カブトムシのオス・メスを飼育した際は、やはり繁殖を考えると思います。
その際に”卵”を取り出した時に、しっかり交尾が完了していれば本来の卵の色である真っ白なものが多くあるでしょう。
しかし、その中に「茶色の卵」がポツポツと混ざっている場合があるのですが、初めて見る場合は「ちゃんと孵化するの?」と思います。
これは筆者が初めて飼育した時も発生した状況でその時はかなり焦ったので、この記事では過去の自分に教える感じで紹介します。
カブトムシの卵が茶色なのは大丈夫?
カブトムシの卵のデフォルトカラーは”真っ白”でして、茶色の卵は異常と言えます。
ですので、茶色の卵=絶対孵化しないと思われるでしょうし、その可能性があるでしょう。
しかし、”茶色の卵=孵化しない”のではなく、”茶色の卵=孵化の可能性が低い”の方が確かと言えます。
と、言うのも茶色の卵はかなり孵化率が低いものの孵化の確率が0%と言うわけでもないので、可能性を信じて飼育してください。
卵の色が茶色になる理由3選
卵の色が茶色になることはたった1つの理由だけではなく色々な理由が存在します。
その中でも、筆者が感じて分かった理由の3つを紹介していきます。
<茶色になる理由>
理由1,腐っている
カブトムシの卵の色が茶色になる理由1つ目は「腐っている」です。
カブトムシの卵は無精卵であったり潰したりと色々な理由で卵が”腐る”のですが、腐ってくると段々と茶色の卵へ変化します。
茶色の卵に変化すると腐っている場合は孵化する可能性は0%と言っても良いでしょう。
理由2,産卵管の残り
カブトムシの卵の色が茶色になる理由2つ目は「産卵管の残り」です。
カブトムシのメスが産卵する場合は産卵管を通って卵が生まれるのですが、その際に事前に破れた卵があったりすると茶色の膜ができた状態で出てきます。
この場合の卵は卵自体が腐っている場合ではないので、下手に扱わない限りは高確率で孵化すると言っても良いでしょう。
腐っている場合と判断する方法としては、卵の中が茶色になっているのと表面だけが茶色になっているので違います。
理由3,土まみれ
カブトムシの卵の色が茶色になる理由3つ目は「土まみれ」です。
カブトムシの卵はメスが器用に土の中に空間を作り、その中に綺麗に卵を産み落とすのですが、中には失敗する場合があります。
その際には土が卵に付いてしまうため、茶色の感じになってしまいがちです。
しかし、この卵はどうしても孵化率が落ちてしまいますが、全くしないわけではないので希望を持って飼育しましょう。
まとめ:茶色=ダメ卵ではない
本記事では「カブトムシの卵が茶色なのは大丈夫!?|結論=何とも言えない」についてお話ししてきました。
カブトムシの採卵をしていると、きちんと交尾ができているのであれば大体”白の卵”です。
ですが、最低でも1,2つあるので心配になるとは思いますが、意外にも茶色な卵でも孵化することはあります。
確実に無精卵であったり腐ったりしていれば高確率で孵化しないでしょうが、上記の理由2と理由3であれば孵化します。
ですので、茶色の卵=ダメ卵と思って飼育しないのではなく、少ない可能性でも孵化することを祈って飼育してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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