クワガタの産卵で必須と言える”産卵木”ですが、クワガタの種類によってはおすすめの産卵木と言うのが分かれています。
そんな産卵木の中にも”バクテリア材”と呼ばれるものがありまして、いわゆる発酵?させた産卵木と思って頂いて良いでしょう。
そんなバクテリア材についての必要性や、どのようにして自作するのかについて詳しく紹介していきます。
バクテリア材の必要性について
そもそも、バクテリア材がどんなものなのか、必要性などについて紹介すると↓
<バクテリア材の必要性>
- カビなどを防ぐことができる
- 産卵数の促進
などが大きな必要性の2つです。
下記で、1つずつ詳しく言うと↓
必要性1,カビなどを防ぐことができる
バクテリア材の必要性1つ目は「カビなどを防ぐことができる」です。
バクテリア材の1番のメリットはカビを防げることでして、産卵に厄介な青カビをバクテリア材にするだけで防ぐことができます。
もちろん、完全に防ぐことはできませんが、通常であれば一定期間で青カビができるところ2倍以上の期間は発生しません。
ですので、保管にも使用できますしクワガタに優しい産卵セットを作ることができます。
必要性2,産卵数の促進
バクテリア材の必要性2つ目は「産卵数の促進」です。
クワガタは産卵セットに産卵木を投入していれば、ほとんどの種類はある程度産卵してくれるので心配ご無用です。
しかし、クワガタの種類によっては繊細なものもいまして、バクテリア材でなければ産まない種類がいるほど…。
これだけでなく、国産のクワガタも外国産のクワガタもバクテリア材を使うことで、産卵数が「ノーマル:20個」であれば「バクテリア材:35個」になります。
結論、産卵木をノーマルからバクテリア材に変更するだけで、1.5倍以上を見込めます。
バクテリア材の作り方
バクテリア材は思っていたよりも比較的簡単に作ることができます。
下記では、具体的な作り方を紹介していきます。↓
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STEP11,準備する道具バクテリア材を作るには色々なものを準備する必要があります。
下記の道具があれば大丈夫です。↓
写真
<バクテリア材を作るときに準備物>
- 水
- 硬い産卵木
- 材割用のハサミ
- カブトムシのふん入りマット
- 大きめのケース
と、この5つがあれば大丈夫です。
特別準備する必要があるのは、③材割用のハサミと⑤の大きめのケースの2つでしょう。
1番準備するのが難しいのは、④カブトムシのふん入りマットでして、これさえ準備できれば後はどうにかなります。
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STEP22,ケースにふん入りマットを投入写真
道具を準備することができれば、次は大きめのケースにふん入りマットを投入しましょう。
写真
ケースには約半分程度入れて、水を投入してください。
後は手で混ぜ混ぜしましょう。
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STEP33,マットに産卵木を入れる次は、産卵木を先ほどのマットに投入するのですが、その際にそのままではなく産卵木の”皮”部分を剥いでください。
こんな感じにツルツルになります。↓
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この状態になりましたら、先ほど作成したマットに隠れるほど入れてあげてください。
隠れれば、新聞紙で蓋をした後に本来の蓋を閉めましょう。※虫混入防止や乾燥防止に最適
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STEP44,一定期間保管写真
後は、この状態で一定期間保管してください。
目安としては、2週間程度と考えていただければ丁度良いと思います。
これ以上保管してしまうと、ドンドンと柔らかくなってしまいますし、最悪の場合は腐敗するので使えなくなるのでご注意ください。
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STEP55,完成写真
こうなれば完成です。
使用する際は、クワガタの産卵セットを組む方法で紹介していますので、そちらをご参考ください。
と、こんな手順で作れば良いバクテリア材が作れますので、ぜひご参考に!
まとめ:バクテリア材は最強の産卵木
本記事では「バクテリア材の作り方を徹底解説|最強の産卵木を作ろう」についてお話してきました。
バクテリア材は仕込む手間が必要なものの、硬い材を柔らかくすることができますし、産卵数を促すことができます。
ですので、一言で言うと”最強の産卵木”になりますし、産卵木を無駄にすることがないため、長い目で見ると1番経済的です。
しかし、これに関してはブリーダーの方におすすめできるもので、飼育始めたてであればわざわざ自作する必要はありません。
これに関しては市販にも販売されていますし、国産のクワガタや有名どころのクワガタであれば、ノーマルの産卵木で十分です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。