗をしています。
それこそ死亡だけでなく羽化不全のようなことも起こってしまいがちですので、これらをなるべく起こらないようにするべきです。
ですので、対策は必須でするべきでして、上記で紹介した2つをすればある程度防ぐことができると思います。
もちろん、他にも色々と要因がありますので、それは個人で飼育して解決方法を見つけて対策してみて下さい。※発見があった際はコソコソ教えてくださいw
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。