日本には色々なバッタが生息していまして、中にはパッと見では見分けることができない種類も存在します。
その中の1つが今回紹介する「ショウリョウバッタとオンブバッタ」になります。
この2種類はプロでもパッと見では判断できずある程度ポイントを見なければ分かりません。
この記事ではそのようなショウリョウバッタとオンブバッタの違いについて分かりやすく紹介していきます。
ショウリョウバッタとオンブバッタは似ている
まず、前提としてショウリョウバッタとオンブバッタは一見そっくりで似ています。
画像を比較するとこんな感じ↓
ショウリョウバッタ | オンブバッタ |
じっくり見比べると確かに違うところが分かりますが、パッと見は同じです。
正直自然の中でピョンピョン跳ねているところを見かけただけでは、これは〇〇バッタ!とはなりません。
ですので、捕獲するもしくは止まっているところをじっくり見て違いを確認してみてください。※一番は写真を撮ることです。
ショウリョウバッタとオンブバッタの違い
上記では画像を見比べて似ていることが分かったと思いますので、ここでは実際にショウリョウバッタとオンブバッタの違いについて紹介します。
画像を用いて違うポイントを紹介しますので、実際見分ける際に利用してください。
違い1,体の大きさ
ショウリョウバッタとオンブバッタの違い1つ目は「体の大きさ」です。
ショウリョウバッタとオンブバッタは似ているものの、体の大きさは全然違っていて簡単に言うとショウリョウバッタの方が圧倒的に大きいです。↓
ショウリョウバッタ | オンブバッタ |
と、なります。
ショウリョウバッタは日本に生息するバッタの中では一番大きいと言っても良い種類です。
そのため、スマートに見えるショウリョウバッタですがオンブバッタと比べると意外とガタイが良いバッタになります。
違い2,横顔のデザイン
ショウリョウバッタとオンブバッタの違い2つ目は「横顔のデザイン」です。
ショウリョウバッタとオンブバッタの明らかの違いと言っても良いのが、横顔のデザインが違います。見比べると↓
ショウリョウバッタ | オンブバッタ | |
画像 | ||
特徴 | ・筋や点線が現れる ・太い ・上向きに長い |
・顔にギザギザ ・細め ・前向きに長い |
こんな感じです。
じっくりと見比べると意外と違っていて、個人的な好みで言うとショウリョウバッタがイケメンで、オンブバッタは少し頼りない感じ…。
ん〜もっと分かりやすい感じで言うと、オンブバッタは15歳ぐらいの少年で、ショウリョウバッタは30歳ぐらいなベテラン感と言っても良いでしょう。
まぁ、こんなことは置いておいて横顔をゆっくり見れば一発で明確に判断できますね。
違い3,飛ぶ音
ショウリョウバッタとオンブバッタの違い3つ目は「飛ぶ音」です。
これは耳を傾けなければ分からないところではあるのですが、実は飛ぶ音にも明確な違いというものがあります。
と、いうのもショウリョウバッタのオスは飛ぶ際に”キチキチ”というような音を立てて羽ばたいていきます。別名:キチキチバッタ
オンブバッタなどに関しては飛ぶ時の音はあるものの、ショウリョウバッタほど明確な音を立てるのはないでしょう。
違い4,体の色
ショウリョウバッタとオンブバッタの違い4つ目は「体の色」です。
上記ではいろいろな違いについて紹介しましたが、簡単に見分けるのであれば体の大きさもしくは体の色になります。
と、いうのもバッタはどんな種類にも緑or茶色の個体が存在しており、そのような明確な色の違いはありません。詳しくはこちら
しかし、上記の”見出し1”で紹介した画像を見ると、ショウリョウバッタの緑個体には茶色の線が体のあちこちにあります。
ですが、オンブバッタは比較的綺麗な緑ですので、その点を比較すると判断可能です。
まとめ
本記事では「ショウリョウバッタとオンブバッタの違い|似ているが実は少し違う」についてお話してきました。
日本には色々なバッタが生息しており、中にはモドキが付くほど似ていたり、今回紹介したように種類は違うものの似ていたり…。
カブトムシやクワガタと比べると、似ているところが多いため見極めは難しいでしょう。
とは言っても、上記で紹介したようにじっくり比較したり画像を見ればある程度把握することができます。
他にも、色々なバッタの違いなどを解説した記事などもありますので、お時間がある方はこちらもご覧ください。↓
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。