カブトムシ

カブトムシの卵→成虫に持っていくまでの流れ|卵の育て方を完全解説。

カブトムシを飼育すると誰しも思うことが、自分の飼育しているカブトムシから産卵してもらって来季も育てることでしょう。

もう、今年だけで良いや…と言う方は関係ありませんが、子どものために自分のために飼育している方はできれば卵から成虫まで飼育したいと思います。

とは、言ってもどのような手順や方法でやっていけば分かりにくいので、この記事ではその点を徹底的にご紹介していきます。

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カブトムシの卵について

カブトムシがそもそも何を産むのか?と思っている方もいると思いますが、カブトムシなどの昆虫系は基本的に”卵”を産みます。

そこから卵→孵化→幼虫期間→蛹→成虫へと言うような流れで、普段見るようなカブトムシなどが誕生してきます。

このような流れは自然界で言えば命がけで産卵をして、その中でも敵からうまく逃げながら何匹かが誕生するそうです。

ですが、人工でこれらをする場合は卵からしっかりと管理していく必要があります。

カブトムシの卵→成虫までの流れ

カブトムシの卵→成虫になるまでの詳しい流れについては、大まかに分けると7つです。

ここでは、1つ1つどのような流れで卵→成虫に持っていくのかについて紹介します。

流れ1,卵を産卵セットから回収

カブトムシの卵→成虫までの流れ1は「卵を産卵マットから回収」です。

カブトムシの卵を産んでもらうためには、産卵マットを使用するので、とりあえずその中から卵を回収していきましょう。

この際には”やわらかピンセット”で丁寧に回収してください。

流れ2, 1つずつプリンカップで管理

カブトムシの卵→成虫までの流れ2は「1つずつプリンカップで管理」です。

ブリンカップのサイズにもよりますが、基本的には卵1つずつ管理するのが安心・安全に管理できるのおすすめします。

まぁ、この点に関してはヘラクレスオオカブトなどの大型種などではないので、別に分けなくても良い気もします。

が、1匹でも多く羽化させたいのであれば、小分けにして管理するのが1番でしょう。

「プリンカップの飼育」について詳しくは、こちらも参照ください。

→ カブトムシの幼虫をプリンカップで飼育!?

流れ3, 3週間に1回マット交換

カブトムシの卵→成虫までの流れ3は「3週間に1回マット交換」です。

プリンカップに卵を移すと約1ヶ月程度で卵→孵化してきて小さい幼虫がゾロゾロと誕生してくるようになってきます。

ここからは、約3週間に1回ほどマットを交換して新鮮な土にしておきましょう。

流れ4,2令のタイミングでボトルへ

カブトムシの卵→成虫までの流れ4は「2令のタイミングでボトルへ」です。

3週間に1回のマット交換を2回ほど行うと直ぐに2令まで成長していますので、そうなると800ccぐらいのボトルに変えます。

そうすることでマットの量も多く捕食できますし、大きく成長してくれるでしょう。

流れ5,2ヶ月に1回マット交換

カブトムシの卵→成虫までの流れ5は「2ヶ月に1回マット交換」です。

800ccボトルに変更してからは2ヶ月に1回ぐらいのマット交換をすれば、約4回目の交換ぐらいで蛹へと持っていけます。

ですので、800ccボトルで交換するのは3回目で、最終的には最低1,200ccのボトルor2,500ccぐらいがおすすめです。

「カブトムシのマット交換」について詳しくは、こちらも参照ください。

→ カブトムシのマット交換について

流れ6,6月~7月に蛹へ

カブトムシの卵→成虫までの流れ6は「6月~7月に蛹へ」です。

大体6月~7月ぐらいに蛹へと変態していきますので、そうなると何も触らずに見守っていくのが1番だと思います。

もし、触るのであればきちんと人工蛹室を準備した上で、掘り返すようにしましょう。

流れ7,蛹から約1ヶ月で成虫

カブトムシの卵→成虫までの流れ7は「蛹から約1ヶ月で成虫」です。

蛹になってから1ヶ月経つと少し誤差はあるものの成虫までに変化していきますので、7月頃にはほとんど成虫になります。

ここまで卵→成虫に約1年をかけてなりますので、大切に見守っていきましょう。

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カブトムシの卵は何個生むのか

カブトムシは寿命が3ヶ月~6ヶ月程度しかないので、後世に子孫を残すため卵を沢山産むのですが、結局何個産むのか明確な数は分からないと思います。

ですので、経験+他の情報を組み合わせた結論で言うとこんな感じです。↓

<カブトムシが産む卵の数>

一般飼育の環境 3~6個程度
ブリーダー飼育環境 20個~100個

※メス1匹の場合の個数

と、こんな感じになります。

卵を産む個数に関しては環境が1番大きくて狭いスペースで産卵をすると個数は少ないですし、広範囲にすれば多く産みます。

他にも、マットの質や状態によっても変わったり、もちろん個体差などもあるので、明確には言えませんが大体上記が基準です。

カブトムシの卵の大きさ

カブトムシは卵で産むと言いましたが、実際どれぐらいの大きさなのかが分からないと思いますが、思っているよりも明確に判断することができる大きさです。

と、言っても想像しにくいので、明確なサイズを言うと=2~3mm程度となります。

<カブトムシの卵>

カブトムシの卵の写真

と、手のひらに乗せるとこんな感じです。

知らない人からすれば以外に大きいなと感じるぐらいで、実際に黄色or白色でので土の中に混ざっていれば直ぐ分かります。

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カブトムシの卵の見つけ方を解説

カブトムシの卵サイズは上記でも言ったように、明確に判断できるものですので、比較的簡単に見つけることができます。

ですので、カブトムシの卵の見つけ方は産卵セットを組んでいるケースよりも3倍ぐらいあるサイズの”トロ船”にそのまんまヒックリ返します。

すると産んでいる場合は、ポロポロと卵が出てきますので、事前にプリンカップにマットを入れて準備して”やわらかピンセット”で取っていきましょう。

卵を見つける際には、マットを崩しながら行いますが、力を入れすぎると潰してしまうので、優しく丁寧に探して下さい。

まとめ:カブトムシの卵→成虫について

本記事では「カブトムシの卵→成虫に持っていくまでの流れを完全解説」についてお話してきました。

カブトムシの卵から成虫まで飼育していくのは、昆虫を飼育していく上では一大イベントと言っても過言ではありません。

しかし、世に出回っている情報では上手く飼育できない経験や実際に経験者に直接聞かないとできない..と言う方も多くいます。

ですので、この記事が少しでも卵からの飼育で助けになれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫の情報や豆知識情報などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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