カブトムシを飼育する際に水を利用するイメージがほとんどの方があると思います。
これは成虫でも幼虫でもですが、この記事では”幼虫”に絞った観点で、飼育時に水やりは必要なの?という点について紹介します。
簡単に言うと、水分はカブトムシの幼虫が育っていくためには必要なもので、乾燥したマット(土)であれば成長をさせてあげれません。
例えで言うと、人間の赤ちゃんに栄養が含まれていない水だけを飲ませている感じです。
ですので、この記事では幼虫飼育時に水やりをしなければいけないのか?と言うことについて紹介していきます。
カブトムシの幼虫飼育に水やりは必要?
結論から言うと、読者(あなた)の育て方によって変わってきます。
と、言うのも筆者に関しては幼虫の飼育時に水を利用していませんし、途中で追加もしていませんが、他の方は利用する方もいます。
=飼育環境、飼育ケース、マットなどで左右されるため、水やりが必要なのかについては一概に言うことはできません。
ですが、このような飼育ケース↓で飼育をしているのであれば必要と言えるでしょう。
水やりが必要な理由
結局、なぜ水やりが必要なの?と疑問に思う方もいるでしょう。
ですので、ここでは水やりが必要だと思う筆者の考え方についてご紹介していきます。
<水やりが必要な理由>
理由1,乾燥で栄養がなくなる
水やりが必要な理由1つ目は「乾燥で栄養がなくなる」です。
冒頭でも紹介してきましたが、カブトムシの成長に必要なマット(土)は水分がなければ栄養がないミルクと同様成長させることができなくなってしまいます。
ですので、幼虫を飼育する上で必要なのはマット自体の栄養+適度な水分量です。
乾燥しすぎてしまうのは絶対NG、水やりのやりすぎもNGですが、どちらかと言うと水がやや多い方がマシでしょう。
理由2,幼虫にとって住みにくい
水やりが必要な理由2つ目は「幼虫にとって住みにくい」です。
マットの乾燥が酷ければ、ずーっと食べ続ける栄養がない上に、自分の住んでいるところである環境が悪化していることになります。
自然界では湿気が多い山の中などで住んでいるため、常に自分の過ごしやすい環境に移動しマットを食べて成長します。
しかし、飼育科で下ではそれを行うことができないので、人間で言うと水しか与えられていない上にベッドがない状態で住んでいると言うことです。
水やりがなくても良い環境
水やりは、見出し1で紹介したように人によっては必要ないのですが、できれば飼育に手間をとりたくないのであれば水やりをしたくないと思います。
そんな方のために、筆者が一切水やりをしなくても飼育できる環境について紹介します。
※この方法はあくまで筆者の方法ですので、費用の問題などが出る可能性がありますのでその点はご了承ください。
<水やりが不要な環境>
方法1,ボトル個別飼育
水やりが不要な環境1つ目は「ボトル個別飼育」です。
カブトムシの幼虫を初めて飼育する方は、なんとなく飼育ケースで良いんでしょ?と思いがちですが、水やりをなるべく減らすのであればそれはNGです。
と、言うのもどれだけマットに水が含まれているとしても、空気に多く触れると乾燥します。
ですので、空気に触れる面積を減らすために、ボトル飼育をすることで水やりを省くことが可能と言うことです。
方法2,マットの選択
水やりが不要な環境2つ目は「マットの選択」です。
ボトルで飼育を行うと水やりの回数を圧倒的に減らすことはできたとしても、マット自体が水分をはじきやすいものであれば乾燥はひどくなるでしょう。
ですので、ボトル飼育は前提だとしてもマットを適当なものにすると意味がありません。
しかし、このマット選択は何百個と近い種類の中から選ぶのは大変だと思うので、個人的におすすめのを紹介すると↓
<おすすめのマット>
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この2つを使えばある程度、水を含めるだけで一定期間乾燥せずに利用可能です。
方法3,エアコンの温度管理
水やりが不要な環境3つ目は「エアコンの温度管理」です。
やはり水やりをすると言うのは乾燥するからと言うことなのですが、温度によってもかなり影響されます。
できれば昆虫飼育は温度管理をした方が良いのですが、一般家庭ではエアコンの付けっ放しで管理したり、昆虫を部屋で飼育することはできないでしょう。
ですので、このエアコンの温度管理はできませんが、季節によっては夏場➡︎湿気で水分が多く冬➡︎乾燥してしまいがちなど。
特徴はありますので、その点を配慮して飼育スペースの移動をおすすめします。
方法4,2,3ヶ月ごとのマット交換
水やりが不要な環境4つ目は「2,3ヶ月ごとのマット交換」です。
どれだけ良いマットを利用しても、ボトルを利用したとしても、定期的にマット交換をしなければめちゃくちゃ乾燥します。
ですので、できれば2,3ヶ月に1度がマット交換するようにしてください。
であれば、水やりをせずに飼育することはできたとしても、マット交換の手間があるので、メリット・デメリットがあります。
まとめ:水やりは時と場合により必要
この記事では「カブトムシの幼虫に「水やり」は必要?|育て方によって変わる」についてお話してきました。
水やりは必要といえば必要ですが、必要ないといえば必要ないものなので、結論=時と場合より水やりは必要と言えます。
ですので、失敗しながら成長するしかなく、何度も行って勉強する必要があるでしょう。
幼虫は思っている以上にも強いため、一定期間失敗したと思った時は再度やり直しを行えば修正することは可能です。
しかし、極度の乾燥、極度の水分含に関しては”完全なNG”ですので、その点は注意しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。