カブトムシの幼虫を飼育していると大体5~6月頃になると、幼虫→蛹に変化するのですが、その際に最悪のことが起こる場合があります。
基本的には、管理不足がない限り蛹が死ぬことがないのですが、実は管理不足がなかったとしても死んでしまう場合があります。
しかし、幼虫や成虫と違って蛹に関しては、通常があまり動かないので死んでいるのか生きているのかが明確に判断できません。
ですので、この記事ではカブトムシブリーダーである筆者が経験して分かった、カブトムシの蛹が死んでいるのか判断する方法についてご紹介していきます。
カブトムシの蛹も死ぬ可能性はある
てか、そもそもカブトムシの蛹が死ぬことってあるの?と思われがちですが、実はどれだけ管理を上手くしても死なせてしまう可能性があります。
ですので、直接的要因が無くカブトムシの蛹が死ぬことに関しては、ぶっちゃけ仕方ないということで良いでしょう。
その上で、現在飼育しているカブトムシの蛹が死んでいるのか判断する方法については下記で詳しく紹介していきます。
カブトムシの蛹が死んでいるのか見分ける判断
カブトムシの蛹が死んでいるのかを見分ける判断は以下の通りです。↓
<死んでいるのか見分ける判断>
判断1,色の変化
カブトムシの蛹が死んでいるのか見分ける判断1つ目は「色の変化」です。
カブトムシの蛹は、蛹の時期によっては色の変化がありまして、以下のようになります。
<蛹の第一段階>
この段階では、少しクリアかかった色でして蛹の中がまだドロドロの液体のようになっています。この段階は1日も経てば見れなくなるためかなりレアです。
また、かなりの繊細な段階ですので、この段階で手で持ってしまうとツノが折れたり、羽化不全になったりする可能性があるので、触らず放置がおすすめです。
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<蛹の第二段階>
この段階に関しては1番長い段階で、基本的には蛹になって2日後〜三段階目になる直前までは、この段階になっています。
色はThe茶色の感じでして、この段階になれば手袋を着用して、優しく持ってあげればツノ折れや羽化不全の原因になることはありません。※注意は必須
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<蛹の第三段階>
第三段階は、茶色→黒く変化してくるのですが、ほとんどの方がこのタイミングで死んでしまったかもと思ってしまいがちです。
しかし、順調に茶色→黒という変化をしたのであれば、ただの羽化手前の準備段階と思ってまちがいありません。
この段階までなりましたら1週間以内には確実に羽化してきますので、優しく見守りましょう。※羽化の段階でも死ぬ可能性があります。
このように蛹が生きていると色の変化が発生しますが、死んでいる場合に関しては、この適切な色の変化が起こりません。
むしろ、死んでると色どころか見た目が腐ったようになりますので、一目瞭然です。
判断2,一切動きに変化がない
カブトムシの蛹が死んでいるのか見分ける判断2つ目は「一切動きに変化がない」です。
カブトムシの蛹は基本的に動かず、じっとしているイメージだと思いますが、実は常に見ていると位置が若干違う…という感じに動いています。
これは自然状態の時でして、さらにあまりおすすめはできないんですが、人間がチョンチョンと触るとビクビクと動きます。
ですので、最悪の場合カブトムシの蛹が生きているのか確認したい方は、触ってあげると生死を判断することができるでしょう。
判断3,カビの付着
カブトムシの蛹が死んでいるのか見分ける判断3つ目は「カビの付着」です。
カブトムシは上記でも言いましたが、蛹の段階でコロコロ動きますし、ずーっと固まっている訳ではありません。
これによって、水分が多いとされる蛹室の中でもカビずに生活できるのですが、死んでしまっていると1mmも動けません。
ですので、カブトムシの蛹が死んでいると体にカビが生えてしまうため、外見が綺麗な蛹なのであれば基本的に死んでいることはないと言えるでしょう。
まぁ、これに関しては一定の判断基準ですので、カビが生えていない=死んでいないということでもないため、上記2つ+での判断材料にしてください。
まとめ:カブトムシの蛹も生きている
本記事では「カブトムシの蛹が死んでいる!?|見分ける判断と確認方法」についてお話してきました。
昆虫は蛹の段階を経て羽化してくるのですが、種類によって色々違うのですが、カブトムシの蛹に関しては見た目だけで判断すると死んでいるのか?と思いがちです。
これはブリーダーになればすぐに判断できるかもしれませんが、それでも触ってみないと分からないというレベルです。
ですので、もし昆虫飼育を始めてばかりの方で今回が蛹飼育初めてなのであれば、蛹の生死を判断するのが1番の難関でしょう。
ぜひ、現在自分が飼育している蛹が生きているのか?死んでいるのか?判断するのであればこの記事を参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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