カブトムシやクワガタを飼育していて、なるべく大きくさせたいとか新記録サイズを出す為に努力している方は幼虫の段階の主食である“マット(土)”に力を入れます。
そこで誰しもが聞いたことがあるであろう“Rushレギュラーマット”は元レコード記録を出した有名なマットです。
そんなRushレギュラーマットですが、ネット上には色々な情報があり実際の使用レビューと言うのがあまりありませんでした。
ですので、この記事では筆者が実際に使用したレビューや噂されている情報の真偽についても確認したので詳しく紹介していきます。
Rushレギュラーマットとは
Rushレギュラーマットはヘラクレスオオカブトや他の外国産のカブトムシなどの大型個体をバンバンと排出している”マット”です。
特に有名なのが”amazonico“と呼ばれている血統を生み出したのが、このRushレギュラーマットとされています。
ですので、実績としては間違いありませんが、他にも匂い問題や異物混入などの問題が多く使いにくいとも噂されてる存在です。
しかし、価格がズバ抜けて安く手軽に購入できることから人気で匂いや異物混入がある場合でも全然“OK”な方が多くいます。
Rushレギュラーマットを購入する方法
Rushレギュラーマットは沢山の方が使っているため”完熟マット“のように色々なところで販売されてそうですが、実は2つの場所でしか販売しておりません。
これから販売網などが広がる可能性もありますが、現在(2021/9)の段階では下記2つ。
<Rushレギュラーマットの購入方法>
- 公式ECショップ
- ヤフーオークション
の、2つだけです。
そのため、Rushレギュラーマットを購入したいと思っているのであれば、どちらかを利用して購入するようにしましょう。
価格はどちらでも同じですので、自分が使いやすい方を利用するのがおすすめです。
Rushレギュラーマットの購入→使用の流れ
Rushレギュラーマットを上記”見出し2“の購入方法で購入してから実際に使用するまでの流れについて解説していきます。
<使用するまでの流れ>
- 公式EC or ヤフオクで購入
- 2~3日後に到着
- 箱&袋を開封して異物排除
- 1~2週間のガス抜き
- 5L or 10Lの袋に分ける
- 冷凍庫に1週間ぶち込む
- 2日間かけて解凍
- 飼育ボトルorケースに投入
- 幼虫を投入
と、言う感じです。
Rushレギュラーマットは他のマットに比べて、ガス抜きの手間や異物の排除に時間がかかってしまいます。
そのため、初心者の方にはおすすめできないですが、だからこそカブトムシなどサイズを出すために必要なものが沢山入ってるので、どちらかは犠牲にする必要があります。
流れ1,公式EC or ヤフオクで購入
Rushレギュラーマットの購入から使用までの流れ1つ目「公式EC or ヤフオクで購入」です。
Rushレギュラーマットは上記の”見出し2″で紹介したように2つの方法のみで購入可能。
流れ2,2~3日後に到着
Rushレギュラーマットの購入から使用までの流れ2つ目「2~3日後に到着」です。
筆者は常にヤフオクで購入しているので、公式ECの場合の到着は分かりませんが、ヤフオクでの購入であれば住んでいる場所にもよりますが大体2~3日は到着しています。
流れ3,箱&袋を開封して異物排除
Rushレギュラーマットの購入から使用までの流れ3つ目「箱&袋を開封して異物排除」です。
Rushレギュラーマットに関しては匂いも有名ながら他には異物混入が多く目撃されており筆者が実際に購入した際にも色々なものが中に入っておりました。
このようなモノはカブトムシなどの成長に害がない可能性もありますが、心配ですので排除しておく方が安心でしょう。
<入っていると噂の異物>
- 幼虫の死骸
- ミミズ
- 小石
- 糞(う◯こ)
などです。
最近の情報だけで見ると、変な虫や幼虫などが入っている可能性は低いみたいですが、他の小石や糞のようなものの混入は実際にあると言われています。
筆者も実際に糞のようなネチャネチャした塊が多く入っていたため「ふるいや手」で除き庭の土に混ぜておきました。
ですので、ガス抜きする前にまずはこのような異物が混入していないのかを確認しておきましょう。
流れ4,1~2週間のガス抜き
Rushレギュラーマットの購入から使用までの流れ4つ目「1~2週間のガス抜き」です。
Rushレギュラーマットは他のマットに比べて匂いが強めなのでガス抜きに関しても長めにすることをおすすめします。
これは色々な情報を収集すると運が良ければ2~4日間でOKですが、運が悪ければ2週間は最低でも必要みたいです。
筆者の場合は1週間でも匂いが取れなかったので、約2週間してやっと薄ら取ることができ無事に使うことができました。
流れ5,5L or 10Lの袋に分ける
Rushレギュラーマットの購入から使用までの流れ5つ目「5L or 10Lの袋に分ける」です。
ガス抜きができましたら次は使いやすいように5L or 10Lの袋に小分けして管理したり次の段階で行う冷凍処理などもやりやすくなりますので小分けしておきましょう。
袋はジッパー式のものに入れておくことで、マット溢れなども防ぐことが可能です。
流れ6,冷凍庫に1週間ぶち込む
Rushレギュラーマットの購入から使用までの流れ6つ目「冷凍庫に1週間ぶち込む」です。
ガス抜きできたマットを小分けできましたら次は冷凍庫にぶち込むのですが一人暮らしでない方は中々大変な工程だと思います。
しかし、この工程がコバエなどの害虫を排除するためには必須なので、できればするべきですが必ずしもする必要はありません。
期間は2~3日が多いと思いますが、個人的には1週間入れておく方がコバエなどの害虫を抑えることができています。
流れ7,2日間かけて解凍
Rushレギュラーマットの購入から使用までの流れ7つ目「2日間かけて解凍」です。
冷凍庫から取り出した後は2日間常温の場所でじっくり解凍していきましょう。
基本的には1日で解凍できますが、まだシャリシャリ状態で湿りが多いため、そのまま飼育ケースにぶち込むと中に水滴が溜まりマットがベチャベチャになりがちです。
ですので、最低でも2日間をかけて解凍してから飼育ボトルやケースに入れてください。
流れ8,飼育ボトルorケースに投入
Rushレギュラーマットの購入から使用までの流れ8つ目「飼育ボトルorケースに投入」です。
冷凍処理をしておくと水分がマットにありますので+で加水などをせずに使用できます。
これに個人差がありますので、乾燥していれば加水してから今後飼育していくボトルやケースに移していきましょう。
流れ9,幼虫を投入
Rushレギュラーマットの購入から使用までの流れ9つ目「幼虫を投入」です。
飼育ケースに入れた後は2,3日実際に飼育する環境で放置してマットが再発酵しないのを確認してから幼虫を投入していきます。
Rushレギュラーマットを利用した感想
筆者が実際にRushレギュラーマットを利用した感想は「匂いがきつい&扱いにくい」と言うのが第一印象であり総合の感想です。
これだけを言うと悪い部分ばかりが見えているかもしれませんが、実際ガス抜きなどが終了すれば簡単に利用することはできます。
中には栄養が高すぎるせいか拒食症などを起こしてしまう子もいましたが、成長スピードに関しては他のマットと比べても圧倒的なのでサイズを狙うには高レベルでしょう。
価格も安いので全ての幼虫を孵化させたいのであれば普通の市販のものでOKですが、サイズを狙うのであれば苦労はしてもRushレギュラーマットがおすすめです。
まとめ:Rushレギュラーマットについて
本記事では「【レビュー】Rushレギュラーマットを使用してみた|評判通りの匂い」についてお話してきました。
Rushレギュラーマットは実績もあり多くの方が使っているので、安心感はありますがなんせ安定しておらずマットに当たり外れがあるのが、少し難点ではあります。
しかし、これさえ我慢できるのであれば大きめに成長させることができますし、かなり格安で飼育していくことが可能です。
このようなメリット・デメリットを判断して自分に合うのかを判断してから購入するようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫の情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。