カブトムシの幼虫を飼育しているとマット交換は何度かするのですが、その際にフンを取り除くために”ふるい”を使うという方もいらっしゃるでしょう。
これはマットの再利用と共に、カブトムシが共存するバクテリアが存在するため、コスパ問題などが解決すると思います。
しかし、ブリーダーからすると無理してふるいを利用して、わざわざフンを取り除く行為をしなくても良いのでは?と感じました。
ですので、この記事ではマット交換にふるいは使うべきなのか?などについて解説していきますので、今悩んでいる方はご参考ください。
カブトムシのマット交換にふるいは不必要
早速、結論を伝えるとカブトムシの幼虫のマット交換にはふるいは不必要で、別に無理して購入する必要はありません。
と、いうのも一言では分からないと思いますので、筆者が考える根拠について紹介します。
<不必要だと思う理由>
理由1,マットの劣化
カブトムシのマット交換にふるいが不必要な理由1は「マットの劣化」です。
ふるいを使ってフンを取り除くことで、マットは再利用できてもマットが劣化してしまうと栄養がなくなってしまいます。
それでは十分にカブトムシの成長が見込めなくなりますし、最悪の場合は拒食症という一種の病気になってしまう可能性があります。
ですので、わざわざフンを取り除いたは良いものの病気になってしまうと、辛いのでいっそのこと新しいマットに総替えしましょう。
理由2,害虫の混入
カブトムシのマット交換にふるいが不必要な理由2は「害虫の混入」です。
カブトムシのマットはどうしても害虫がついて周るのですが、マットの再利用を行うとその害虫を引き連れて新しいマットに入ります。
もちろん、下手な害虫(赤ダニ・線虫※キノコバエの幼虫)以外はどうしても共存する虫ですので、仕方ありませんが下手な虫が入れば幼虫の健康を害します。
人間への影響はほとんどないとは言われていますが、ダニなどを見て喜ぶ方はほとんど存在しないといえるでしょう。
ですので、わざわざマットの再利用をしてまで害虫を引き連れる必要はありません。
理由3,手間の追加
カブトムシのマット交換にふるいが不必要な理由3は「手間の追加」です。
カブトムシのマット交換はブリーダーや趣味で行っている方からすると手間だなと思うことはありませんが、自分の子どものものであれば乗り気にはなれないでしょう。
そうなると普通にマット交換するだけでも、大変だな…と思っているのにも関わらず+でふるいにかけるとなると尚手間を増やします。
ですので、そのような人であればふるいを用いる必要はなくマットを新しいものに総替えすることをおすすめします。
ふるいは不必要でもフンが大事
フンを取り除くためにふるいを使うのですが、上記でも言ったように筆者がおすすめするのはマットの総替えです。
これによって、人間で例えると実家の家を急に追い出されて住んだことがない場所に無理やり引っ越しをさせられているようなものと考えてください。
めちゃくちゃ嫌だと思うのですが、これを最小限にするにはフンを取り除いたマットを入れるのではなくフンを5,6個だけ入れるようにしましょう。
これは明確な根拠があるのかわかりませんが、筆者的にはフンに相当なバクテリアが含まれているため住む環境は2,3日程度で整えてくれます。
なので、先ほどは身包みを剥がされた状態でしたが、実家の家具やベットを一緒に引っ越し先に持っていった感じです。
これであればかなり安心して生活ができると思いますので、マット交換は再利用せずにフンだけ数個入れてあげてください。
まとめ:マット交換にふるいは別に要らない
この記事では「カブトムシの幼虫のマット交換はふるいを使うべき?|微妙の一言」についてお話してきました。
カブトムシのマット交換で前回のマットをふるいにかけて再利用するのも良いですが、筆者的にはおすすめしません。
と、いうのも最大の欠点は手間が多いにも関わらずメリットがあまりないので、費用対効果が全くないでしょう。
ですので、そんなことをするのであればいっそことマットを新しいものに全換えして+でフンを入れてあげる方が手間はありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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