季節によっては田舎であれば常に見かけると言っても良い“バッタ”や”イナゴ”は一見そっくりで見分けることが難しい種類です。
とは、言っても名前が違うように種類は違いますので、見分けることできます。
ですので、この記事ではバッタとイナゴの違いについて分かりやすく解説していきます。
バッタとイナゴはほぼ仲間で一緒
バッタとイナゴは明確に名前が違うのですが、実はほぼ仲間で一緒と言っても過言ではありません。
と、いうのも見た目が似ているのは当然のこと、さらに分類を詳しくいうと↓
バッタ | 直翅目バッタ科に属する昆虫の総称 |
イナゴ | 直翅目バッタ科イナゴ属 |
と、なります。
大きく分けると同じバッタ科でその後がバッタかイナゴかの違いでしかありません。
人間で例えると、沢山いる兄弟(10人)=バッタでその中の1人が子どもを産んだ=イナゴと考えると分かりやすいでしょう。
同じ血の繋がりではあるものの、全く違う血が入った関係と考えれば分かりやすいです。
とは言っても適切な捉え方ではないので、そのような考え方をすると分かりやすいという例えにすぐないと思ってください。
バッタとイナゴの違い
バッタとイナゴはほぼ兄弟のような感じで同じ種類と言っても良いのですが、よく見ると違うポイントがあります。
ですので、下記では写真などを用いてバッタとイナゴの違いを紹介していきます。
違い1,食用か食用ではないか
バッタとイナゴの違い1つ目は「食用か食用ではないか」です。
バッタとイナゴの見た目的にはほぼ一緒で、他で判断する場合は食用か食用ではないかになります。
とは言っても、これに関しては料理されているものを食べなければ判断はできません。
イナゴは美味しく食べることができ、イナゴ料理があるほどですが、バッタに関しては食用には向いていません。
味を簡単にいうと↓
バッタ | 苦味が強いが種類によってはイナゴに似ている。 |
イナゴ | 甘味が多く美味しく食べることができる。 |
こんな感じです。
イナゴはどれだけ料理があって食べれると言っても虫嫌いな人であれば”ゲテモノ”でしかないでしょう。
まぁ、イナゴを食べたことがない人は騙されたと思って1度食べていただきたいです。↓
違い2,相変異
バッタとイナゴの違い2つ目は「相変異」です。
バッタとイナゴの大きな違いは主に相変異と呼ばれるものでして、環境に応じて自分の体を変化させることができる能力になります。
これは主に、バッタは相変異が可能でイナゴは不可能というのが研究で判明しています。
しかし、これに関しては一般の方では判断することができないので、常に研究している方orかなりマニアな方でなければ相変異した個体は見分けれません。
違い3,扱われ方
バッタとイナゴの違い3つ目は「扱われ方」です。
バッタとイナゴは見た目も一緒で、仲間なのにも関わらず扱われ方は全然違います。
と、いうのもバッタに関しては子どものヒーローでカブトムシよりも手軽に捕まえることができる昆虫です。
しかし、イナゴに関しては捕獲する標的ではなく、むしろ害虫扱いをされています。
もちろん、バッタも上記で紹介した相変異を起こした場合は稲作などを食い尽くす恐れがあるため、その場合は害虫そのものです。
まとめ
本記事では「バッタとイナゴの違い|ほぼ一緒と言っても良い」についてお話してきました。
バッタとイナゴは見た目もほぼ同様で、パっと見で判断することは意外と難しいものです。
しかし、種類を細かく見るとバッタとイナゴではハッキリ分かれていますが、大きく見ると普通に一緒と言えます。
ですので、簡単にいうと一緒の仲間ではあるものの、習性が違っていてバッタにはあるけどイナゴにはない“相変異”というものがあります。
=見た目で判断するのは非常に難しく、昆虫の中でも専門家であれば判断はできますが、一般の方では見分けることは難しいでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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