クワガタ

オオクワガタの幼虫飼育のスケジュールを徹底解説|失敗しないために必須

オオクワガタはクワガタの中でも人気で、数多くの方が飼育を行なっている種類です。

そんなオオクワガタですが、初めて飼育する方にとってはどんなスケジュールで飼育していけば良いの?と疑問に思うでしょう。

ですので、この記事ではオオクワガタの飼育スケジュールの中でも”幼虫飼育~羽化”までのスケジュールについて紹介していきます。

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幼虫スケジュールを把握して失敗を防ごう

オオクワガタは比較的容易に飼育することができる種類のクワガタではありますが、スケジューリングをミスると幼虫を死亡させてしまう可能性もあります。

もちろん、よっぽどのことがない限り、幼虫を死亡させてしまう可能性は少ないでしょう。

ですが、羽化不全であったり・思っていたり小さくなってしまったと言うことが、スケジュールを把握していないと発生します。

ですので、下記では1番王道で筆者が行った中で良かったスケジュールを紹介します。

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オオクワガタの幼虫飼育のスケジュール

オオクワガタのスケジュールは下記の7つのSTEPがあります。

ですが、この記事は幼虫飼育のスケジュールですので、それ以外である1~4までは簡潔に紹介していきます。※詳しくは他記事へ

下記では、幼虫〜羽化の成虫までの飼育スケジュールについて詳しく紹介していきます。

<オオクワガタの幼虫飼育スケジュール>

  • STEP1
    親の個体確保
    大きなオオクワガタを生み出したいと思うのであれば確実に必要なことが血統として人気な個体を選び親を確保することです。
    今までは、これが簡単にヤフオクで行うことができたのですが、ヤフオクではオオクワガタの出品を禁止しており購入も専門店やもしくはネットショップでのみ購入することができます。※詳しくはこちら

    オオクワガタで好評のあるショップさんは下記の3つです。

    ビートルファーム 2003年開業され、現在までに25,000人までに商品を届けている。
    COLORS 昆虫を幅広く販売され、イベントなども行なっている。
    ムーシック このサイト「KONCHU ZERO」と同様の運営元が運営ECショップ

    オオクワガタの親個体を確保するのであれば、この3つから選べば間違いないでしょう。

  • STEP2
    交尾(ペアリング)
    親個体を上手く選べれば次は交尾(サンプリング)をしていきましょう。

    <自然交尾の参考動画>

    <ハンドペアリングの参考動画>

    オオクワガタを交尾(ペアリング)する際は、上記の動画をご参考ください。

  • STEP3
    卵の採取
    オオクワガタの卵の採取は比較的簡単です。
    カブトムシと違ってマットでの産卵ではなく、産卵木に産卵するため一見めちゃくちゃ難しいのでは?と思われがちです。
    しかし、意外と難しくないので飼育を始めたての方にも簡単にできるでしょう。

    <オオクワガタの卵を採取する方法>

    卵を採取した後は、プリンカップなどにマットを入れて管理するようにしましょう。

  • STEP4
    孵化
    オオクワガタ卵は基本的に2~4週間の間に孵化します。
    約1ヶ月程度も経てば菌糸ビンに移せる程度の大きさまで成長しています。
  • STEP5
    幼虫(初令~3令)
    幼虫に付きましては下記(見出し1)で詳しくスケジュールと共に紹介していきます。
  • STEP6
    蛹(蛹化)
    蛹(蛹化)に付きましても下記(見出し2)で詳しく紹介していきます。
  • STEP7
    羽化
    羽化に付いても下記(見出し3)で詳しく紹介していきます。




幼虫(初令~3令)のスケジュール

カブトムシやクワガタの幼虫は成長過程が(初令〜3令)となっておりまして、その都度飼育方法なども異なります。

ですので、ここではオオクワガタの幼虫の成長過程(初令・2令・3令)に分けてスケジュールをご紹介していきます。

初令

卵から孵化したてなのが“初令”でして、まだまだ赤ちゃんの状態です。

この状態で”菌糸ビン”の中に直接投入するのは禁止行為でして、できれば孵化してから最低でも1週間程度はマットで飼育をしましょう。

その後はプリンカップの菌糸もしくは550cc程度のサイズの菌糸ビンを利用してください。

最初から大きいものを利用してしまうと、あまり菌糸を食べていないにも関わらず菌糸の劣化などが発生し、ほとんどが無駄になります。

もちろん、幼虫→羽化までを”マット”だけですることも可能です。参考:オオクワガタの幼虫におすすめのマット3選

ですので、サイズをあまり目指していない方や部屋の温度管理ができない方は菌糸ビンの部分がマットに変更になります。

2令

オオクワガタは飼育環境などにもよりますが、大体2~3週間程度で2令へと加齢します。

大体、初令の2週間程度に菌糸ビンに投入すると550cc程度を利用しているのであれば、気付いた時には2令になっているでしょう。

3令

2令の段階でモリモリと菌糸ビンを食べて成長すると、大体1ヶ月程度で3令となります。

オオクワガタの幼虫はこの3令の段階で5ヶ月〜10ヶ月程度で蛹へと向かっていくため、この段階で餌を沢山食べてもらう必要があります。

その中でも詳細に紹介すると↓

3令初期 1本目の菌糸ビンで気付けば終了
3令中期 大体、2ヶ月半~3ヶ月程度で2本目の800cc程度の菌糸ビンへと交換
3令後期 同じく2ヶ月~3ヶ月程度経てば1100cc~1400cc程度の菌糸ビンへ交換

の、感じです。

これぐらいのスケジュールで管理すると安定して羽化まで持っていくことができます。

蛹(蛹化)のスケジュール

きちんと餌を食べて成長した幼虫は3令後期を経て、蛹へとなっていきます。

蛹のスケジュールは単純でして、基本的にはほったらかしでOKです。

詳しくは下記の羽化スケジュールで紹介していますので、基本的には蛹のスケジュールは無いと言えます。

羽化のスケジュール

蛹(蛹化)になった後は、直ぐに羽化が待ち受けています。

ですが、羽化するまでには飼育方法によって全然違いますので、それぞれ解説します。↓

<羽化する方法>

  • 自然蛹室
  • 人工蛹室

自然蛹室

自然蛹室の場合は、ずーっと土の中で幼虫→蛹→羽化をするため、人間側は毎日観察しない限り状態を確認することができません。

この場合は羽化してみないとどのような状況になるのかが分からないため、リスクがあるといえばリスクがあります。

しかし、自然蛹室で羽化させることが1番ベストではありますので、何か問題がない限り自然蛹室で羽化をさせてあげましょう。

もし、それでも気になるよ…と言う方は蛹の段階で蛹室の上の部分だけを取り除いてあげると上部だけですが確認することができます。

人工蛹室

人工蛹室の場合は自然蛹室と違い、幼虫の段階or蛹の段階で表に出しているため、常にどのような状況なのかが明確に分かります。

ですが、人工蛹室も比較的リスクがありますので、これは状況に応じて行うようにしましょう。

と、言うのも自然蛹室は下手すれば幼虫のミスで形が崩れていたり、大きさの割には小さい蛹室を作ったりする可能性があります。

この場合そのまま放置で置いている確実に羽化不全もしくは死亡してしまうでしょう。

ですので、こういった場合やマットにカビが生えている場合は確実に人口蛹室へ蛹室へ移してあげるようにしてください。

人工蛹室の作り方はこちら↓

カブトムシの人工蛹室を100均の道具で作成|付属で必要な道具も紹介カブトムシなどの幼虫を飼育していると、マット交換などを定期的に行う必要があり、タイミングを間違えると前蛹の段階や蛹の段階で出してしまう場...

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オオクワガタのレコードを目指す方に必要な条件

今回、上記で紹介してきたスケジュールは比較的誰でも適応できるようなものです。

しかし、中には大型のオオクワガタを生み出したいと思っている方も居ると思いますので、そのような方のためにここではレコードを目指す方に必要な条件を紹介します。

<レコードを目指すために必要な条件>

  1. 温度管理ができる
  2. 菌糸ビンを買える財力がある
  3. 1日3時間以上時間が使える

の、3つが最低限の基本です。

これらの条件を達成できないのであれば、確実にレコードを狙うことはできません。

もし、条件を達成できるのであれば運や何度も挑戦する根性などもありますが、レコードを狙える可能性があるでしょう。

まだ飼育を始めたばかりの方は、上記で紹介してきたスケジュールを全うした方が確実に羽化させることができますので、ぜひご参考ください。




まとめ:オオクワガタはスケジュール重視

本記事では「オオクワガタの幼虫飼育のスケジュールを徹底解説|失敗しないために」についてお話してきました。

カブトムシなどはある程度、マット交換時期を前後したところで安定した羽化やサイズを排出することはできます。

しかし、オオクワガタのような種類はサイズを狙うのであればマット交換が必須ですし、菌糸びんを利用するなら毎日観察して飼育する必要があります。

ですので、かなりスケジュールを把握していないと、失敗したり下手すれば羽化不全なども発生させてしまう可能性があるでしょう。

もし、不安な方はこちらで無料でご相談乗りますし、この記事を何度も見ていれば大丈夫ですので、ぜひご参考ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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