カブトムシを今後飼育していく予定があるけど、家の中では飼えないし、できることなら外で飼いたい…と思う方もいるでしょう。
しかし、結論から言うと外、いわゆる屋外で飼育を予定するのは今すぐ辞めてください。
国産カブトムシであれば温度が適しているので、飼育可能と思われがちですが、自然界での気温と飼育ケース内の温度は別格です。
下記では、NGな理由も紹介していきますし、室内で飼えない方のために対策方法なども詳しく紹介していきます。
カブトムシを外で飼うのはNG
冒頭でも紹介しましたが、カブトムシを外で飼育しようと思うのは人間がクーラーのかかっていない車の中・服を着ていない状況で真冬の外に出る感覚。
このように思っていただければ簡単に想像することができると思いますが、一言で言うと”地獄”と言うことです。
特に、影においていたりすればまだマシとはなるのですが、日光に直接当たったり風に晒される場所では直ぐに弱ります。
ですので、カブトムシを外で飼育するのはNGでできれば室内orエアコンの付く場所での飼育をおすすめします。
カブトムシを外で飼育してはいけない理由
上記でもカブトムシを外で飼育するのはNGと言いましたが、詳しい理由は紹介していません。
下記では、筆者が体験したり、思った外で飼育してはいけない理由を3つ紹介します。
<外で飼育してはいけない理由>
理由1,5℃以下35℃以上は危険
カブトムシを外で飼育してはいけない理由1つ目は「5℃以下35℃以上は危険」です。
カブトムシの成虫は基本的に夏にしか出てこないので、意識する気温は35℃未満と覚えておけば対策できます。
幼虫に関しては越冬と言って幼虫の状態で冬を越えるので、5℃以下にならないように意識するべきです。
これを外れてしまうと一気に弱ったり、下手すれば死んでしまう可能性が高まります。
特に、上記の温度に関しては例えばの話ですので、飼育ケースが狭い、水分が多いとなるとまた異なる条件があるでしょう。
理由2,害虫の増殖
カブトムシを外で飼育してはいけない理由2つ目は「害虫の増殖」です。
カブトムシを飼育する上では、必ず成虫でも幼虫でも栄養のあるマットであったりゼリーと言うものを利用します。
よって自然界でもそのようなものを求めている害虫?と言うのは多く、外で飼育を行うとかなりの害虫が寄ってきます。
例えば、ダニ・アリ・コバエなどが寄ってきて、飼育ケース内で増殖する可能性もありますし、下手すれば成虫or幼虫が殺される可能性すらあります。
理由3,天敵の餌になる
カブトムシを外で飼育してはいけない理由3つ目は「天敵の餌になる」です。
カブトムシなどは自然界でも食物連鎖の下の方に存在しており、天敵はかなり多いと言われています。
室内飼育であれば外から点滴が入ってくる可能性はほぼ無いのですが、外で飼育を行うと鳥をはじめ、猫などの野生動物もいます。
こうなると賢い個体は蓋を開けて成虫だけ食べる場合もありますし、飼育ケースを壊してでも襲う天敵がいるでしょう。
室内で飼えない方は道具で対策
カブトムシを外で飼育するデメリットだけではなくメリットもあるのですが、外で飼育は基本的にはできません。
ですが、どうしても外で飼育を行いたいと言う方におすすめするのは、道具で対策する方法です。
1番おすすめなのが”発泡スチロール”でして、比較的大きめのものを使えばカブトムシを外で飼育することができます。
この際に注意するべきなのが、発泡スチロールに空気穴を開けたり蓋の上に大きめの石を乗せて蓋が簡単に開かないようにしてください。
これであれば天敵に襲われたり、気温の下手な上昇などがないので、外で飼育も可能です。
まとめ:カブトムシは室内飼育一択
本記事では「カブトムシを外(屋外)で飼育するのはNG|成虫も幼虫も不可能」についてお話してきました。
カブトムシを飼育するには餌やマット(土)も大切かもしれませんが、1番は飼育環境と言っても良いでしょう。
基本的に国産カブトムシであれば温度を気にしなくても良いのですが、それは室内だからの話でして、外で飼育する際は常に注意する必要があります。
ですので、外でも飼育を行おうとすればできないことはないかもしれませんが、カブトムシを飼育するのであれば”室内一択”です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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