カブトムシの飼育をする際に利用する”登り木”や”餌皿の木”などはかなり便利でブリーダーを含め自社も成虫を飼育する際には利用しております。
しかし、なんと言っても自然の木材を切っているものですので、使用方法によってはカビがめちゃくちゃ生えてしまいがちです。
初めて飼育する方にとって、これはカブトムシにとってマイナスなことがあるのか?や生死に関しては大丈夫なの?と心配があるでしょう。
ですので、この記事では登り木や餌皿に生えるカビなどは大丈夫なの?ということについて簡単に紹介していきます。
カブトムシの登り木や餌皿にカビは生える?
冒頭でも紹介したように、カブトムシの登り木や餌皿は自然の木を利用しているものですので、普通にカビが生えることがあります。
もちろん、利用方法や季節によっては生えない場合もありますが、大抵ほとんどの方がカビを見かけることがあるでしょう。
しかし、これはカブトムシにとってほとんど”無害”でして、放っておいてもすぐに死んだり弱ったりすることはありません。
ですが、飼育している人にとっては悪ですし、見栄えが良くない可能性もあります。
ですので、カビが生えたからと言って何か急に起こるということはありませんが、できれば生やさないようにした方が精神的にも見た目的にも良いでしょう。
登り木などにカビを生やさない対策方法
カブトムシに利用する登り木や餌皿にカビが生えても、極論大丈夫ですが、生やさない方法はあるので、できるだけ対策するのをおすすめします。
その上で、実際にカブトムシのブリードをおこなっている筆者が、実際におこなって効果があった対策方法4選をご紹介します。
<対策方法>
対策方法1,加工木を利用
カブトムシに利用する登り木や餌皿などはサイズなどは加工されていますが、基本的には木材そのままを利用しています。
その加工ではなくどちらかというと、木の周りにコーティングを施していたり、家に利用するような木材などの加工です。
これらの木材を利用すると、カビにくいですし、腐敗するようなこともないので、長く安全に利用することができます。
筆者が利用しているのは、下記の2つです。
<筆者が利用する登り木&餌皿>
バークチップ
16,18gの餌皿
対策方法2,土マットを利用しない
カブトムシを飼育する際に、イメージとしてあるのは土を飼育ケースに敷き詰めてカブトムシをまとめて入れる感じでしょう。
この中に登り木や木の餌皿を入れてしまうと、ダニの温床はもちろん湿気などの影響からカビなどが発生しやすくなります。
ですので、極力カビを生やしたくないのであれば、ひのきマットと呼ばれる木のチップを細かく切っているものを飼育ケースに敷き詰めて利用するのがおすすめです。
筆者もこの管理方法に変えてからはダニや線虫というような、飼育をする際に厄介な害虫を増やさずに飼育できた+登り木などもカビにくくなりました。
<筆者が利用するひのきマット>
対策方法3,湿度が高い状態で使わない
カブトムシを飼育している方は基本的にエアコンの常備付けっ放しではなく、玄関などの常温管理をおこなっているでしょう。
これでもきちんと餌交換などをおこなっておけば、基本的には飼育することはできます。
しかし、カビに関しては冬の間乾燥してカビとは無縁かもしれませんが、夏になると湿気に多さで普通にカビを発生させます。
ですので、湿度が高い常態で使わないということは普通に飼育している上では防ぎ用はありませんが、意識しておくとカビの発生を事前に防げるかもしれません。
対策方法4,定期的に掃除
カブトムシの飼育では基本的にめんどくさい…となってしまうと、すぐに飼育ケースの中は悪化を辿ることでしょう。
と、いうのもブリードをおこなっている筆者でも、気を抜いて飼育していると普通にカビや腐敗臭などを発生させてしまいます。
なので、カビを生やさないと思うのであれば1週間に1回の掃除は徹底して行うのが、1番の近道だと思います。
日本のカブトムシであれば2,3ヶ月に寿命ですので、生涯8~15回の掃除と思えば意外と少ないので、そこは徹底しましょう。
まとめ:木にカビが生えるのは自然界では当然
本記事では「カブトムシの登り木や餌皿にカビが生えるのは大丈夫?|対策方法も紹介」についてお話してきました。
木にカビはが生えるのは自然の現象で、その自然で生活をしているカブトムシにとってはごくごく普通の常態です。
ですので、登り木や餌皿にカビが生えたからと言って別に何かが起こるわけではありません。
ただ、飼育をしている方にとってはメリットは1つもないですので、カビを発生させない方が良いに決まっています。
この記事で紹介した対策方法を試していただければ100%とは言いませんが、効果はあると思いますので、試していただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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