カブトムシのイメージはブーンっと飛ぶイメージがありますが、飼育しているときはなぜか“飛ばない”ですよね。
例えば、子どもが観察するときに飼育ケースから出したり、手の上に乗せるにも関わらず全然飛びません。
ですので、その際に1つの疑問は浮かぶのですが、それが「え、カブトムシって飛ぶときってどんな時?」です。
この記事では、ブリーダーとして飼育した際に気づいた「カブトムシが飛ぶタイミング」についてご紹介していきます。
カブトムシって飛ぶの?
結論、カブトムシって飛ぶの?ということについては=昼には飛びません。
と、言うのも昆虫自体が夜行性でして、屋根の下で飼育していると言っても本能に逆らうことはできません。
よって、子どもは触る時間である昼頃には、好意的に飛ばそうとしない限り自分が飛ぶことはかなり稀です。
ですが、時間によってはブンブン飛びますし、色々な条件が揃えば 簡単に飛ぶことを確認しています。
カブトムシが飛ぶタイミング
カブトムシは飛ぶイメージですが、飼育下では確認することはできません。
しかし、上記でも言ったようにカブトムシは色々な条件が揃えば、簡単に飛びますので、下記では「カブトムシの飛ぶタイミング」を紹介します。
<飛ぶタイミング>
タイミング1,餌切れ
カブトムシが飛ぶタイミング1つ目は「餌切れ」です。
カブトムシは色々な記事で紹介しているのですが、餌切れすることは1番の”NG”になります。
少しでも、餌が切れると餌を探すために昼間でも夜間でも飛びます。
ですので、飛ばしたいのであれば餌を切らすことが1番手っ取り早いですが、非人道すぎるのでやめておいた方が良いでしょう。
タイミング2,夜(夜行性)
カブトムシが飛ぶタイミング2つ目は「夜(夜行性)」です。
上記の”見出し1”でも軽く紹介しましたが、カブトムシは夜行性の生き物ですので、夜になれば簡単に飛びます。
これに関しては、あまり実感がないと思いますが、寝ている間にバサバサと飛んでいます。
ですので、昼間にはどれだけ手に持っても飛ばないにも関わらず、夜になれば簡単に飛びますよ。
タイミング3,交尾期
カブトムシが飛ぶタイミング3つ目は「交尾期」です。
カブトムシは2,3ヶ月と短い寿命の中で、一生懸命子孫繁栄をするために、異性を探して行動します。
=飼育下でも夜行性同様本能に逆らうことができないため直ぐに飛びます。
しかし、これに関しても昼に行うのではなく基本的に夜間に活動するので、子どもが触っている間は飛ばない可能性の方が高いでしょう。
唯一、変わった点で言うと、人間が触ることで興奮をして過剰に攻撃体制や威嚇体制に入ることです。
タイミング4,危険時
カブトムシが飛ぶタイミング4つ目は「危険時」です。
カブトムシは自然界で生活するために、危機回避能力というのがあるんですが、これが発動すれば簡単に飛びます。
例えば簡単に言うと「カブトムシのオスのツノを持って上下にすると普通にバタバタと飛びます。」が、愛護的には批判を浴びそうです。
あまり愛護的は好きではないですが、さすがに無理やり飛ばすのは可哀想と思ってしまうのであまりおすすめはできません。
ですが、飛んでいるところを見たい…、自由研究をするのであれば勉強がてらやってみるのも良いでしょう。
羽化不全であれば飛ぶことが不可能
カブトムシは羽化するタイミングで障害が発生してしまい、羽化不全という状況に陥ってしまいます。
これになると、基本的には”羽”に障害が出てしまうため、羽化不全になるとほぼ100%飛ぶことはできません。
ですので、飛ぶための条件は健康体である必要があり、少しでも羽が怪我をしていると飛ぶことは不可能です。
まとめ:意外と高頻度で飛ぶ
本記事では「カブトムシが飛ぶ時はどんな時?|飛ばない個体はいない」についてお話ししてきました。
カブトムシが飼育下で飛ぶことはほぼ”無い”と言っても過言ではありません。
しかし、それは”昼間”であって夜間に関しては意外にも高頻度で飼育ケース内をブンブンと飛び回ります。
そのせいで怪我もしますし、下手すればオスのツノが折れることもあります。
ですが、本能的に仕方がない面もありますので、防ぐというよりは常に監視して守ってあげましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。