セミ

セミのオス・メスを簡単に判断|見分け方を写真で解説

夏になると多く見かけるセミですが、カブトムシなどと違って普通に木に掴まっている程度であればオス・メスのどちらかを判断することができません。

こんな感じです。↓

木に止まっているセミの写真

ですので、簡単に判断することはできませんが、実はあるポイントを見たり確認したりすればセミのオス・メスはすぐに見分け可能です。

下記では、そのように見分ける方法や見分ける上で注意することなども紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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セミのオスとメスを見分ける方法

セミのオスとメスはあるポイントを見れば簡単に見分けることができます。

ここでは、画像などでも分かりやすく解説しますので、見分ける際はぜひご参考ください。

見分け方1,お腹に腹弁の有無

セミのオスとメスを見分ける方法1つ目は「お腹に腹弁の有無」です。

1番メジャーに判断することができるのが、この方法でセミのお腹を見ることで簡単に見分けることができます。

写真で見るとこんな感じです。↓

オス メス
オスのセミの写真 メスのセミの写真

と、このよう全然違います。

分かりやすくいうと、お腹に腹弁と呼ばれる音を鳴らす部分があるのが”オス”で、何もお腹にないのが”メス”となります。

これは非常に分かりやすいのですが、お腹の部分を見ない限り判断できません。

=木に止まっているときは判断できないため、わざわざ捕まえるもしくは死んで裏返っている個体を確認するしかありません。

見分け方2,鳴くor鳴かない

セミのオスとメスを見分ける方法2つ目は「鳴くor鳴かない」です。

セミには上記でも言いましたが、オスにしか腹弁というものが付いていないので、オスのみしか”ミーンミーン”と鳴きません。

そのため、鳴いている個体=オス・鳴いていない個体=メスと言っても良いでしょう。

しかし、セミも体力やタイミングというものがあり、オスでも鳴かない時がありますので鳴いているか鳴いていないかで判断するのは危険です。

ですので、もし鳴くか鳴かないかで知りたいのであれば、捕まえるとセミは危険を察知してオスであれば鳴きますしメスであれば鳴きません。

とは言っても捕まえるのであればお腹を見ることができるので、鳴くか鳴かないかで判断するというよりは目視で判断可能です。

見分け方3,木に止まっている位置

セミのオスとメスを見分ける方法3つ目は「木に止まっている位置」です。

これは噂程度ではあるものの、実はセミの性別によって木に止まる位置が違うということで、簡単にいうと「オス=高い位置・メス=低い位置」になります。

詳しく理由をいうと、オスはメスを探すために効率よく周りに響くように高い位置に止まるのでは?とされています。

セミにとっては木の高いところに止まるのは鳥などの天敵に狙われやすくなるため、なるべく止まらないのですが、子孫を残すためにリスクを取るのでしょう。

セミの性別を見分けるときに注意すること

セミのオス・メスを見分ける時には、実際に捕まえたり、地面に転がっている状態のセミを確認したりと色々方法があります。

その際に、注意しなければ怪我したり、セミによってトラウマになる可能性がありますので、ここでは性別を見分ける際に注意することを紹介していきます。

注意1,おしっこをかけられる

見分ける時に注意すること1つ目は「おしっこをかけられる」です。

セミの性別を見分けようとセミを捕まえる体制に入ると危機を察知して、セミは逃げようとバーっと羽ばたいていきます。

その際にびっくりしてセミはおしっこを出しながら飛んでいきます。

これがいわゆるセミのおしっこ事件なのですが、子どもであれば誰しもが1度は経験したことがあるものでしょう。

何か危険というわけではないのですが、かけられないに越したことはないので、実際に捕まえる際は注意しながら捕まえてください。

注意2,セミ爆弾に被弾

見分ける時に注意すること2つ目は「セミ爆弾に被弾」です。

夏になるとミンミンとセミの声が鳴り響くのですが、一定期間が過ぎると地面や溝などに亡くなったセミがたくさん転がっています。

大半はアリや他の生物に食べられるのですが、まだ生きているけど飛ぶ元気がないという個体はギリギリで生きています。

しかし、人間からするとなかなか見分けがつかず死んでいるセミと思って近づいて確認しようとすると「バーッ」と急に飛び立つこと可能性があります。

これが俗にいう”#セミ爆弾”で、このことをきっかけにセミを嫌いになったという人が多いほど心臓に悪い現象です。

ですので、性別を判断しようと死んでいるセミを確認する際は、しっかり生きているのか死んでいるのかを判断した上でお腹を確認するようにしましょう。

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注意3,つまずいて転ける

見分ける時に注意すること3つ目は「つまずいて転ける」です。

セミだけに限らず昆虫関係を捕まえたり見ようと思って木を見ていると、足元などをあまり見ずに歩いていることがあります。

人間は賢いので基本的には感覚でどうにかなるのですが、木が多く生えているところは根っこがボコッと盛り上がっていることが多々あります。

こんな感じです。↓

木の根っこの写真

これは急に現れて、注意していても引っかかって転ける可能性がありますので、木だけでなく足元もしっかり確認してください。

特に、山付近で探す際は怪我が命取りになりますので、十分に注意して公園で探す際もしっかり足元を見て歩きましょう。

まとめ

セミはカブトムシなどと違って木に止まっている状態では、オスとメスを判断することはできません。

しかし、お腹側(?)を見ることができれば、上記でも紹介したように腹弁などがあったり、オスだけしか鳴かないなど比較的簡単に見分けることができます。

=捕まえるor死んで地面に転がっている個体を見れば、セミのオス・メスは判断可能です。

ですが、セミを探したりするときは色々な障害や注意すべき点がありますので、上記で紹介したことを意識しながら楽しい昆虫lifeにしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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