クワガタの幼虫を飼育するのは基本的にマットというより菌糸ビンをイメージしますが、マットでも問題なく飼育できます。
もちろん、メリット・デメリットなどがあるもののマットを使うのもおすすめします。
これに関しては奥が深く色々理由などがありますので、下記ではマットを使う上でのメリット・デメリットも含めおすすめのマットも紹介します。
詳しく選ぶ方法などについても解説しますので、クワガタのマット飼育に興味がある方はぜひご参考ください。
クワガタ飼育にマットを使うメリット・デメリット
クワガタの幼虫飼育には筆者は菌糸ビンをおすすめしているのですが、マット飼育に関しても否定はせず肯定側です。
と、言うのも色々メリット・デメリットがありますので、下記では具体的に紹介します。
マット飼育のメリット
クワガタの幼虫飼育にマットを使うメリットは以下の通りです。↓
- 費用が掛からない
- 管理がしやすい
- 手軽に購入ができる
に、なります。
なんと言ってもマットは手軽に購入することができて、費用も安いですしある程度放置でも管理することができます。
菌糸ビンであれば、購入する時から壁がありますし、購入できても管理をしなければ確実に幼虫を弱らせたり、最悪の場合死亡させてしまう可能性があるでしょう。
マット飼育のデメリット
クワガタの幼虫飼育にマットを使うデメリットは以下の通りです。↓
- サイズは菌糸ビンより出ない
- 種類があまり多くない
- 他の人と差別化できない
に、なります。
なんと言ってもマットは栄養価が菌糸ビンと比べて少ないので、サイズはあまり大きくすることができません。
また、クワガタの幼虫用のマットは種類が少なく、市販ではあまりないため少ない種類から選ぶしかありません。
クワガタ飼育に使うマットの選び方
クワガタの幼虫に使うマットは、基本的に”クワガタ幼虫に使える”と言う文言を書いてあれば大丈夫です。
とは言っても、カブトムシ用しか書いていない商品でも使えるものもありますので、ここではクワガタに使うマットの選び方について紹介していきます。
選び方1,マットの素材
クワガタ飼育に使うマットの選び方1つ目は「マットの素材」です。
カブトムシのマットにも色々素材などがありますが、クワガタに関しては素材によって成長が大きく変わることがあります。
ですので、選ぶ際は慎重にするべきですし、種類によってはある一部の素材のマットでなければ成長しないものもいます。
とは、言っても上記でも言いましたが、マットのパッケージに”クワガタ幼虫用”と書かれていれば基本的にOKです。
選び方2,口コミや評価
クワガタ飼育に使うマットの選び方2つ目は「口コミや評価」です。
これらに関しては、クワガタのマットに限らず色々なものを購入するときにも参考にするべきでしょう。
最近では、このサイトのようなものもあればAmazonの商品ページでも直接見れますし、Twitterなどでも詳しく見ることができます。
選び方3,飼育しているクワガタの種類
クワガタ飼育に使うマットの選び方3つ目は「飼育しているクワガタの種類」です。
クワガタによってはカブトムシの種類と違って、マットではあまり育たない個体もいますし、菌糸ビンはNG、添加剤もNGという種類がいます。
ですので、一概にクワガタだから菌糸ビンが良いとかマットが良いというのはありません。
一番大事なのは、クワガタの種類によって使い分けたり、それこそ成長過程によってマットや菌糸ビンを交換して使うことです。
クワガタ飼育におすすめのマット3選
上記のように選ぶことで適切なマットを見つけることができますが、さらに簡単に見つかるように筆者がおすすめするマットを紹介します。
比較的手間をかけずにクワガタ飼育に使えるマットを知りたい方はご参考ください。
おすすめ1,SANKO 育成クヌギマット
クワガタの幼虫飼育におすすめのマット1つ目は「SANKO 育成クヌギマット」です。
こちらはパッケージに大きく描かれていますが、オオクワガタのような比較的大きく育てたいクワガタにおすすめのマットになります。
もちろん、クワガタであればある程度の種類に使えますが、パッケージにもある通り栄養剤が入っています。
ですので、中には栄養剤が不向きな種類もいますので、そのような種類以外のクワガタであればどんな個体にも使用可能です。
また、幼虫飼育をメインに使うことができるのですが、産卵にも使えるみたいです。※これに関しては検証していません。
おすすめ2,バイオ育成クワガタ虫マット
クワガタの幼虫飼育におすすめのマット2つ目は「バイオ育成クワガタ虫マット」です。
これは比較的どこでも販売されているマットなのですが、それだけ王道で人気な商品ですので安心・安全に育てたいのであれば一番おすすめと言えます。
ですが、筆者的にはあまり大きく育てることができなかったので、その点についてはあまりおすすめはできません。
もちろん、良いマットですので使い方次第ではサイズ等も目指せると思います。
おすすめ3,MDマット
クワガタの幼虫飼育におすすめのマット3つ目は「MDマット」です。
上記2つに関しては、大手メーカー様が発売されているマットですので、比較的見つけやすく簡単に手に入るマットになります。
しかし、こちらのMDマットはヤフオクのみで販売されている※2023年1月現在もので、購入するにはヤフオクを使うしかありません。
筆者はこちらのMDマットを愛用しており、ヘラクレスや一部のクワガタで使用します。
詳しくはこちらへ
まとめ:クワガタ飼育はマットでも良い
本記事では「クワガタ飼育におすすめのマットを解説|使い方次第で化ける」についてお話してきました。
クワガタ飼育は基本的に菌糸ビンを利用するのがスタンダードですし、筆者もそちらもおすすめしています。
しかし、菌糸ビンにも色々とデメリットもありますし、費用が高いのでただ飼育するぐらいであればマットの方が良いと思います。
その点は臨機応変に対応しながら飼育して、サイズを出したいのか安心安全に飼育したいのかなどで判断してください。
もし、マット飼育を選んだ際は、この記事で紹介したマットを選べば間違いありません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも、昆虫に関する情報や豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。