カブトムシは順調に飼育していると、大体5月〜6月程度に幼虫→蛹になるのですが、中には”ならない”個体が居る可能性があります。
もちろん、普通に飼育しているとほぼ100%の確率で蛹になりきちんと羽化するでしょう。
ですので、異例ではありますが、中にはならない個体もいますので、下記では蛹にならない理由などについて解説していきます。
カブトムシが蛹にならない可能性はある
冒頭でも言いましたが、カブトムシが蛹にならない可能性は全然あります。
確率としては明確に言うことはできないのですが、100匹に1匹程度は全然蛹にならない…と言う個体がいます。
しかし、蛹にならないと一言で言っても、3パターンぐらいに分けられます。
- 死亡している場合
- 環境に合わない
- 蛹になる元気がない
と、なります。
1と3に関しては、完璧に対策することは難しいですが、2に関しては唯一人間側の行動でどうにかすることができます。
ですので、下記では2の環境に合わないことで、蛹になれないことの理由について紹介していきますので、ぜひご参考ください。
カブトムシが蛹にならない理由3選
カブトムシが蛹にならない理由については下記の通りです。↓
<蛹にならない理由>
理由1,管理温度
カブトムシが蛹にならない理由1つ目は「管理温度」です。
蛹になるために1番影響とすると言っても過言ではないのがこの管理温度でして、ここをミスすると死亡させる可能性がある上、蛹にならない可能性もあります。
とは、言ってもどれぐらいの管理温度であれば良いのかと言うことですが、結論20度程度は必要かな?と言う感じです。
それ以下になった場合、なかなか蛹になれない場合もありますので、置いてある場所の温度を把握することは大切です。
玄関付近に置いてあるのであれば、5月頃に20度へ達さない場合は、1週間程度部屋の中で飼育すれば直ぐに蛹になるでしょう。
理由2,マットの状態
カブトムシが蛹にならない理由2つ目は「マットの状態」です。
蛹になるために1番大事なものが、上記の温度ではありますが、ここで紹介するマットの状態に関してもめちゃくちゃ重要になります。
と、言うのもカブトムシが蛹になるためには“蛹室”を上手く作る必要があるのですが、その際に必要になるのがマットです。
蛹室を作るためにはマット+幼虫の体液が必要なのですが、それこそ簡単に言うと乾燥したマットであれば作成できません。
適度に水分があり、適度に固まる程度のマットでなければ蛹になる際に抵抗ができてしまい、それこそ蛹にならない直接的な原因になるでしょう。
理由3,個体差
カブトムシが蛹にならない理由3つ目は「個体差」です。
上記2つに関しては、人間側が対策をすればある程度防ぐことができるのですが、個体差に関しては防ぎようがありません。
例えば、国産カブトムシでは経験はありませんが、ヘラクレスヘラクレスの場合大体1年半年程度で羽化するところ約2年以上かかる場合があります。
これは一定の温度で飼育しているので、起こり得ることの可能性があるため国産カブトムシで発生するのか分かりませんが、発生する可能性があるでしょう。
もし、国産カブトムシでも個体差が異常に出た場合はご連絡していただければ幸いです。
まとめ:蛹になるように促すこともできる
本記事では「カブトムシが蛹にならないのは何故!?|条件が合わなければNG」についてお話してきました。
蛹にならないことは基本的に稀と思っていただいて良くて、今現在「あれ、蛹にならないけど大丈夫かな?」と不安に思ってる方はご安心ください。
時間が解決してくれますし、もしそれでも全然蛹にならないんだけど…となった場合は、上記で紹介した3つの影響が主です。
ですので、管理温度を変えたり、マットに水分を与えてあげたりなど対策を講じれば意外と簡単に蛹になるように促すことができます。
1番最悪な場合は、個体差によって蛹になれない場合や、死んでしまっている場合です。
ですので、7月になっても蛹にならない場合は、最悪なことを考えても良いですが、それ以前であれば安心して大丈夫です。
もし、それでもめちゃくちゃ不安な方は”KONCHU ZERO公式LINE”へご連絡ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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