カブトムシ・クワガタが好きでせっかくのことならお仕事にしたいと思う方は日本に限ってはめちゃくちゃ多いと思います。
とは、言ってもカブトムシやクワガタをお仕事にするにはどうすれば良いのか?と言うことですが、結論=ブリーダーです。
もちろん、ペットショップなどで働いたり研究施設で働いたりと色々と昆虫に関わるお仕事はありますが、直接関わることができるのはブリーダーでしょう。
そんなブリーダーのお仕事ですが、どうやってすれば良いの?と言う方や儲けることはできるのか?と色々悩むことがあると思います。
ですので、この記事ではカブトムシ・ブリーダーのブリーダーになる方法を現役のブリーダーが裏側を徹底的に解説していきます。
カブトムシ・クワガタのブリーダーになる方法
そもそも、カブトムシ・ブリーダーになるのは資格が必要なわけではないですし、特別な免許が必要なわけではありません。
ですので、今あなたがカブトムシのブリーダーになろうと思えばなれますし、名乗ればその日からブリーダーと言えます。
とは、言ってもそれはブリーダーになったとは言えないと思うので、筆者が思うブリーダになる方法を手順ごとにご紹介します。
手順1,飼育スペースの確保
カブトムシ・クワガタのブリーダーになる手順1つ目は「飼育スペースの確保」です。
カブトムシのブリーダーになるにはある程度の飼育スペースを確保する必要がありまして、家の片隅で行うのは非常に大変になってしまいます。
できないことはないですが「大きいサイズの個体を出したい!」や「沢山飼育したい!」と思うのであれば飼育スペースは必要です。
参考程度に言うと、筆者は住む家とは別に20畳以上の事務所を借りて、常に温度管理や湿度管理をして飼育しています。
手順2,飼育道具の準備
カブトムシ・クワガタのブリーダーになる手順2つ目は「飼育道具の準備」です。
カブトムシやクワガタは他の生き物や動物よりかは少ない道具でブリードを行うことはできますが、塵が積もればでかなり費用はかかります。
ですが、ブリードをするのであれば初めにある程度準備しておかなければ後々大変なことになってしまいます。
ちなみに筆者は全く準備せずブリードを開始してしまい、色々と失敗してしまいましたので、同じにならないよう注意してください。
「必要な飼育道具」について詳しくは、こちらも参照ください。
手順3,カブトムシの確保
カブトムシ・クワガタのブリーダーになる手順3つ目は「カブトムなどの確保」です。
飼育スペースや道具が確保できましたら、次は早速ブリードを行いたいカブトムシやクワガタなどを購入しましょう。
購入する際は、どんなところでも別に良いのですが、筆者的には信用のあるところから買うのがおすすめです。
コスパや信頼度を簡単に表にすると↓
ヤフオク
コスパ | |
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信頼度 | |
品揃え | |
買いやすさ |
ペットショップ
コスパ | |
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信頼度 | |
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買いやすさ |
昆虫専門店
コスパ | |
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信頼度 | |
品揃え | |
買いやすさ |
ムーシック
コスパ | |
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信頼度 | |
品揃え | |
買いやすさ |
と、なります。
個人的には本格なブリーダーになるのであれば昆虫専門店などで購入することをおすすめします。
ですが、最初は練習程度やなるべく安く購入したいのであれば、ヤフオクがおすすめです。
ちなみにこのKONCHU ZEROを運営している業者と一緒のショップ”ムーシック”も参考程度に確認してみてください。
手順4,産卵&販売
カブトムシ・クワガタのブリーダーになる手順4つ目は「産卵&販売」です。
ブリーダーは趣味でも良いのですが、この記事をご覧のあなたは多分お金が欲しくてブリーダーをやるつもりでしょう。
その場合は常に産卵をしてもらい販売する必要があります。
手順5,繰り返し
カブトムシ・クワガタのブリーダーになる手順5つ目は「繰り返し」です。
ブリーダーは1度飼育を行ったからと言って「休憩…」と言うのはなく、常にずーっと何かしらの個体が羽化するのを見ています。
ですので、例えば国産のカブトムシをブリードするのであれば夏頃しか羽化しないので常に羽化は確認できませんが、外国産であれば可能です。
「例:1月10日にヘラクレスが羽化すれば1月11日にパラワンオオヒラタが羽化」
など、これが1年中続くように上記の手順1〜4を繰り返してブリードを行います。
カブトムシのブリーダーは儲かるの!?
結局、カブトムシのブリーダーになっても儲かるのか?と言うことですが、結論的には儲けることはかなり難しいと言っても良いでしょう。
とは、言ってもきちんとブリーダーとしてご飯を食べている人がいる方もいますので、難しいだけで”できない”わけではありません。
ただ初期費用がかかる上飼育する期間、毎日こまめに管理する必要があるなど最初は見えない部分に時間とお金がかかります。
ですので、それを堪えてでも頑張っていきたいという根性がなければカブトムシやクワガタのブリーダーになることはできません。
「ブリーダーは儲かるのか」について詳しくは、こちらも参照ください。
まとめ:カブトムシのブリーダーは難易度MAX
本記事では「カブトムシ・クワガタのブリーダーになる方法|現役が詳しく裏側を語る」についてお話してきました。
ぶっちゃけて言うとカブトムシ・クワガタのブリーダーで一部で成り立つ人もいらっしゃいますが、基本的には“無理”です。
と、言うのも近年飼育のしやすさが目立ち誰でもブリードをできるようになってしまいショップなどでは飽和状態にあります。
そのため、今から始めてブリーダーで生活をするつもりなのであれば、一気に費用をかけて大きく出る必要があるでしょう。
であれば、可能性はありますがそれでも非常に難しいので、まずは小さくやって大きく赤字になる前に確かめることをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。