カブトムシの幼虫を飼育していると、どんなマットが良いのかな?と悩みがちでしょう。
そこで1つ候補に挙がるのは「クヌギマット」と呼ばれるものでして、昆虫飼育道具のエリアには必ず置いてあります。
そんなクヌギマットですが、商品のパッケージには「カブトムシ・クワガタ」などに利用可能と書いております。
しかし、本当にカブトムシを飼育できるの?と疑問に思うことがあるでしょう。
この記事ではそんな悩み「クヌギマットでもカブトムシを飼育することができるのか?」について解説していきます。
カブトムシの幼虫はクヌギマットでも飼育可能?
結論からいうと、カブトムシの幼虫はクヌギマットでも飼育することが可能です。
しかし、飼育は可能でも飼育者の考えに沿わない可能性があります。
例えば、めちゃくちゃ大きな個体を育てたい…と思っていたり、安全・安心に飼育したい…と考えていたりするでしょう。
もし、飼育する方が「大きい個体を育てたい」と思うのであれば、クヌギマットをおすすめすることができません。
ですので、クヌギマットは飼育者(あなた)が何を求めいるのかで変わってきます。
クヌギマットをおすすめできない理由4選
クヌギマットはクワガタの幼虫を飼育する際には、“最高”と言っても良いマットです。
しかし、何度も言うようにカブトムシの幼虫にはおすすめできないので、その理由を4つほど紹介していきます。
<おすすめできない理由>
理由1,大きく育たない
クヌギマットをおすすめできない理由1つ目は「大きく育たない」です。
昆虫の幼虫がどういう原理でスクスクと大きくなるのかは正直専門家でもないので、全く分かりません。
しかし、これだけは実体験で分かるのがどれだけ手間をかけてもカブトムシに関しては、大きくなりません。
もちろん、上手い方が使用すれば大きくなる可能性がありますが、難易度はMAXです。
理由2,水分量が難しい
クヌギマットをおすすめできない理由2つ目は「水分量が難しい」です。
クヌギマットは使うと分かるのですが、水分を含みやすく乾燥しやすいので、幼虫を育てるための環境作りがかなり難しくなります。
きちんと、水分量を調節できれば良いですが、ブリーダーであっても湿度の影響や温度の影響には対応が難しく失敗が続きます。
その点ができるのであれば、良いですがそこまで手間をかけて使うべきか?と言われれば”別に”となるのではないでしょうか。
理由3,飼育者が少ないため情報が微量
クヌギマットをおすすめできない理由3つ目は「飼育者が少ないため情報が微量」です。
クヌギマットはクワガタの幼虫を飼育したり、小型のカブトムシなどでは多く使われているため、Web上にもSNS上にも情報がゴロゴロと転がっています。
しかし、クヌギマットでカブトムシを飼育している情報が少ないため、どのように飼育すれば結果が出るのか分かりません。
ですので、全て自分で失敗しながら色々なことを試しながらやるしかないでしょう。
逆に、腐葉土や発酵マットなどの情報がゴロゴロと転がっていますので、時間をかけずに良いサイズの個体を生み出せます。
理由4,商品が少ない
クヌギマットをおすすめできない理由4つ目は「商品が少ない」です。
クヌギマットは使用する場面が限られているため、商品が少なく腐葉土や発酵マットに比べて圧倒的に商品の充実度がありません。
と、いうのも物理的に商品数が少ないのはありますが、在庫に関しても安定しません。
例えば、ペットショップなどで1度買っても、下手すれば夏以外の季節ではお店に商品が置いていないということもあります。
もちろん、オンラインショップなどを利用すれば良い話ですが、安定しない場合はどこの商品も手に入らない場合があるでしょう。
まとめ:発酵されているマットが1番
この記事では「カブトムシの幼虫はクヌギマットでも飼育可能?|あまりおすすめできない」についてお話してきました。
クヌギマットはこの記事でも紹介したように、カブトムシの幼虫の飼育に使うのはあまりおすすめできません。
もちろん、「やってみたい」・「どれぐらいのサイズになるのか試したい」と思っている方やクワガタの幼虫に使うのは良いでしょう。
ですので、クヌギマット=悪と言うわけではなく、カブトムシには“クヌギマット<発酵マット”がおすすめと言うことです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。