カブトムシを繁殖させようと思うのであれば、しなければいけないのが”交尾”です。
交尾にも方法があるのですが、その中でも”ハンドペアリング”と言う方法を取るのであれば注意する必要があるのが「交尾を嫌がる」ことになります。
交尾をしなければ、繁殖をさせることはできないので、どうしても通る道です。
基本的には、簡単に交尾を行ってくれるものの、タイミングによっては”無”ですので、下記では「カブトムシが交尾を嫌がる理由」などについて紹介していきます。
カブトムシは交尾を嫌がるの?
カブトムシは基本的に性欲が強いため、基本的にはパッとオス・メスを近くに置けば、直ぐに交尾を始めます。
しかし、中には「嫌だ!嫌だ!」と交尾を拒否し、最悪の場合はそそくさと逃げようとすることがあります。
下手すれば、メスが逃げている状態をオスが無理やり追いかけてしまうと、死んでしまう可能性すらある行為です。
ですので、なるべき交尾を嫌がらないように対策をするようにしましょう。※下記の”見出し3”で紹介します。
カブトムシが交尾を嫌がる理由や原因
カブトムシが交尾を嫌がることは意外とあるのですが、原因や理由については軽く見られがちで、嫌がる最中の交尾は最悪の場合死亡させる可能性すらあります。
ですので、ここでは何が原因で交尾を嫌がっているのか?についてご紹介していきます。
<交尾を嫌がる理由や原因>
原因1,交尾の準備ができていない
カブトムシが交尾を嫌がる理由や原因1つ目は「交尾の準備ができていない」です。
交尾を嫌がる原因として1番多いのは、準備ができていないことでして、色々と条件を揃える必要があります。
1番大事なのものが”後食”と呼ばれるものでして、羽化してからエサを食べ始めるまでにカブトムシが一定の間隔があります。
これを待たずに、オスとメスを一緒にしてしまうと、どちらかが先に後食を開始してしまうとややこしいことが起こるでしょう。
ですので、自然交尾以外にハンドペアリングなどで交尾をするのであれば、後食を待ってから行うようにしてください。詳しくは↓
原因2,急でビックリする
カブトムシが交尾を嫌がる理由や原因2つ目は「急でビックリする」です。
自然での交尾であればある程度お互いが準備できているかもしれませんが、ハンドペアリングは急にメスの上にオスを乗せます。
こうするとただ単にメスが驚いて「急に何!何!嫌だよ!」となってしまい逃げる可能性もあるでしょう。
この理由であれば、お互いわかっている状態で乗せてあげると落ち着いて交尾を開始する可能性が高いです。
原因3,相性が合わない
カブトムシが交尾を嫌がる理由や原因3つ目は「相性が合わない」です。
これに関しては、人間同様でしてカブトムシにもオスとメスの相性が合わないことがかなり稀ですが、どちらかと言うとあります。
この場合は人間がどうしようもないことですので、複数回チャレンジをがむしゃらにするしかありません。
極論を言えば、何回挑戦してもできない場合もありますし、3,4回目で成功する可能性があるので、対策を講じて何回もチャレンジしてみてください。
交尾を嫌がらないようにする対策方法
交尾を嫌がるのは上記のような原因がありますが、大抵の原因や理由は対策することで解決することができます。
ですので、下記では筆者が主に行っている交尾を嫌がらないようにするための対策方法を3つほどご紹介していきます。
<嫌がらないようにする対策方法>
対策1,後食から期間を開ける
交尾を嫌がらないようにするための対策1つ目「後食から期間を開ける」です。
交尾が嫌がる”原因1”でも紹介しましたが、交尾にはタイミングや準備が必要でして、あまり急かすのはNGになります。
そのタイミングの見極めとして後食というのがあるのですが、交尾に関しては後食したからOKというよりも、やっと体の準備ができたと思いましょう。
ですので、後食してすぐに交尾をするのではなく、約1週間程度空けてから行うようにしたほうが失敗を減らすことができます。
対策2,エサを与えて誤魔化す
交尾を嫌がらないようにするための対策2つ目「エサを与えて誤魔化す」です。
交尾をする際に、急にメスの上にオスを置くと驚いてしまい、一定時間を空けないと交尾を行ってくれません。
ですので、なるべく驚かないように行うべきですが、上記でも言ったようにオスとメスの空間に間を開けるとやはり交尾を開始するまでに時間がかかります。
これを上手く間を取って「素早く交尾が出来て、あまり驚かずにするため」には、あらかじめエサをメスに与えて置いてください。
そこで、一度メスを落ち着かせておけば、ゆっくりオスを乗せてあげると嫌がることなく交尾を行ってくれるでしょう。
対策3,日を改める
交尾を嫌がらないようにするための対策3つ目「日を改める」です。
交尾を嫌がるのは色々な原因や理由などがありますが、1番よく分からないのは相性が合わない場合ですし、さらに交尾をしたいタイミングについてです。
ですので、上記のような対策を行っても交尾をしない場合などは少ないですがあります。
そうなってしまった場合は、焦らずその日は一度終了してから、日を後日に改めて同じように行ってみてください。
意外とこの方法が結果を残してくれますので、騙されたと思って頂ければ幸いです。
まとめ:できるたけの対策をとればOK
本記事では「カブトムシが交尾を嫌がる!?|拒否する原因や対策を紹介」についてお話してきました。
カブトムシの交尾に関しては冒頭でも言ったのですが、比較的”簡単”です。
しかし、ブリーダーであっても慣れている人にしても、交尾を嫌がるカブトムシは存在しますし失敗することは全然あります。
ですので、成功する確率を上げることは難しいですが、失敗する確率を減らせることはできるため、この記事の対策方法を試してみてください。
特に、なかなか交尾を開始しないと判断したのであれば、焦らず後日に行うほうがカブトムシのストレス的にも、飼育者の時間的にもおすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。