クワガタ

オオクワガタは単独飼育?多頭飼育?どちらがベストなのか|臨機応変に対応

クワガタ界でも随一の人気を誇り、名前の通り大きなクワガタですが、飼育方法はどうすれば良いのか?と悩みがちな種類です。

そんな中でも、比較的大きい悩みなのが「1匹に1ケースで飼育する単独飼育と数十匹を1ケースで飼育する多頭飼育」のどちらが良いのか?と言うこと。

これはブリーダーの方であれば飼育するスペースなどが明確にあるため、わざわざスペースを作って飼育できるでしょう。

しかし、全員が全員そうではないと思いますので、この記事では単独飼育or多頭飼育のどちらをすべきなのかについて詳しく解説していきます。

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オオクワガタは単独飼育?多頭飼育?

オオクワガタは単独飼育ですべきなのか多頭飼育ですべきなのかについての結論は=ベストは”単独飼育”になります。

もちろん、事情により単独飼育ができない場合は多頭飼育=NGというわけではないので、自分に合うやり方でやる方がおすすめです。

しかし、強いていうのであれば単独飼育をする方が、色々な観点から見て良いと思いますのでぜひご参考ください。




単独飼育or多頭飼育のメリット・デメリット

上記でも言いましたが、筆者個人的な意見で言うと単独飼育をおすすめしました。

ですが、なぜ多頭飼育よりも単独飼育をおすすめするのかメリット・デメリットを見ることである程度分かっていただけると思います。

下記では、詳しく単独飼育と多頭飼育のメリット・デメリットをご紹介していきます。

単独飼育

単独飼育のメリット・デメリットは以下の通りです。↓

メリット デメリット
  • 大型個体を排出できる
  • 個体に合わせて菌糸の調整が可能
  • 成長過程の詳しい情報が把握できる
  • 飼育スペースが多く必要
  • 菌糸やボトルなどの費用が増大
  • 菌糸ビン交換の手間などが増える

メリット

  • 大型個体を排出できる
  • 個体に合わせて菌糸の調整が可能
  • 成長過程の詳しい情報が把握できる

単独飼育のメリットはこの通りなのですが、1つずつ紹介すると。

単独飼育にすることで、他の幼虫と巡り合わないですし場所の取り合いもないため比較的スクスクと成長してくれます。

また、個体に合わせてマットの調整が可能でして、オスであれば多め,メスであれば少なめなどと調整したりマットだけでなくケースのサイズも調整可能です。

多頭飼育しているとどうしても「中に何匹居るのか?・どれぐらい成長しているの?」と疑問に思うことが多くあります。

しかし、単独飼育であれば1匹1匹管理できるので、体重の増減や羽化時期の予測などが把握でき=大きな個体を排出できるようになります。

デメリット

  • 飼育スペースが多く必要
  • マットやボトルなどの費用が増大
  • マット交換の手間などが増える

単独飼育のデメリットはこの通りで、なんと言っても単独飼育ですので飼育数によってはボトルが溢れてしまいます。

ですので、かなりの飼育スペースが必要でブリーダーでない限り、多くの飼育スペースを確保することは難しいでしょう。

さらに、単独で飼育すると言うことは1匹1匹に膨大なマット量や最低限1つのボトルなどが必要ですので費用が増大になります。

また、多頭飼育はある程度マットを突っ込んでいますし、1匹1匹交換しなくて済むのですが、単独飼育は1匹1匹交換する手間が増えます。

多頭飼育

多頭飼育のメリット・デメリットは以下の通りです。↓

メリット デメリット
  • 羽化時期が同じになる
  • マットや飼育ケースの費用を省ける
  • 少ない飼育スペースで飼育可能
  • あまり大きな個体は排出できない
  • 羽化不全が増えてしまう
  • 詳しく管理することができない

メリット

  • 羽化時期が同じになる
  • マットや飼育ケースの費用を省ける
  • 少ない飼育スペースで飼育可能

多頭飼育のメリットはこの通りで、何かしらのテレパシーが生じることによって羽化時期がオスもメスも同じようになります。

これは自然界の力なのかもしれませんが、単独飼育をしていると中々起きないオス・メス同時羽化が多頭飼育では発生します。

また、多頭飼育では飼育スペースも非常に小さくて済みますし、下記で紹介しますが道具の量やマットの費用なども省けるでしょう。

デメリット

  • あまり大きな個体は排出できない
  • 羽化不全が増えてしまう
  • 詳しく管理することができない

多頭飼育のデメリットは、オオクワガタの1番の魅力である大きな個体を排出することができない所です。

また、クワガタはカブトムシと違って横に蛹室を作るため、1ケースで多くの個体を飼育してしまうと羽化不全が明らかに増えます。

単独飼育であればこのような羽化不全であったり問題点を直ぐに気づくことができるのですが、多頭飼育であれば1匹1匹詳しく管理することができません。

ですので、何か問題があっても対応が遅れてしまう場合があるでしょう。

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初心者の方は明確に多頭飼育をおすすめ

上記のようにメリット・デメリットを見ると明らかに単独飼育をおすすめします。

しかし、もし初心者の方であれば初めは3~5匹程度の多頭飼育をおすすめし、単独飼育は後回しにするべきです。

もちろん、初めからサイズを目指したいと思うのであれば菌糸ビンの単独飼育をするべきです。参考記事:オオクワガタにおすすめの菌糸ビン3選

ですが、単独飼育の菌糸ビンは非常に管理が難しいので、ある程度飼育の慣れがないと最初から死なせてしまったり羽化不全を起こす可能性があるでしょう。

ですので、そのような失敗をしたくないのであれば問答無用で多頭飼育がおすすめです。




道具の準備について

オオクワガタの単独飼育と多頭飼育では準備する道具が違います。

ですので、ここでは単独飼育の際に必要な道具と多頭飼育の際に必要な道具について簡単に紹介していきます。

単独飼育の際に必要道具

オオクワガタの単独飼育に必要な道具は以下の通りです。↓

  1. 菌糸ビン※おすすめの商品を紹介しています。
  2. 育苗ケース(ダイソー)

ぶっちゃけこの2つで十分です。

もちろん、他にも必要な細かい道具はありますが、そちらは下記記事をご参考ください。

筆者がカブトムシ・クワガタを飼育する上で利用している道具10選|パクリもOKカブトムシやクワガタを飼育するためには意外にも多くの道具を必要とし、少しづつではあるのですがお金や面積が失くなります。 とは、言っ...

多頭飼育の際に必要な道具

オオクワガタの多頭飼育に必要な道具は以下の通りです。↓

  1. 収納ボックス
  2. 幼虫マット※おすすめの商品を紹介しています。

多頭飼育も基本的にはこの2つでOKです。

収納ボックスはこちらの商品を使うべきでして、筆者も30個以上所有しているほど愛用しているボックスになります。

こちらは産卵セットなどにも利用できますので、多頭飼育だけでなく他にも転用できますので、持っておくと便利です。

色々なメーカーのものを利用しましたが、安定感や頑丈さなどを含め1番おすすめです。

まとめ:オオクワガタは単独飼育一択

本記事では「オオクワガタは単独飼育?多頭飼育?どちらがベストなのか|臨機応変に対応」についてお話してきました。

オオクワガタは基本的に大きいサイズを排出したいので、単独飼育がおすすめです。

とは、言っても環境によって単独飼育できない方もいますし、菌糸ビンなどの費用を出せない場合もあるでしょう。

ですので、その場合は無理して単独飼育ではなく多頭飼育をして安定して羽化させるのも1つの手だと思います。

もし、単独飼育をするか多頭飼育をするのか悩んだのであれば臨機応変に対応して、飼育を行なっていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。

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