カブトムシとクワガタの幼虫を育てるためにはマット(土)と呼ばれるものが必要です。
ですが、カブトムシが育ちやすいマットとクワガタが育ちやすいマットは違っており、成長する過程も少し違います。
そのため、利用するマットの違いはあるものの結論を言うと=気にしなくてもOKです。
サイズを大きくしたいとか健康に飼育していきたいと思っているのであれば気にしないことはできないので、この記事を参考にしてマットを選択してください。
カブトムシとクワガタのマットの違い
カブトムシとクワガタのマットは多少違いがありますので、下記では3つ紹介します。
<幼虫飼育マットの違い>
違い1,素材
カブトムシとクワガタのマットの違い1つ目は「素材」です。
カブトムシとクワガタは同じマットを利用しても全然OKというのは前提ですが、成長しやすいものがあります。
と、言うのもカブトムシは主に「腐葉土」を食べて成長し、クワガタに関しては「朽木」を主に食べて成長していきます。
これがどちらでも成長はしますが、基本的にはこのように食べる素材が違います。
ですので、市販で販売されるもののパッケージには荒目のもの=クワガタで、比較的細かいもの=カブトムシとなっているため、この考えで良いでしょう。
違い2,発酵度合い
カブトムシとクワガタのマットの違い2つ目は「発酵度合い」です。
成長をしやすい素材のマットが多少違うのですが、1番違うのがマットの発酵度合いでして、素材は一緒で発酵が強いか弱いかになります。
と、言うのもクワガタは発酵が弱いものがよく、カブトムシに関しては発酵度合いが進んでいるものがおすすめです。
もちろん、どちらも成長することは可能ですので、問題はないのですが成長の度合いが全然異なってしまいます。
もし、どちらかに寄せるのであれば発酵が進んでいるものを選べば間違いありません。
違い3,水分量
カブトムシとクワガタのマットの違い3つ目は「水分量」です。
自然界では水分が基本的に充満しているため、何も気にしなくて良いのですが、人工的な環境であれば水分が最低限必要になります。
カブトムシもクワガタも最低限水が必要なのですが、クワガタは比較的水分量が多い方がよくカブトムシは水分量が多いとただ太るだけです。
下手すれば死んでしまう可能性もありますが、クワガタの成長をさせたいのであれば水分量は比較的多めがおすすめです。
と、言っても明確な水分量は言えませんがカブトムシは握って土が多少まとまる程度で、クワガタに関しては手のひらで転がしてギリギリ崩れる程度。
カブトムシ,クワガタのどちらともベチャベチャになれば危険ですので、注意しましょう。
自然界では住むところが一緒
人間が飼育している状態は多少マットが違うものの自然界ではカブトムシとクワガタは大体同じところに生息しています。
しかし、卵を産むところは多少違うため幼虫を見つける場所は違う可能性はあります。
ですが、カブトムシもクワガタも基本的には同じようなところで成長して、幼虫期間は若干違うものの国産に限ってはほぼ同じです。
まとめ:マットの違いはほぼなし
本記事では「カブトムシとクワガタのマットの違いとは!?|栄養の取り方で変わる」についてお話してきました。
カブトムシとクワガタのマットの違いは、ぶっちゃけ言うと=“ほぼなし”と言えます。
ですので、マットを購入する際に意識する必要はありませんが、サイズを度外視する際の話になります。
もし、サイズを意識してレコードを取りたいと思っているのであれば、マットを意識する必要があり、また別の”菌糸ビン”と言うものを利用するべきです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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