カブトムシ

【つらい】カブトムシが羽化不全に…|原因や対処法について解説

カブトムシが”幼虫→蛹”に無事になったと思っても油断ができません。

と、言うのも1番問題が起こるのが蛹→成虫になる段階でして、いわゆる”羽化不全”になってしまいます。

しかし、そもそも「羽化不全って何なの!?や羽化不全って対策することができるの?」という疑問があるでしょう。

ですので、この記事ではカブトムシの羽化不全について原因や対処法を紹介していきます。

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羽化不全とは

そもそも、羽化不全ってなに!?と言うことですが、一言で言うと=”通常状態ではない”と言うことになります。

<通常のカブトムシ>

<羽化不全のカブトムシ>

と、言う感じです。

どちらも個性ですので愛情が変わるわけではありませんが、やはり”つらい”と思います。

できれば羽化不全にならない方がいいわけですが、どれだけ対策しても必ず出てきますので、なるべく少なくなるようにしましょう。

羽化不全が出る場所は色々とあり「羽・足・頭」がTOP3に出てしまう場所です。

カブトムシが羽化不全になる原因

カブトムシが羽化不全になるのは仕方がないと言えば仕方がないのですが、やはり明確な原因は存在しています。

ですので、ここでは羽化不全になる原因を5つほど簡単に紹介していきます。

<羽化不全になる原因>

原因1,蛹室の崩壊

カブトムシが羽化不全になる原因1つ目は「蛹室の崩壊」です。

カブトムシが無事に羽化するためには綺麗な蛹室が必要でして、少しでも崩壊してしまうと綺麗に羽化することが困難になります。

もちろん、それでも無事に羽化する可能性もありますが、ほぼ100%無理と言っても過言ではありません。

原因2,累代障害

カブトムシが羽化不全になる原因2つ目は「累代障害」です。

カブトムシは累代を繋ぐのが比較的簡単ですので、誰でも累代することができるのですが、その分障害が起こりやすくなります。

とは、言っても2代3代程度では露骨に累代障害が出ないのが国産のカブトムシでして7,8代程度でしたら可能です。

しかし、それ以上の累代を重ねてしまうと危険なことになってしまい、羽化不全だけでなく「性別の偏り・孵化しない」などが高確率で起こります。

原因3,温度管理の失敗

カブトムシが羽化不全になる原因3つ目は「温度管理の失敗」です。

国産のカブトムシであれば温度管理が比較的簡単でして、そこまで意識する必要はないのですが、蛹→成虫に関しては温度の意識は必要です。

と、言うのも幼虫や成虫はある程度容易に対応する術はあるのですが、蛹に関しては対応が難しく対応できません。

ですので、急な温度変化をしてしまうと羽化不全の確率が急激に上がってしまいます。

原因4,人間の触りすぎ

カブトムシが羽化不全になる原因4つ目は「人間の触りすぎ」です。

カブトムシは子ども達に人気で飼育されることが多いのですが、そうなるとどうしても興味が湧いて何度も触ってしまいます。

幼虫の段階ではある程度触っても良いですし、成虫になりきればある程度触ってもOKですが、前蛹や蛹の状態になった後は何度も触るのは禁止です。

これを意識せずに触りすぎてしまうと、火傷?傷?のようなものができてしまい羽化不全だけでなくそもそも羽化しない可能性もあります。

ですので、前蛹や蛹になった段階ではなるべく放置で触らないようにしてください。

原因5,突発的

カブトムシが羽化不全になる原因5つ目は「突発的」です。

羽化不全の原因と言いましたが、1番多いのは意味不明な突如発生してしまう突発的な羽化不全になります。

これに関しては理由が分からないので対策しようがないため、仕方がないで終了です。

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羽化不全を対策する方法

突発的な羽化不全に関しては防ぎようがないことですが、上記で紹介した他4つの原因についてはある程度対策可能です。

ですので、下記ではカブトムシの羽化不全をしないための対策方法を3つご紹介します。

<羽化不全を対策する方法>

方法1,マットの適度な管理

羽化不全を対策する方法1つ目は「マットの適度な管理」です。

幼虫が蛹室を作るために必要なのはマットでして、羽化不全を防ぐためにはマット管理が1番重要と言っても良いでしょう。

と、言うのも蛹室を作る際に必要な水分であったり幼虫のフンであったりなど、色々な条件が合致して綺麗な蛹室が作れます。

かなり乾燥しているマットであったり、下手にフンを取り除いてしまうと蛹室を上手く作ることができなくなってしまいます。

ですので、蛹室を作るかな?となった際は、気を遣ってマットの管理を行いましょう。

方法2,触りすぎない

羽化不全を対策する方法2つ目は「触りすぎない」です。

上記の羽化不全になってしまう原因でも紹介しましたが、人間が触りすぎてしまうと色々問題が発生してしまいます。

ですので、触りすぎで発生してしまう羽化不全に関しては、全く触らなければ完璧に防ぐことができます。

方法3,個別飼育

羽化不全を対策する方法3つ目は「個別飼育」です。

羽化不全の”原因1”で紹介した原因で1番多いのが、多頭飼育による弊害で1匹が早めに蛹室を作ったのにも関わらず他の個体が壊す可能性でしょう。

他の原因もありますが、これが蛹室を壊す1番の原因ですので、多頭飼育ではなく個別飼育に切り替えれば蛹室崩壊の可能性は一瞬で防ぐことができます。

しかし、飼育スペースを取ってしまったり費用はかなり上がってしまうため、その点が凄い問題ですが蛹室崩壊による羽化不全はほぼ高確率で防ぐことが可能です。

羽化不全になると寿命が短い

羽化不全をするとどうなるのかですが、1つ明確に変わるのは”寿命が短い”です。

簡単に、どれくらい短くなるのか?ですが、ほとんどが羽化直後に死にますし、生きたとしても通常の1/2ぐらいになります。

ですので、平均的に言うと10~20日ぐらい生きると良いのかな?ぐらいでしょう。

もちろん、羽化不全の度合いによりますので、簡単には言えませんが「どの度合いでも確実に寿命は短くなる」と言えます。

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羽化不全になると臭いのは本当!?

羽化不全になると寿命が短くなるのですが、それ+問題になると言うのが”臭い”原因になってしまうポイントです。

と、言うのも羽化不全になると「臭いんだけど…」とSNSでも話題にあげっています。

<羽化不全=臭いと言われるSNS>

こんな感じです。

これは筆者も経験してきましたが、近くで匂いを嗅ぐと鼻が壊れたのか?もしくは小学生の時に実験の時に経験した時を思い出したほど。

臭い匂いを発生する原因に関しては研究者ではないので、明確なことは言えませんが、カブトムシの体液or羽の内部の匂いでしょう。

明確には分かりませんが、カブトムシが羽ばたく匂いは激臭なので、羽化不全で剥き出しになっている部分が臭いのでは?と筆者的には思っています。

まとめ:羽化不全でも余生を幸せに

本記事では「【つらい】カブトムシが羽化不全に…|原因や対処法について解説」についてお話してきました。

カブトムシをの幼虫を約1年かけて飼育したのにも関わらず羽化不全になってしまうとめちゃくちゃ“つらい”でしょう。

ですので、上記で紹介したような対策方法である程度羽化不全を防ぐことができます。

ですが、もし羽化不全になってしまったとしても余生を幸せに生きれるように、人間が責任を持って飼育しましょう。

下手に逃したり、そのまま土に埋めるようなことはしないとは思いますが、もし考えているのであれば辞めてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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